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グーグル、「メッセージ」で受信したiPhoneの絵文字を表示可能に

「Live Transcribe」のオフライン対応など、Android向け新機能

 米グーグル(Google)は、Android向けに追加した複数の新機能について、ブログで紹介した。

Androidの「メッセージ」でiPhoneとのやりとりが進化

 Androidの「メッセージ」アプリに、iPhoneから絵文字を含むメッセージが送信されると、絵文字を置き換えることで、絵文字を使ったコミュニケーションが円滑になる。この機能は、今後数週間のうちに利用可能となる。

 誕生日の人にメッセージを送信する際、相手が誕生日であることを示す通知をチャット画面上部に表示する。このほか、メッセージを送信する相手を「個人」または「ビジネス」などのカテゴリーでフィルタリングする機能を追加した。

 携帯電話番号宛に送信されるワンタイムパスワードは、受信から24時間後に自動的に削除し、不要なメッセージが受信箱に蓄積されるのを防ぐ。また、見落としたメッセージや返信が必要なメッセージには、返信を忘れてないかリマインドする。

キーボードアプリ「Gboard」に文法修正の提案

 Googleのキーボードアプリ「Gboard」は、従来より対応するスペルチェックに加え、文法の誤りを検出して修正を提案する。

キーボードアプリ「Gboard」が文法修正の提案

 既存の好きな絵文字を組み合わせて新しい絵文字を作る「絵文字キッチン」には、新たに2000以上の絵文字を追加した。また、米国のPixelユーザー向けには、「メッセージ」アプリで入力した単語をカラフルなステッカーに変換する機能を追加した。

音声を文字に変換する「Live Transcribe」がオフライン利用可能に

 話した内容をテキスト化する「Live Transcribe」は、Wi-Fiやモバイルデータ通信が利用できない環境でも利用可能となった。

「Live Transcribe」がオフライン利用可能に

 飛行機内など通信環境が無いあるいは安定しないシーンでも、Androidスマートフォンを使ってコミュニケーションが取りやすくなる。

ペットにもポートレートモードが適用可能、過去に撮った写真も

 写真アプリ「Google フォト」では、撮影時にポートレートモードを設定していない写真や、過去に撮影した写真を含め、ペット、食べ物、植物など人間以外の被写体にもポートレートモードのエフェクトが適用できるようになる。

 同機能は、Google OneまたはPixelスマートフォンユーザー向けに追加される。

「ポートレートモード」のエフェクトが人物以外にも適用可能に

Google TV「ハイライト」タブ

 Goolge TVの「ハイライト」タブでは、興味のある映画や番組に基づき、パーソナライズされたエンターテインメントやニュースをフィードで提供する。

「Gootle TV」に「ハイライト」タブを追加

 興味のある新しいコンテンツを見つけたら、ワンタップでその映画、テレビシリーズを再生したり、ウォッチリストに入れたりできる。

音声アシスタントを使ってコインパーキングの支払い

 Google アシスタントとGoogle Payを使い、音声操作だけでコインパーキングの駐車料金の支払が可能となる。「Hey Google, pay for parking(ヘイグーグル、駐車料金を払って)」と話しかけ、スマートフォンを操作すれば、小銭を準備することなく駐車料金が支払いできる。

 この機能は、米国の400都市以上のParkMobileの駐車場で利用できる。

「Google アシスタント」を使って駐車料金を支払い

スマホの使いすぎを防ぐ機能

 Googleの「スクリーンタイム」ウィジェットをホーム画面に貼ると、使用するアプリの上位3つが使用時間と共に表示される。

 ウィジェットをタップすると、デジタル・ウェルビーイングが開き、スマートフォンの使いすぎを防ぐための設定が行える。

スマホの使いすぎを防ぐ機能

 たとえば、アプリを1日に使用する時間を制限したり、設定した時間帯にアプリを一時停止するフォーカスモード、就寝時にスマートフォンをサイレントモードに設定して、画面を白/黒に変更できる。

ニアバイシェアで複数人にシェア可能に

 近くのデバイスに、写真や動画、リンクなどを送信する「Nearby Share(ニアバイシェア)」では、近くにいる複数人のユーザーにファイルなどを共有できるようになる。この機能は、Android 6以降の全てのスマートフォンで利用できる。