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2画面だけじゃない! カメラも抜群に使えるG8X ThinQ

 2画面スマホという個性が強いものの、スマートフォンとしての基本的なスペックも非常に高いLGの「G8X ThinQ」。中でもカメラ性能は購入時の期待を超えて高く、2画面というギミックを除けば一番気に入っている機能です。

 カメラのUIは、スライドで静止画や動画、ポートレートなどのモードを切り替えるシンプルな仕組み。被写体に応じて最適な設定に切り替わるAI機能に加え、ISOやEVなどを細かく設定できるマニュアル機能、タイムラプスやスローモーションなどの撮影モードなど多彩な機能が搭載されています。

カメラのUI
マニュアルカメラは細かな設定が可能
「その他」というおまけ的な名前に反して多彩な撮影機能

 静止画は最大で4032×3024ピクセル、動画は3840×2160ピクセルの60fpsで撮影が可能。最大解像度でも60fpsのなめらかな動画撮影が可能です。

 iPhone 11で採用されて人気の機能になった超広角にも対応。購入前まで超広角にはさほど魅力を感じていなかったのですが、食事を取りたいときや被写体が近いときなどは非常に便利。いままでは複数レンズによるズーム機能のほうが魅力に感じていたのですが、今では超広角の方を愛用しています。

標準カメラ
同じ位置から超広角に切り替え

 そもそもG8X ThinQはズームレンズを搭載していませんが、デジタルズームでも写真は十分に綺麗。さすがに最大の8倍までズームすると荒れが気になりますが、SNSなどに投稿する位の用途では3倍くらいまでは許容範囲、5倍くらいではスマートフォンで見ている限りほとんどわかりません。

 ボケを強めるポートレートモードも搭載。ストローが消えることなくコップ全体をきれいに撮影できました。

ストローまで含めてきれいに撮影

 いわゆる「ブツ撮り」でもG8X ThinQは大活躍。先日レビュー用に撮影ブースを作った際、ものは試しにとG8X ThinQで撮影してみたのですが、ブースを作っただけでライティングも用意していないのにそれなりの写真が撮影できてしまいました。最新鋭のデジタル一眼カメラならまた話は別ですが、古い機材で撮影するくらいなら、被写体によってはG8X ThinQでも十分な写真が撮れそうです。

ブツ撮り環境で試しに撮影した写真

 以下はG8Xで撮影した作例です。食事はもちろん明るいところや逆光、暗いところでもその場に最適な写真が撮れるため、あまり深いことを考えずにシャッターを切るだけでいい写真が撮れます。

 2画面というギミックも特徴的ながら、基本的なスペックがしっかりしているからこそ使いやすいのがG8X ThinQの魅力。2020年には5GモデルとしてLGの2画面スマホ新モデルが登場しており、今年はますます2画面スマホが面白くなりそうです。