みんなのケータイ

3年半ぶりの台北、電脳ビルで台湾の最新スマホに触れる

 2022年10月13日から台湾も入国者の3日間隔離が撤廃され、自由に入国できるようになりました。ただし7日間の自主防疫は必要で「1人1部屋。独立したトイレや浴室のあるホテルまたは友人・親族宅」への滞在が必要です。そのため日本から一緒に渡航する友人とツインの部屋に泊まったり、トイレシャワー共同の部屋には泊まれません。また自主防疫期間中に外出する際は「2日以内の抗原検査の陰性結果」が必要。なお台湾入国時に4回分の抗原検査キットが配布されるのでそれが利用できます。

台北桃園空港で飛行機を降りた後、入国審査に向かう途中で抗原検査キットを無料配布

 ということで2022年12月11日から台湾を訪問しました。以前台湾に行ったのは2019年6月のCOMPUTEX取材ですから、約3年6カ月ぶりとなります。街中を歩くとなつかしさばかりがこみ上げてきますが、最近の円安のため台湾ドルのレートが悪く、渡航時のレートは1台湾ドルが約4.5円。筆者の愛する台湾鉄路販売の「台鉄弁当」も80台湾ドルのものが約360円。以前なら300円くらいだったのに、と思いながらも、まあ食事はもともと安いのでそれほどの影響はありません。高価な買い物や高いホテルに泊まったときに円安の影響を感じてしまうでしょう。

台鉄弁当をいただく

 さて台北訪問時は取材の合間にスマートフォン屋へ行くのが筆者の楽しみです。さっそく電脳街の八徳路にある「三創生活(SYNTREND)」へ向かいました。途中にHTCのお店があったはずですが、PCショップになっていました。三創ビル内のHTCのお店もvivoに変わってしまったそうで残念無念。

八徳路のHTCの店はPCショップに

 三創へは八徳路から狭い道を通ってたどりついていたのですが、再開発されており道の入り口には巨大なビルが建っていました。中は1Fがパナソニックのショールーム、地下がドン・キホーテ。上の階はまだ開いていないようで、これから賑わっていくのでしょう。パナソニックのショールームはスマート家電だけではなく、デジタルサイネージなどB2B関連の展示もあるので興味を惹かれました。

三創の手前の再開発ビル
1Fはパナソニックのショールーム

 さて三創は1Fに各スマートフォンメーカーのお店が並びます。サムスン、OPPO、vivo、ファーウェイなど。ファーウェイの店舗はスマートフォンは一切なくPCとウェアラブルのみ。ちなみに筆者の居住する香港ではファーウェイストアで最新のスマートフォンも販売されているのですが、台湾ではグーグル非搭載の製品は厳しいのかもしれません。

ファーウェイストア。スマートフォン関連は旧モデルのケースのみ販売

 サムスンの店舗ではGalaxy Z Flip4に興味を持つ女性のお客さんが多く見られました。個人的にはスターウォーズデザインのGalaxy Z Flip4やGalaxy Budsのケース、Galaxy Watchが気になったところ。先日韓国を訪問したのですが、これらはサムスンのショップでも販売されておらず、店舗で実物を見たのは初めてです。

スターウォーズのケースやウォッチ

 2Fにエスカレーターを上がると、海外スマートフォン好きならば知っているであろう、realmeのネコ型マスコット「realmeow」が出迎えるrealmeストアがありました。たしか3年前にはrealmeのお店はありませんでした。時代の移り変わりを感じます。

realmeストアができていた

 また2FのASUSの大型店は昔と変わらず賑わっていました。Zenfone 9はもちろんのこと、日本では売っていないROG Phone 6D Ultimateなどを自由に試せます。三創に立ち寄れば台湾の最新スマートフォン事情を知ることができるなあとあらためて感じたのでした。

ASUSストアも懐かしい