みんなのケータイ

最初から欲しかったかも、ドラレコ兼カーナビ「NP1」のできることがわかる「ガイド」機能

【Xperia 5 IV】

 ある日、食料品の買い出しに出かけようとクルマのエンジンをかけたら、ドライブレコーダー(兼カーナビ)の「NP1」が滔々と自分の機能を語り始めました。

筆者のNP1近影。「デカい」という声もあるようだが確かに大きい。が、筆者所有車はもともと前方視界が極めて悪いためあまり気にしていない

 なんだ急にと思ったのですが、NP1ができることがわかる機能がアップデートで追加されていた模様。NP1が音声で自らの機能の解説をしてくれます。説明書やパイオニアのWebサイトにもコマンド一覧はありますが、実はあまり見たことがなかったので、結構便利。

中央左に「ガイド」。気づかぬうちに新しい機能が追加されていた

 専用アプリのメニューにも「ガイド」として加わっており、一覧で機能を確認できるようにもなっています。NP1は画面がなく、基本的には音声コマンドで使うことになるのですが「いくら?」と聞いたら高速料金を教えてくれるとは、この画面を見るまで知りませんでした。「出口まで何時間?」と聞けば、降りるICまでの時間を教えてくれるそうな。深夜割引を駆使してケチケチ走る筆者には、助かる機能になりそうです。「渋滞ある?」というとVICSとスマートループの情報を教えてくれるとは……。ここを見るまで知りませんでした。

 「おはよう」というと挨拶を返してくれるらしい。余談ですが、このリストにないものの「ありがとう」と言えばそれにも返してくれます。アップデートで機能がどんどん増えていく性質上、すべての機能を把握することは難しそうなので、かんたんに機能を確認できるのはユーザーにとってありがたいことでしょう。

「いくら?」なんて知らなかった。「おなかすいた」なんて曖昧な発言に反応してくれるとは……。どのタイミングで喋るのかは若干謎

 音声コマンドだけではなく、アプリでのルート検索の方法やNP1の設定方法もここから確認できます。「喋らなくていいよ!」という場合はアプリから「サービスを有効にする」をオフにもできるようです。前述の通り、アップデートで機能が追加されていくことなどからすべての機能を把握していなかったので、手元のアプリから確認できたりNP1自身が教えてくれたりというのは便利ですね。「最初からほしかった」と思いました。

 NP1は本体の価格に加えて通信・利用料金を支払う必要があるのですが、年額は1万5840円。これを高い・安いととるかは意見が分かれそうですが、こまめに機能追加を重ねているこれまでの実績からすると全然アリなのではないでしょうか。

機能面の紹介もある。不要ならオフにしてしまえばいい。Android Autoで車両の画面から確認できればとも思うのですが、細かい文字を出すのはやはり厳しい?
Amazonで購入