みんなのケータイ

スマホひとつで借りられるシェアサイクルの便利さに、今更ながら感謝!

 昨年、友人とレンタルした電動アシスト自転車で、憧れだったしまなみ海道を走りました。普段、運動らしいことは何ひとつやっていない筆者ですが、自転車(電チャリですが)って楽しいな、これだったら続けられるかもと気づきました。

 ただ残念なことに、筆者の住む集合住宅には自転車置き場がありません。部屋に運び入れることもできないため、自前で所有するのはかなり難しい状況です。そこで最近、あらためて注目するようになったのが、ドコモ・バイクシェアやHELLO CYCLINGのようなシェアサイクル。いずれもスマホ&アプリがあれば、簡単な手続きで電動アシスト自転車を借りたり、返したりできるサービスです。

 これまでも電車やバスだと移動しにくい場所などで、移動手段としてちょっと利用したり、旅先で観光の足として活用したりしたことはあったのですが、趣味と運動を兼ねて、休日にシェアサイクルでポタリング(自転車散歩)したら、楽しいのではないかと思い立ちました。

 調べてみるとここ数年の間に、筆者の自宅周辺にも、自転車を借りたり、返したりできるポートやステーションが、結構増えていることもわかりました。以前は全然なかったんですけどね。近所にポートが一番多いのは電動キックボードで有名なLUUPのようですが、LUUPの自転車はサブスクプランに入らないと1分単位の課金となるため、ちょい乗りにはいいけれど、ポタリングには向いてなさそうです。

 最近、ようやく少し涼しくなってきたので、先日、まずは試しにと、都内のサイクリングコースがある公園に出かけてきました。何事もまず、形から入ってしまう筆者のこと。この日も、昨年のしまなみ海道に向けて準備した、自転車用のスマホホルダー(ナビを表示)と、お尻が痛くならないためのサドルカバー。最近、クラウドファンディングで入手した「TriEye」というバックミラー付きのサングラスなど、道具をいろいろと持参しました。

しまなみ海道で先頭を走っていて、切実に欲しいと思ったのがバックミラー。大きく振り返らずに後ろを確認できる、バックミラー付きのサングラスは、使ってみるとなかなか便利です

 その際に悩んだのが、2023年4月以降努力義務となっている、自転車用のヘルメットをどうするかです。以前、長野県の松本市でHELLO CYCLINGを利用した際には、かごにヘルメットが備え付けられていました。ただしこういった取り組みは稀なようで、基本的には自分で持参する必要があります。

 もし、今後も本当にシェアサイクルでのポタリングを趣味にするなら、「CLOSCA LOOP」や「CobaltWave」、SGマークを取得しているZEROFITの「VESK」など、持ち運びがしやすい折りたたみができるヘルメットを購入したいところ。ですが、これらはいずれもそれなりのお値段がします。今回はまずはお試しということもあったので、自宅にあった「クッションキャップ」を持っていきました。きちんとしたヘルメットではないですが、何もないよりはマシです。

開くと平らになって、カバンなどに入れて持ち歩きやすいクッションキャップ。出先では座布団としても使えます。あくまでも簡易なもので、ヘルメットではありません

 自転車は公園の最寄り駅にある、ドコモ・バイクシェアのポートで借りました。利用が久々だったので手続きの仕方をすっかり忘れていましたが、アプリの指示に従うことでスムーズに借りることができました。アプリを見て気づいたのですが、ドコモ・バイクシェアって今年で10周年なんですね。サービスがスタートした当時には取材もしているのですが、もうそんなに経っていたとは驚きました。

 通勤や通学で毎日のように利用している人からすれば、何を今更でしょうが、あらためてシェアサイクルの便利さ、ポートやステーションが広がっている現状と努力に、感謝したくなりました。まだ実際に稼働しているところは少ないようですが、ドコモ・バイクシェアとHELLO CYCLINGのポートの相互利用も始まっているとのこと。これからますます便利になりそうで、とても楽しみです。

 この日は結局、午前から夕方近くまでサイクリングコースを走って、最後には足がパンパンになってしまいました。運動と名の付くものはどれも苦手な筆者ですが、やっぱり自転車(電チャリですが)は楽しいと再確認。いよいよヘルメットも購入して、本格的にシェアサイクルでのポタリングを始めようと思います。その一歩として、PayPayアプリから手続きできるPayPayほけんの「あんしん自転車」にも加入しました。いつまで続くかわかりませんが、スマホから始まるサイクルライフ(!?)を、楽しんでいきたいと思っています。

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