みんなのケータイ
ちょっと間がわるい気がしないでもないGoogle Pixel 7 Pro
2022年10月24日 00:00
10月7日、朝起きたら世界がGoogleの新しいスマートフォン「Pixel 7/7 Pro」の話題でお祭り騒ぎだったので、「乗るしかない、このビッグウェーブに」と思って1台購入することにした。いや、ウソをついてしまった。本当はしばらく前からこの日に発売されることがわかっていたし、Pixel 7シリーズ販売開始時のGoogle ストアのお知らせメールにもちゃっかり登録していた。実はめちゃめちゃ楽しみにしていた。なので、起き抜けにケータイ Watchの発表会記事で端末の詳細をチェックしたのち、満を持して注文したのである。朝8時過ぎのことだ。
Pixel 7とProとでどちらにするか悩みながらも、どうせ買うならハイスペックだよな、ということで朝食のパンをかじりながらPixel 7 Proを選択。ただ、ストレージ256GBモデルの納期は11月5日以降との表示。1カ月も先になると熱が冷めそうだったので、発売日付近の10月13～14日に届きそうな128GBモデルに決めた。値段は12万4300円と、256GBモデルより1万5000円ほど安い。その分ケースなどのアクセサリー類に回すのもいい。ストレージ容量が少ないのは痛いが、工夫で乗り切ればいいか、と考えることにした。ちなみに下取りに出せるような端末はないのでフルに12万4300円一括である。
ルンルン気分（古い）で午前中に別件の外取材に出かけ、帰路の途中でメールチェック。すると、Google ストアさんからお知らせメールが届いていた。時刻は14時過ぎ。発表から丸半日以上経過している。しかもそこには「Pixel 7/7 Proが10％引きになるプロモーションコード」が。もう注文しちゃったんですけど……。これが1万円程度の買い物なら諦めもつくが、10万円超えの1割はデカい。と思って、キャンセルしたうえで再注文することにした。
ただし128GBモデルではなく256GBモデルに変更した。10％引きであれば128GBモデルのときと支払額はほとんど変わらないからだ。実際の支払いは1台分だけになるはずだけれども、それなりに高額な決済を1日のうちに連続で実行するのはなんだか心臓にくる。納期は相変わらず11月5日以降。この時点ですでに熱が少し冷めかけているのを自覚する。
手に入るのは1カ月先ということで、発売日の13日に手に入った人たちのレビューとか読んで気を紛らすしかないな、と思っていた矢先、3日後の10月10日にGoogle ストアさんから再びお知らせ。なんでも「10％オフクーポンを使えなかった人も、すでに購入した人には10％分を返金するよ」とのこと。クーポン発行のタイミングが遅くて筆者のように使えず、クレームを入れたユーザーもいたのかもしれない。
わざわざ慌ててキャンセルして注文し直したのになあ、無駄に手間をかけてしまったなあ……などとは思わない。クーポンなしで割引できるならいちいちクーポン発行する意味なくない？ なんて思ったりもしない。10万円を超える大きな買い物なのだ、もっとじっくり、ゆっくり悩みながら判断していれば良かったのだ。たぶん。
そしてさらに3日後、この原稿の締め切り前日である10月13日夜になってGoogle ストアさんから緊急のお知らせ。どうやら「予定より早くお届けできることになりました」ということらしい。すでに発送され、まさしくこの原稿を書いている14日夕方に届いた。早いときは空気を読まないレベルで早い。結局ほとんど発売日に手に入ったのと同然ではないか。早まったのはうれしいことだが、1カ月先だと思ってケース選びや環境移行の準備などもしておらず、気持ちがついていかない。でもうれしいことはうれしい。誰か、おすすめのケース教えて！
セットアップしている時間はまだ作れないので、とりあえず箱から出しただけ。とはいえ、久しぶりに自腹購入した新しいAndroidスマートフォンは素直に楽しみで、数々の先進的な機能に触れられることにもワクワク感が高まっている。ドコモ5Gのn79バンドに対応していないとか、SDカードスロットがないとか、今までメインで使っていたスマートフォンから省かれている、わりと重要な機能もあったりするが、うまくいなしつつ使いこなしていきたいところ。しかし、Google ストアさんにはもう少し良さげなタイミングでお知らせいただけるとありがたいな、なんて思わないこともない。
