みんなのケータイ
SNS「Untappd」でクラフトビールを楽しむ日々
2022年6月20日 00:00
クラフトビールがちょっとした流行になっているようだ。コンビニでもクラフト系のビールを当たり前のように見かけるようになったし、ちょっとこじゃれた街にはクラフトビール専門店なんかもある。
居酒屋に飲みに行く機会がめっきり減ったというか、全くのゼロになってしまった筆者は、自宅飲みが習慣みたいになってしまったのだが、近頃は特にそんなクラフトビールにご執心。お店で目新しいものを見かけては「ちょっと高いけどまあいっか」という感じで買い物カゴにバカスカ放り込んでいる。
で、ただ飲んで「うまいなあ」とか言うだけだとアレなので、ビールをテーマにしたソーシャルアプリ「Untappd」でできるだけ記録を残すようにしている。アプリについて詳しくはこちらの「てっぱんアプリ!」でも紹介しているのでチェックしていただきたい。
簡単に言うと、ビールのバーコードを読み取るだけで「飲んだ」という履歴を残すこと(チェックイン)ができ、評価点や味わいの感じ方などを自分なりに記録できるものだ。知り合いのユーザーや、他のユーザーが飲んだビールの履歴・評価を見られたりもする。
世の中には星の数ほどビールがある。筆者が飲んだビールの数はまだまだ、まだまだ全然少ないのだが、今のところのチェックイン数は79。ビールの種類としては68となっている(リピートしたビールはあまりチェックインしていない)。
まあ、記録をつけたからといって何か日々のビール生活に役立つようなことはあまりないのだけれど(フレンドになっているユーザーがケータイ Watchの編集長1人しかいないというのもあるかもしれないが)。
でも、過去のチェックインの履歴を振り返ってみると、自分がどんなビールを好きなのか、ある程度傾向がつかめそうなところもある。たとえばこれまでの最も高い評価点は、Uchu Brewingの「Dark Matter IPA」と、伊勢角屋麦酒の「ペールエール」の、4.0点。どちらもホップ大量投入な上面発酵のペールエール系ということで、だいたいは爽やかな香りと強い苦みが特徴だ。
Dark Matter IPAは、ラベルに書かれた「一元世界と二元世界のトロピカルアロマティーーック」とかいうブッ飛んだうたい文句に惹かれて購入したところ、もはやグレープフルーツジュースとしか思えないフルーティさにノックアウト。なんで麦芽がグレープフルーツに化けてしまうのか、意味がわからない。それくらい宇宙を感じる味わいだった。購入したお店では「1人1本」に制限されていたくらい希少っぽいので、見つけたらソッコーで手に入れよう。
伊勢角屋麦酒の「ペールエール」は、それよりはスタンダードな感じだったが、ちょうどいい苦みと旨さのバランスが光る。そこまで値段は高くないし、ローソンなどでわりと簡単に見つけられるので、日常飲みしたくなる1本だ。同じシリーズのフレーバー違いも試してみたい。ちなみにローソンのクラフト系ビールの品ぞろえはあなどれない。それだけでローソンに通い詰めたくなる。
その下の評価点3.75のものは12種類ある。このへんは、そのときの気分によって評価点が甘くなっているものも含まれるのだが、Evolution Craftの「Lot No.3 IPA」と、J-CRAFT HOPPINGの「ガツんとIPA」は気分によらずに旨いと思えるビールだった。これらもやっぱりIPAだ。
そのへんのお店でよく売っているクラフトビール=IPAみたいなところがあるのだけれども、とりあえずIPAは旨い、とほとんど無条件に感じているところはあるかもしれない(味音痴)。苦味が強めなだけに、ビールを飲んでる感があるのも理由だろうか。
ただ、残念ながらUntappdにビールの情報が登録されておらず(自分でも新規登録できるが、ちょっと手間)、記録できなかったなかに、今となっては4.25点くらいつけたいものがあった。CRAFTXの「クリスタルIPA」というビールだ。
CRAFTXは元フェイスブック ジャパンの代表だった方がプロデュースしているブランドで、昨年、その方にとある案件でインタビュー取材したおりに、ありがたいことにお土産としていただいた。で、家に帰ってさっそく飲んでみたらこれが激旨。細かい味わいは忘れてしまったが、ふくよかなフルーツの香りに優しい苦みで、当時は衝撃的だった。
また買いたいと思っているのだが、CRAFTX公式オンラインストアではほとんどいつも品切れ。今確認してみると、Untappdにはすでに誰かが情報登録しているようなので、次に手に入れたときは必ずや記録に残しておきたい。
あまり積極的にSNS系のツールは活用していない筆者なのだが、このUntappdは他のユーザーとのコミュニケーションを特に強制されないし、ただ飲んだビールを記録するためだけに使うのもアリなので、ゆるゆる続けられる。みなさんも、ビール片手にUntappdして、1日の疲れを吹き飛ばしてみてはいかがだろう。
【お詫びと訂正 2022/06/20 11:18】
記事初出時、アプリ名を誤って「Untapped」としてご紹介しておりました。お詫びして訂正いたします。