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「Amazonプライム」1年無料の切り替えに注意

【AQUOS R5G SH-51A】

 新しい生活スタイルが求められてきた約一年間。日々の生活ではオンラインショッピングが増えたり、映画や音楽などのコンテンツ配信サービスが契約数を伸ばしたことなどが伝えられているが、なかには「ウチは前から使ってるけど……」という人も少なくないだろう。筆者も以前から各社のサービスを愛用している。

 そんな各社のサービスの中で、NTTドコモとauの料金プランと関連付けられたのが「Amazonプライム」。NTTドコモは2019年12月から対象料金プランの契約者に対し、Amazonプライムの特典を付与するキャンペーンを実施しており、対するauは2020年12月から、Amazonプライムの特典をバンドルした料金プランをスタートさせている。

原稿執筆時、ドコモオンラインショップで注文していた「AQUOS R6 SH-51B」が到着。「Amazonプライム 1年ついてくる!」のチラシが同梱されていた。さて、「AQUOS R5G SH-51A」(右下)からデータを移し替えなくっちゃ。

 Amazonプライムについてはすでに多くの人が利用しているだろうが、年額4900円(月間プランは500円/月)の有料会員サービスで、Amazon.co.jpでの買い物で「お急ぎ便」が無料で利用できるほか、動画配信サービスの「Prime Video」、音楽配信サービス「Amazon Music Prime」、写真を無制限に保存できる「Amazon Photos」、対象のKindle本が読み放題になる「Prime Reading」などの特典が利用できる。

 もちろん、筆者もAmazonプライムを愛用しているが、クレジットカード評論家やポイ探の代表として知られる菊地崇仁氏から裏ワザ(?)を教えてもらい、「Amazon Mastercard ゴールド」を契約することで、Amazonプライムの会員特典を利用してきた。「Amazon Mastercard ゴールド」はAmazonプライム特典が付くほか、Amazon.co.jpでの買い物で2.5%のポイントがたまるというクレジットカード。年会費は1万1000円だが、申し込み時にリボ払いの「マイ・ペイすリボ」を選び、利用明細はWeb明細にすることで、年会費の実質負担額を4400円に抑えることができる。つまり、Amazonプライムの年会費を払うよりも安く、Amazonプライムの特典が利用できるわけだ。

 この裏ワザのうち、ちょっと気になるのは「マイ・ペイすリボ」だろう。「マイ・ペイすリボ」は毎月一定額を超えると、支払いが翌月にくり越され、その分、利息がかかるリボ払いだが、毎月の支払い額の上限を100万円などにしておけば、Amazon.co.jpで、よほどの高額商品を使わない限り、利息を負担することはない。ちなみに、この特典は「Amazon Mastercard ゴールド」を契約している限り、自動的に継続するため、筆者はここ数年、Amazonのプライム会費(4900円/年)を支払わず、クレジットカードの年会費のみを支払っている。

 ところが、今年6月、Amazonから「Amazonプライムの会員資格がもうすぐ更新されます」というメールが届いた。その内容を見ると、「次回分のプライム会費 ¥4,900(税込)の請求予定です」とある。前述のように、「Amazon Mastercard ゴールド」でAmazonプライム特典を利用しているのだから、Amazonプライムとしての年会費は請求されないはずだが……。

「Amazon Mastercard ゴールド」の「Amazonプライム特典」が自動的に付与されるはずなのに、なぜか年会費請求のメールが届いた。

 早速、Amazonのサポートに連絡したところ、約1年前、NTTドコモのギガプラン契約時に「Amazonプライム 1年ついてくる!」の特典を適用され、その期限を迎えたものの、元の「Amazon Mastercard ゴールド」契約時の「Amazonプライム」特典に戻らなかったということらしい。もっとも本来、ギガプラン契約時の特典は試してみたかっただけで、実際には「Amazon Mastercard ゴールド」の特典があるので、申し込む必要はなかったのだが……。

 結局、Amazonのサポートとやり取りした結果、「Amazon Mastercard ゴールド」契約時の「Amazonプライム」特典に戻すことができ、数時間後には「Amazonプライムへようこそ」と題したメールが送られてきて、一件落着。

Amazonのサポートに連絡し、「Amazon Mastercard ゴールド」の「Amazonプライム特典」が復活。これでひと安心

 ちなみに、NTTドコモのギガプランのユーザーを対象にした「Amazonプライム1年間無料」は、1回線につき、1回、1年間のみ適用される。すでにAmazonプライム会員のユーザーも会員期間が1年間、延長される。昨年、5G移行などを機に料金プランを変更し、Amazonプライム特典が適用されたユーザーには筆者と同じような案内が届いているはずだ。特典の期間終了後、Amazonプライム会員は継続され、会費が請求されることになるので、確認することをおすすめしたい。

 一方、auの「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」「使い放題MAX 5G withNetflixパック(P)」「使い放題MAX 4G withNetflixパック(P)」を対象にしたAmazonプライム特典は、料金プランにAmazonプライムの会費相当額(月額500円)に含まれるという建て付けなので、対象となる料金プランを契約している限り、Amazonプライムの特典は継続する。ただし、auによれば、この特典は2年ごとに見直す可能性があるとのことで、将来的に内容が変更されることもあるという。

 今回は年会費請求のメールに気づいて、Amazonのサポートに連絡することで事なきを得たけど、せっかくの便利なキャンペーン、バンドルプランなので、もうちょっとスムーズに使えるように案内をして欲しいところですね。