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PayPayポイントでSpaceXの株を買ってみた

 「空が見えれば、どこでもつながる」でおなじみの「au Starlink Direct」。今年4月からはNTTドコモが「docomo Starlink Direct」、ソフトバンクが「SoftBank Starlink Direct」の提供をそれぞれ開始し、日本の山間部や日本近海など、さまざまな場所でStarlinkを利用した衛星とスマートフォンの直接通信が利用できる環境が整った。

 衛星コンステレーションサービス「Starlink」を展開する米SpaceX(スペース・エクスプレーション・テクノロジーズ)は、6月12日、新規公開株式(IPO)を実施し、米NASDAQ市場に上場。

 新規公開株の公募価格は135ドル(約2万2000円)で、今回の公開により、同社は750億ドル(約12兆円)の資金を調達。今後の宇宙事業などに活かしていくという。

 2025年4月に「au Starlink Direct」のサービスを開始してからの反響を鑑みると、日本のユーザーにも恩恵のあるサービスだし、衛星通信サービスは今後も期待できそうな事業。

 とは言え、米株式市場での新規公開なので、日本にはあまり縁がないかと思いきや、今回のSpaceXの新規公開では楽天証券、SBI証券、みずほ証券が上場前のIPO抽選を受け付けていて、発表日にはSNSなどで「抽選に当たった!」などの投稿を見かけた。

 株を購入する場合、国内の株式市場では、通常、100株などの単位株で購入する。たとえば、KDDIの株価は2771円(6月11日終値)なので、27万7100円と取引手数料がかかる。

 これに対し、米株式市場は基本的に1株単位なので、IPO抽選に当選すれば、前述の通り、2万円ちょっと(+手数料)でSpaceXの株が買えるわけだ。もちろん、上場後にSpaceX株の売買がスタートすれば、同じように1株単位で売買することも可能。ちなみに、上場初日の終値は160.95ドルだったので、約2万6000円で購入できた計算になる。

 とは言え、投資の初心者から見れば、米株式市場はちょっと敷居が高い。なぜなら、証券会社に総合口座を持っていても外国株式を取引するには、別途、「外国株式取引口座」を追加で開設する必要があるし、為替レートの影響もある。

 今は円安なので、「1ドル=160円」くらいだけど、何年後かに「1ドル=140円」くらいまで円高が進むと、株価が変わらなくても評価額は大幅に目減りしてしまう。難しいですな。

 そんな中、[PayPay]アプリを起動すると、 「スペースX ナスダック6月12日上場予定」「100円から買えるのはPayPay証券だけ!」「PayPayポイントももらえる」 とのお知らせ。

[PayPay]アプリはソフトバンクの回線で利用中のiPhone 17 Pro Maxで利用中
[PayPay]アプリ内の[PayPay証券]のメニューで、スペースXの株式が購入できるおしらせが表示されていた

 PayPay証券は前身のOneTap BUY(2021年2月に商号変更)のときから、米国市場の著名な企業の株式を1000円単位で購入できる取引サービスを提供していて、そのサービスの形式がPayPay証券にも受け継がれている。現在は[PayPay]アプリ内の[PayPay証券]のメニューから売買ができ、売買単価は100円以上、1円単位に設定されている。

 この取引のしくみは、ユーザーが実際に米国株を購入するのではなく、PayPay証券が保有する株式の一部をユーザーに割り当てる形を採っている。

 たとえば、SpaceXの株を100円で購入した場合、上場初日の終値「160.95ドル(約2万6000円)」で計算すると、約0.0038株に相当する権利を得ることになる。もちろん、配当金なども権利分に応じて、支払われる。

 上場初日の6月12日に注文しようとしたら、[PayPay]アプリ内の[PayPay証券]のメニューでエラーが表示されるほどの混雑ぶり。

上場の6月12日(日本時間は夕方以降)はなかなか取引が開始されず、その後もメニューの表示がエラーなるなど、かなりの混雑ぶりだった

 他の証券会社のオンライントレードの画面も「米国株式の表示が遅れています」などの表示もあったので、かなりのアクセスが発生していたようだ。

 翌13日に試してみたところ、購入できるようになっていたので、PayPayマネーとPayPayポイントを合わせ、2000円分を購入。決済はPayPayポイントが優先され、取引手数料相当額が差し引かれた金額が運用額になる。

あらためて翌13日に表示してみると、購入できるようになっていた。すでに、公開時の公募価格に比べ、30ドル以上も上昇
PayPayポイントを使い、足りない分はPayPayマネーで補い、2000円分を購入してみた
無事に購入完了。いつか値上がりしたら、売りますかねぇ

 [PayPay証券]のメニューで購入した株式が値上がりして、今後、売却したときはどうなるのか。PayPay証券の口座の「預かり金」(現金)として入金され、次の投資に使うことができる。

 ただし、PayPayの残高には直接、移せないため、登録した銀行口座に出金することになる。その都度、出金しなければならないのは、ちょっと面倒だ。

 そこで便利なのがPayPay銀行だ。PayPay銀行は前身のジャパンネット銀行のときから知っていたけど、ネット銀行はauじぶん銀行を使っていたし、そんなに使用頻度も高くないので、口座を開設していなかった。

 ところが、PayPay証券とPayPay銀行が連携できることを知り、今年に入ってから、口座を開設した。

 PayPay証券を利用するうえで、PayPay銀行の何が便利かというと、PayPay証券と連携しておくことにより、PayPay証券で取引した残高が翌営業日にPayPay銀行の残高に自動的に入金されるからだ。

 株や投資信託などを売却した残高だけでなく、配当なども同じように反映される。ちなみに、PayPay銀行の残高は、PayPay証券で株などを購入するときにも使えるし、PayPayの残高をチャージするときにも利用可能。PayPay(PayPayポイント)、PayPay証券、PayPay銀行がシームレスに使えるわけだ。

 今回はSpaceXのIPOを機に、株を買ってみたけど、貯まったPayPayポイントの使い道のひとつとして、PayPay証券での投資は手軽だし、PayPay銀行も連携すれば、便利に使えそうだ。

 7月から新料金プラン「ペイトク2」もスタートするし、もうちょっと『PayPay経済圏』を上手に活用してみたい。あ、言うまでもありませんが、『投資は自己責任』でお願いします。