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「シン・エヴァ」鑑賞にFire HD 10が最適な理由

 “ロボットアニメ”として史上初となる興行収入100億円突破を達成し、25年の歴史に終止符を打った映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、略して「シン・エヴァ」のネット配信が、Amazon Prime Videoで8月13日に始まりました。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」をFire HD 10で鑑賞

 上映初日の最速回に鑑賞し、映画は基本的に1回しか見ない主義を曲げて3回もシン・エヴァを見に行った筆者ですが、まだ自分の中ですべてのストーリーを把握しきれていないところもあり、何度でも繰り返し見られるネット配信は心から楽しみにしていました。

 ネット配信が開始されたことでテレビはもちろんパソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまな環境で視聴できるようになったシン・エヴァですが、鑑賞環境として隠れたおすすめ端末なのが、Amazonのタブレット「Fire HD 10」です。

 理由の1つはシン・エヴァの配信画質。Amazon Prime Videoの配信は今後発売予定であるBDと差別化を図るためか大量のアクセスに耐えるためなのかはわかりませんが、画質は4KではなくフルHDで配信されているようです。そのため、4Kテレビや4Kディスプレイなどの大画面で視聴すると、画面の大きさに対して解像度が足りず、画質にやや物足りなさを感じてしまいました。

 一方、スマートフォンだと画面が小さいため、せっかくの美しい映像を堪能するにはややもったいない。フルHDの動画を鑑賞する端末として、10インチクラスのFire HDはとてもバランスのいいサイズなのです。

 そしてもう1つの理由が字幕の表示方法。難しい用語の多いエヴァにとって、登場人物の台詞をすべてテキストで確認できる字幕機能はとても嬉しい機能ですが、Prime Videoでは字幕の表示方法が端末によって異なります。

 筆者の手持ち端末で確認したところ、テレビ向けのPrime Videoアプリ、iPad、iPhone、Androidスマートフォン「LG VELVET」では字幕が映像の上に表示されるのですが、Fire HDのPrime Videoアプリは画像が字幕の下に表示されるため、映像が字幕に隠れることなく映像は映像、字幕は字幕で楽しむことができます。

NTTドコモの「LG VELVET」
iPhone SE 第2世代
iPad 第6世代
Fire HD 10 第11世代

 字幕の表示方法はおそらく画面サイズによって異なるため、厳密にはFire HDだけのメリットではありません。Fire HD 10の解像度は1920×1200ドットなので、16:9の映像を表示してさらに上下に余白がある画面サイズのAndroidであれば、同様の表示になると思われます。

 ただし、前述の通り鑑賞する端末の画面サイズとしては10インチクラスが最適であることに加えて、Dolby Atomos対応のデュアルスピーカーを搭載するなど音質にもこだわった第11世代のFire HDは、シン・エヴァを堪能するために最適の1台である、と言えるのではないでしょうか。