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Galaxy Z Fold6、はじめました
【Galaxy Z Fold6】
2024年8月7日 00:00
本誌連載でも触れたように、紆余曲折を経て、「Galaxy Z Fold6」を無事に購入することができた。
まず引っかかったのが、1年以内に2機種の割賦が組めないということ。これは、「いつでもカエドキプログラム+」を行使して機種変更しようとすると、ハマってしまうポイント。
1年よりちょっとでも早いと割賦での機種変更が付加になってしまうため、この仕組みを提供している以上、仕組みは改善してほしいと感じた。
ただし、こちらはいつでもカエドキプログラム+で返却の申し込みをしたあと、ドコモショップで残債を免除することで解決できる問題でもある。
手続きは煩雑になるが、解決策はあるというわけだ。一方で、ドコモオンラインショップで購入しようとした際に、2つ目の問題が起こった。
Galaxy Z Fold6に限らず、発売前に予約をすると、発売日の数日前に購入の手続きが必要になる。割賦や「いつでもカエドキプログラム」を申し込むのも、このタイミング。
ここで審査が入り、最終的に購入できるかどうかが決定する。ところが、入荷のメールに記載されていたリンクをクリックしても、エラーが出てしまって申し込み自体ができなかった。
メールのリンクがいけないのかと思い、ドコモオンラインショップに直接飛び、「購入履歴」から手続きを進めようとしたが、そちらでも同様のエラーが出現。
雰囲気的に購入手続きが殺到してサーバーがパンクしているようにも見えなかったので、オンライン手続きサポートに連絡。
Cookieの削除などのアドバイスを受けたが、結果はまったく変わらなかった。
そこから電話を引き継ぎ、オンラインショップ担当と直接電話していたところ、先方から「適当なアクセサリーをカートに入れてみてほしい」とアドバイスがあった。
頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになったものの、ほかにやることもないのでとりあえず適当な端末のケースをカートに投入。購入手続きに進んだ。
すると、カートになぜか未購入のままになっていたGalaxy Z Fold6が出現し、選択できるようになっていた。
適当に入れたアクセサリーを削除しつつ、そのまま手続きに進み、無事に購入できた次第だ。何が原因なのかがよく分からないのが少々スッキリしないところだが、購入できたので一安心。
ただ、解決までに1時間以上かかってしまったのはいただけない。何らかの不具合だと思われるが、ドコモにはぜひ解決してほしいと感じた。
割賦の精算からオンラインショップのエラーまでトラブル続きだったGalaxy Z Fold6の購入だが、手元に届くとやはりテンションが上がる。
先代の「Galaxy Z Fold5」と比べると軽くなっており、ポケットにも入れやすくなった。
また、カバーディスプレイの横幅がやや増して、従来以上に閉じたとき、“普通のスマホ”として使えるようになっている。
また、言及されている記事などはあまり見かけないが、FeliCa/NFCチップの位置がこれまでのGalaxy Z Foldシリーズから変更になっている。
従来モデルは、端末中央のヒンジ寄りにアンテナがあったが、Galaxy Z Fold6はこれがカメラの横に移っている。
先端に近い場所に搭載されることで、端末を握ったまま、リーダ/ライターにかざしやすくなった。
ほかにも、eSIMとeSIMの組み合わせが可能なデュアルeSIMに対応していたり(ドコモのサイトのスペック表だと、デュアルSIMがSIMカード+eSIMのみになっており、誤記載だと思われる)、IP4Xながらも防じんに対応していたりと、細かく進化している点は多い。
デザインも大きく変わったため、買い替える価値はあったと言えそうだ。
とは言え、これはGalaxy Z Fold5の残債がいつでもカエドキプログラム+で免除されるから。それがなければ、27万円超の端末を毎年買い替えるハードルはやはり高い。
この点、Galaxy Z Fold6は通常の「いつでもカエドキプログラム」になってしまったのが少々残念。
省令改正で、残価の設定を慎重にする必要があったためとみられるが、昨年より買いづらくなってしまったことは否めない。今後の復活にも、期待したい。