みんなのケータイ

iPhone 12 Proに写真を移行してみた

【iPhone 12 Pro】

 発売日に購入したiPhone 12 Proをメインのスマートフォンとして使い始めてあっという間に1ヶ月が過ぎ去りました。

 7年ぶりにメインのスマートフォンとしてiPhoneを利用しているため、メインとして使うと便利に感じることや不便に感じること、また「こういうとき、どうするんだっけ」という疑問にぶつかっては調べたりと、iPhone 12 Proと過ごす日々を結構楽しんでいるせいか、本当にあっという間です。

 そんなiPhone 12 Proですが、メインのスマートフォンとして1カ月間、ずっと悪戦苦闘したことがあります。

 それは「写真の移行」です。

 フィーチャーフォン時代から携帯で撮ってきた写真は全部外部メモリーカードに保存するようにしています。

 使い始めた頃は32MBのSDカードで、そこからminiSDカード、そして現在はmicroSDカードとメモリーカードの形状は変わり、何年かおきにより容量の大きな外部メモリーカードへ買い替え中身を移してきたため、気付けば15年分の写真がiPhone 12 Proの前にメインで利用していたGalaxy Note10+に挿していたmicroSDカードには入った状態です。

 もちろん、iPhone 12 Proでも今まで撮り溜めてきた写真を見たいのでmicroSDカードに溜まった15年分の写真を移そうと考えたのですが、これが結構厄介でした。

 iPhoneに写真を同期する方法として真っ先に行ったのがiTunesでの同期。

 microSDカードの写真を同期元に指定してiPhone 12 Proに転送を行うのは簡単で、時間もそこまでかからず行えました。

 しかしiTunesでの写真同期を有効にするとiCloudフォトライブラリとの同期は行えず「iTunes or iCloud」の排他利用となってしまい、これはこれで不便です。

 また、必要な写真の転送が終わった以上、iTunesの同期を今後使うことはありません。

 写真の同期が終わった後、iCloudフォトライブラリを有効にすると、今度はiTunesから同期した写真を削除するようメッセージが表示されてしまいました。

 iCloudフォトライブラリも利用するには別の方法でiPhone 12 ProにmicroSDカード内の写真を転送するしかありません。

 そこで思いついたのがブラウザ版のiCloudです。

 iPhoneで撮影した写真やスクリーンショットをサッとパソコン上にダウンロードしたいときに利用しているのですが、ここでは写真のアップロードを行うこともできます。

 流石に15年分、枚数にして1万枚以上、容量にして40GBほどのデータをまとめてアップすることは難しく、だいたい1度のアップロードは300~500枚ほどが限界のようです。

 連続して何度もアップロードを行っても失敗するため、2週間ほどかけてiCloudに写真のアップロードを行いました。

 今までであればmicroSDカードを差し替えるだけで新しい機種でも写真を一通り確認できた簡単さと比べるとかなり面倒でしたが、iPhone上でも15年分の写真を確認できるようになり、やっとこれまで使っていたGalaxy Note10+からiPhone 12 Proへのデータ移行が完了しました。

 ただ、またiPhoneからAndroidスマートフォンへ変更するとなるとiPhoneで撮影した写真はiCloudからダウンロードし、microSDカード等へ移して……という手間が残ってしまうのですが、それは来年の秋以降の買い替え時期が来てから考えます。