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今年は固定資産税も「au PAY(請求書支払い)」で払う

【Galaxy S22 Ultra】

 先月、本コーナーで「今年の自動車税は「au PAY(請求書支払い)」で払う」というタイトルの記事を掲載したが、タイミングよく払えた人もいれば、ひと足違いで払い込み済みだった人など、いろいろな反響をいただいた。そんない反響の中で、ちょっと補足したいことがあったので、念のため、触れておきたい。

 各自治体から送られてきた自動車税の納付書を使い、金融機関やコンビニエンスストアなどで自動車税を納めると、手元には納付日のハンコが押された領収証書と自動車税納税証明書が残る。

 かつては車検を受けるとき、この『納税証明書』が必要だったため、「クレジットカードやQRコード/バーコード決済で納付したら、納税証明がもらえないのでは?」という指摘があったけど、クルマのオーナーなら、ほとんどの人がご存知のように、現在は国土交通省の陸運局と各自治体の税事務所がオンラインで納税の有無を確認できるため、一定の条件を満たしていれば、車検時に納税証明書を添付する必要はない。 具体的には、車検が継続検査であること、自動車税を滞納していないこと、納税から最大10日程度(東京都の場合)が経っていること などが条件となっている。車検の時期が5月や6月の場合は、ちょっと注意が必要だけど、クレジットカードやQRコード/バーコード決済で支払っても困ることはない。ちなみに、必要であれば、納税証明書は別途、請求することも可能だ。

 と書いてみたものの、自動車税の納付は5月31日までなので、すでに納付の時期は終了。役に立つとすれば、来年以降の話なので、Googleカレンダーなどに登録して、忘れないようにしましょう。来年も同じようにポイント付与がどうなるのかは不明ですが……。

土地や家屋、マンションなどを所有している人は、毎年6月に「固定資産税・都市計画税納付通知書」が送られてくる。今年は自動車税に続き、au PAY(請求書払い)で支払うことにした。

 さて、そんなわけで、5月の自動車税納付が終わったら、6月は固定資産税の納付通知書が届くタイミング。東京都は6月1日に送付するとアナウンスしていて、筆者宅にも6月はじめに書類が届いた。毎年のことだけど、フトコロ事情が厳しくなりますな。

 固定資産税は平たく言ってしまえば、土地や家屋を持っている人に対する税金なので、持家やマンションなどを所有している人は納付通知書が届くはず。固定資産税の税額は所有する土地や家屋、マンションの評価額や築年数などで決まってくるので、一概にいくらとは言えないけど、平均的な金額は戸建てが10~20万円くらい、マンションが10万円くらいだとか。「いや、オレは賃貸だから、関係ないや」っていう人もいるだろうけど、ちょっと最後まで、ご覧いただきたい。

 話としては、基本的に前回同様で、固定資産税もクレジットカードで支払うと、0.5~1%程度の各クレジットカードのポイントが付与されるものの、各自治体の納税サイトでは別途、決済手数料が請求されてしまう。自動車税としくみが違うのは、固定資産税の場合、一括で払うこともできるし、1年を4期に分けて支払うこともできる点。どちらの方法で払っても基本的に税額は変わらないが、筆者は毎年、4期に分けて、支払ってきた。

 今年は前回の自動車税の支払いに倣い、au PAY(請求書払い)で支払うことにした。おさらいになるけど、 au PAYカードからau PAYの残高にチャージ(入金)すると、チャージ額の1%のPontaポイントが付与 される。au PAYゴールドカードの場合は、Pontaポイントが2%に増える。そして、au PAY(請求書払い)で支払うときには、決済額の0.5%のPontaポイントが付与されるので、au PAYゴールドカードなら、合計2.5%のPontaポイントがもらえるというわけだ。

Galaxy S22シリーズの画面内指紋センサーは、「Galaxy Pass」で各サービスのログインや起動に紐づけられるため、[au PAY]アプリ起動時に指紋認証を求めるように設定できる

 たとえば、前述の平均と言われる10万円で単純計算すると、クレジットカード払いは1%のポイント付与で1000ポイントがもらえるけど、803円も手数料が上乗せされので、差引で約200ポイント分しか、おトクにならない。これに対し、au PAYゴールドカードでau PAY残高にチャージして、au PAY(請求書払い)で支払うと、決済手数料がかからないうえに、単純計算で2500ポイントがもらえる見込み。この差は大きい。ちなみに、au PAYの請求書払いは一回あたりの決済額の上限が25万円なので、豪邸にお住まいの方は4期分割でお支払いいただく方がよろしいかと……。まあ、そういう方はポイントなんて、お気になさらないかもしれませんが(笑)。

[Galaxy Pass]はさまざまなサービスのIDやパスワードの入力と関連付けることができる。Webページだけでなく、アプリの起動にも対応。

 さて、こうなってくると、「d払いやPayPayはどうなの?」って話になるわけですが、筆者が調べた限り、残念ながら、どちらも請求書払いに対応しているものの、ポイントは付与されないため、 残高にチャージするときのポイント付与にしか期待できない。

 ということで、現時点で固定資産税の支払いは、au PAY(請求書払い)がもっともおトクなんだけど、au PAYは今年3月から、もうひとつ便利なサービスを提供している。

 最近、au PAYのアプリを起動すると、画面中央上のau PAYのバーコード/QRコード表示の後ろ側に、ちょこっと「Suica」のカードが見える。これは今年3月から、au PAYアプリ(Android版)でモバイルSuicaの連携がスタートしたためで、au PAYアプリ(Android版)からモバイルSuicaを発行したり、チャージしたりできる。au PAYからSuicaにチャージすると、200円につき、Pontaポイントが1ポイント(0.5%)貯まり、貯まったPontaポイントはau PAYの残高にチャージしたり、au PAYの残高を経由して、Suicaの残高にチャージすることもできる。

 筆者はこれまでモバイルSuicaをauのメイン回線で利用していて、現在は今年4月に機種変更した「Galaxy S22 Ultra」に登録中。早速、au PAYと連携させて、au PAY残高からチャージできるように設定した。モバイルSuicaは元々、ビックカメラSuicaカード(ビューカード)と紐づけていたけど、au PAY残高からチャージできるようになると、ビックカメラSuicaカードの出番が減ることになりそう。でも、そうすると、au PAYカードの支払いがどんどん増えてしまい……。うーむ。またまたauの術中にはめられている気が……(笑)。

[au PAY]は今年3月からモバイルSuicaの新規発行や残高のチャージに対応。