みんなのケータイ
Androidスマホ同士ですぐ写真や動画を渡せる「ニアバイシェア」
2020年11月13日 06:00
「ニアバイシェア」(Nearby Share)という機能をご存知でしょうか? Androidスマホ同士で使えるファイル共有機能です。今夏発表され、徐々に使える端末が増えてきています。
iPhoneではかねてより「AirDrop」が用意され、Androidメーカーのなかには、独自機能としてファイル共有機能を搭載するものもありましたが、「ニアバイシェア」はグーグルが満を持して提供するもの。実際に使ってみると、なるほど、こりゃ便利だ! というものでした。
まずは設定をチェック。Pixel 4の場合、設定メニューの「接続済みのデバイス」→「接続の設定」→「ニアバイシェア」で、公開先やモバイルデータ通信の有無を設定します。サイズが小さければモバイルデータ通信を使えますし、Wi-Fi経由でも、あるいは完全にオフラインでも使えます。
いざ使うときには、まず画面上の通知一覧のさらに上にあるタイル(各種機能のショートカット)にある「ニアバイシェア」をタップ。もしなければ、カスタマイズして追加しておきましょう。
もし公開先を「すべての連絡先」にすると、付近のデバイスからすぐ見つけられます。そして、写真や動画の共有メニューから「周囲の人と共有する」「ニアバイシェア」といったメニューを見つけてタップ。共有先でも受け入れるとタップすればデータ転送が始まります。もし知らない相手から送られそうになっても、受け付けないとすれば、拒否できるわけです。
今回は100MB弱の動画データでも試してみましたが、5秒弱で転送完了。ほんとアッという間です。転送する際には、実データを送るのか、Googleフォトにあるデータであればリンクを送るのか、選択肢も用意されています。
ここまで来ると、次はパソコン側と正式にやり取りできる時期(テスト的に利用できるようです)が楽しみですし、なにより規格は異なれど、iPhoneとも気軽にやり取りできるようになるといいなあと叶わぬ夢を見そうになります。