みんなのケータイ
ついに発表された「Galaxy Z Fold6」、まさかの早期発売に歓喜した一方……
2024年7月11日 09:01
7月10日に仏パリで開催されたGalaxy Unpackedで、フォルダブルスマホの最新モデル「Galaxy Z Fold6」「Galaxy Z Flip6」が発表された。翌11日には、ドコモとKDDIがこれを取り扱うことを表明。ドコモは7月下旬以降、KDDIは7月31日に2モデルを発売する。「Galaxy Z Fold3 5G」以降、毎年フォルダブルスマホを機種変更してきた筆者だが、今回も発売日ゲットを目指して予約することにした。
Sペンに対応したGalaxy Z Fold3以降、新モデルごとに本体への内蔵を待ち望んできたが、残念ながら今回もその対応は見送りに。代わりというわけではないが、ディスプレイの比率や外観の形状が大きく変わり、印象としてはより“Ultra”のつくGalaxy Sシリーズに近づいているように見える。閉じた時の厚さが12.1mm、重さが239gと、薄型化・軽量化もさらに進んだ。
Galaxy S24シリーズから搭載が始まった「Galaxy AI」にも対応しており、フォルダブルならではの使い方を提案しているところも面白い。
例えばSペンでサッと絵を下書きしてAIに清書させたり、半開きで相手に画面を見せながら翻訳機能を使ったりと、開閉可能でペンが使えるというハードウェアの特徴をうまくAIと調和させているように見受けられた。
Notesアプリではメモと同時に録音と文字起こしができるようになり、仕事のツールとしての価値も高まっている。
Sペンを本体に収納するという願いはなかなかかなわないものの、そのぶん薄く、軽くなっているのはうれしいポイント。先日、日本語モデルにアップデートがかかり、文字起こしなども精度がやや上がったため、今後の進化にも期待ができる(とは言え、まだまだPixelに比べると誤認識がかなり多いが……)。
先代モデルの「Galaxy Z Fold5」は、1年で機種変更が可能になる「いつでもカエドキプログラム+」で購入していたが、これも買い替えのモチベーションになる。どうせ残債が免除されるなら、型落ちになった端末をそのまま使い続ける必要もない。Sペンは本体に収納できないが(しつこい)、ピカピカの新モデルは使ってみたい。
ただ、少々厄介なのが、実際には1年経っていないということ。それもそのはず、Galaxy Z Fold6/Flip 6は、例年に比べて発売がかなり早い。グローバルでも、第二陣と並ぶ早さで、これは異例のことと言える。国内発売までの間に入った海外出張で最新モデルを見て指をくわえる、ということがほぼなくなるのはうれしいポイント。一方で、Galaxy Z Fold5の購入から1年経っておらず、割賦で買っても残債がかぶってしまうことになる。
7月で11回目の支払いを迎えるため、あと1カ月ぶんと早期利用料さえ払えば残債は免除されるものの、発売が早かったのはうれしい誤算だ。一方で、実はまだ「Galaxy Z Fold4」の割賦も終わっていなかったりする。当時は1年で機種変更できる「いつでもカエドキプログラム+」がなく、通常の「いつでもカエドキプログラム」が適用されていたからだ。
ただし、ドコモで同時に割賦が組めるのは1回線につき2台まで。そのため、このままだとGalaxy Z Fold6を購入する際にエラーが出てしまう。Galaxy Z Fold4は、すでに端末を下取りに出しており、残価は免除済み。残債は7月時点で22回、8月で完済になる。1カ月間、3台かぶるぐらいは見逃してほしいところだが(笑)、さすがにローンでそれは難しいだろう。
これを回避するには、一括清算しかない。Galaxy Z Fold4の1カ月分に当たる4787円を、先にドコモショップで支払ってしまえばいいというわけだ。ショップに行く手間は少々かかるものの、一時的な負担はこれだけ。8月になったらいつでもカエドキプログラム+で端末の回収を申し込めば、晴れてGalaxy Z Fold6だけの支払いになる。毎月、Galaxyだけに1万円以上払っていたので、身軽になった気分だ。定期的に機種変更する人にはお勧めできる仕組みのため、ぜひ今後も対象機種は増やしてほしい。