みんなのケータイ
「Apple Intelligence」のAIでメモアプリが最強アプリになる……かも!?
2024年11月27日 00:00
今話題の「AI」に対応したiOS 18が配信された。ちなみに、一般的な「AI」といえば「人工知能(Artificial Intelligence)」の略だが、Appleは自分の社名が「A」で始まるのをいいことに「Apple Intelligence」のAIにしたなぁと勝手に考えている。
Apple Intelligenceは、今のところ英語でしか使えないし、β版だし、日本語で使えるようになるのは2025年中とのことだが、日本でもすぐに使える機能がiOS 18に実装されている。その1つが「ライブ留守番電話」機能だ。
先日、機種変更したiPhoneにはじめて電話がかかってきた。ただあいにくその時は別のWeb会議に参加中で受話できなかったのだが、(Web会議中の)PCからiPhoneに視線を移すと、何やら文字が表示されている。後で確認したら、それが新機能のライブ留守番電話だったというわけだ。
リアルタイムに文字起こししてくれるおかげで、別件にとりかかっていたとしてもどちらを優先すべきかの判断をつけやすい。iOSのアップデートで、久々に「これは良いものだ」と感じた。
それはさておき、Apple Intelligenceを活用した機能には、文字起こしが含まれる。iPhone標準アプリ「ボイスメモ」に録音したものを文字起こしできるようになるというわけだ。iPhoneをICレコーダー代わりにしている人にとって、これは朗報ではなかろうか。
そして、ボイスメモで文字起こしできるということは、Apple標準アプリ「メモ」が最強メモアプリになり得るという意味でもある。
メモアプリのクリップアイコンをタップすると、ファイルや写真の添付、写真/ビデオ撮影だけでなく、「オーディオを録音」することも可能だ。アプリ内で録音をすると、自動的に文字起こし(Transcript)が行われる。録音ファイルをタップすると、文字起こしの全体の閲覧や、編集、文字起こししたテキストのメモへの追加やコピーなどを行える。
テキスト化しておけば、再利用しやすくなるし、聞き逃した箇所の確認もしやすくなる。メモ本文に貼り付けておけば、後で検索する際にも重宝するだろう。
写真の挿入や手書きメモ、録音に加えてメモ内で録音したものでも文字起こしできて、しかもそれをメモ内に貼り付けられるようになったら、まさに最強のメモアプリになるのではなかろうか。日本語対応が待ち遠しい。
なお、Galaxy AIならGalaxy Sシリーズ(22以降)、Galaxy Zシリーズ(Fold4、Flip4以降)、Galaxyタブレットの一部ですでに同様のことが日本語でも可能である。後発だからこそ、Appleには良いものに仕上げてもらいたいなぁと願うばかりだ。