みんなのケータイ
モノクロのホーム画面が心地よい Nothing Phone (2)
2023年8月21日 00:00
過去を振り返ると、筆者は毎年3〜4台スマホを買っていました。しかし、今年はもう8月なのに1台も買っていません。端末価格が値上がりする一方で、懐が寂しいという個人的な事情もあるのですが、すぐに欲しくなる端末がなかったのも事実。筆者は中国メーカーのハイエンドモデルが好きなのですが、今年はまだ1台も発売されていないんですよ。そろそろ日本に来てほしい、と密かに期待しているOnePlusも、一向に来る気配がないですからね。
そんな中で「これは買いたい!」と思ったのが「Nothing Phone (2)」。レビュー用に借りた端末を使ってみると、なかなか使い心地がよく、愛着が湧いてきた次第。レビューを書き終えて、そろそろお返ししようと思っていたところ、「よろしかったら、引き続き使ってみてください」と言われ、ありがたく使わせていただいています。
光る背面パネルが注目されるPhone (2)ですが、筆者がそれ以上に気に入っているのは、モノクロ基調のホーム画面。セットアップ時にビジュアルスタイルを「Nothing」と「デフォルトのAndroid」から選択できます。そこで「Nothing」を選択すると、アプリのアイコンやウィジェットがモノクロで、赤がアクセントに使われる、かっこいいホーム画面になるんですよ。
Nothing PhoneにはAndroidをベースにした独自の「Nothing OS」が搭載されていて、最新の「Nothing OS 2.0」によって、このクールな画面にできる趣向。使い始めた当初は、アイコンがモノクロになって、アプリを探しにくくなるように感じたのですが、よく使うアプリって、アイコンがある位置を感覚的に覚えられるんですよね。だから、絵柄だけで十分に判別でき、不便を感じることはほとんどありません。むしろ、アイコンがカラーのスマホを手に取ると、画面が賑やか過ぎると感じるほどです。
なお、全てのアイコンがモノクロになるわけではなく、自分で追加したアプリの多くはNothing OSに最適化されずに、カラーのままで表示されます。しかし、Nothingが無料で提供する「Nothing Icon Pack」をインストールすると、簡単に全てのアイコンをモノクロにできるんです。
外観と画面に一体感があるスマホって、使っていて気持ちいいですよ。それだけで体験が向上するように思います。ちなみに、「Twitter」アイコンが「X」アイコンに変わったときにショックを受けた人が少なくないようですが、Phone (2)の画面では、変わったことにすぐには気づかないほどでした。