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Galaxy Z Fold4をメインスマホに、"閉じても普通のスマホ"に使える
【Galaxy Z Fold4】
2022年11月24日 00:00
Samsungのフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold4」のドコモ版を発売日に購入して以来、メイン機種として使っています。
これまで、フォルダブルスマートフォンをメイン機種として使おうと挑戦しては失敗してきた筆者ですが、Galaxy Z Fold4は今のところメインスマートフォンの座に収まっています。Z Fold4をメイン機種として使えている理由は、ディスプレイを閉じてカバーディスプレイだけで使ってもストレスを感じずに"普通のスマホ"として使えるようになった点が大きいように思います。
一方で、ディスプレイを開いてパソコンのようにアプリを2分割あるいは3分割して、ニュースサイトを見ながらSNSを表示したり、RSSリーダーを見ながら関連情報をChromeで調べたりするなど、マルチタスクでの利用は大画面との相性が抜群です。
同機種で使うためのeSIMを契約して開通する際に、メールで通知される注文番号などをWebブラウザにコピー&ペーストして入力する作業や、事前予約・購入キャンペーンの特典受取に必要となる予約番号などの情報をメールからブラウザにコピーする作業は、大画面でのマルチタスクが圧倒的に便利です。
もしかしたら、Galaxy Z Foldシリーズは"ずっと開いたまま使って持ち運ぶ時だけ閉じる"的な運用の方が便利なのかもしれません。これについては、今後使い方を模索していきたいと思います。
Galaxy Noteシリーズからの乗り換えで若干困った点として、Noteシリーズ向けの「S Pen」や専用アクセサリの「S Pen Pro」と異なり、「Galaxy Z Fold4 Standing Cover with Pen」などに同梱されるZ Foldシリーズ向けの「S Pen Fold Edition」にはBluetoothが搭載されていないため、スマートフォンのカメラのリモートシャッターとしては利用できない点があります。
最近の観光地には、スマートフォンを置いて撮影するのに丁度良い設備が準備されていることがあります。こうした場所では、Sペンのシャッター機能を使ってシャッターを切ると写真が撮りやすく便利です。
ペン以外のGalaxyアクセサリでこの不便を解決する方法として、Galaxy Watchのカメラコントローラーアプリで、Galaxy Watchをリモートシャッター/ファインダーに使う方法があります。同アプリはGalaxy Watch 4以降にプリインストールされているほか、Galaxy Watch 3以前でもGalaxy Store経由でダウンロードが可能です。
Galaxy Watch向けのカメラコントローラーアプリは、スマートフォン側がスリープ状態となっていても、Galaxy Watchからカメラを起動できたり、タイマーの設定も可能です。モード切り替えや、プロモードで設定するようなホワイトバランス調整やシャッタースピードの変更などの細かな設定を行うことはできませんが、「少し離れた場所からカメラのシャッターを切る」という目的に限れば、必要十分な機能と快適なレスポンスを備えています。
思っていたよりも使い勝手が良く気に入っているのは、物理SIM+eSIMのデュアルSIM機能です。通信に使うSIMカードの切り替えは、Wi-FiのON/OFFのような手順でクイック設定パネルから簡単に行えます。昨今増えている通信障害が発生した際だけでなく、普段使いしている回線の通信品質がイマイチな場所や時間帯では別の回線に切り替えることも簡単です。
モバイルSuicaやiD決済など、ケータイの時代から筆者には欠かせないおサイフケータイ機能も、何ら不便なく使えています。意図せず支払いが受付されなかったり、駅改札やバスの乗降時にエラーが発生することはいまのところ全くありません。
本稿の執筆時点で、発売から約1カ月半が経過しますが、正直に言えば、今のところは「やっとフォルダブルスマホをメインに使えるようになった」というフェーズです。これから先、体の一部のように使える道具として、フォルダブルスマートフォンを活用していきたいと思います。