みんなのケータイ

ドラクエウォーク×スマホ×ジョギングがかなり良い感じ

【Pixel 3 XL】

 9月12日、スマートフォン向け位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が登場しました。すでに500万ダウンロードを記録したとのことで、筆者の周辺でもプレイしている方がそれなりにいらっしゃる様子。

 「ドラゴンクエスト」は、もはや説明不要と言っていいほど、日本のRPGをリードしてきた名作中の名作。「ドラゴンクエストウォーク」はその世界観をもとに、クエストをこなし、メガモンスターと呼ばれるレイドバトルにチャレンジしながら、自分のキャラクターや装備を育てていきます。

 モバイル分野をカバーする本誌として、「ドラゴンクエストウォーク」に注目する理由は、「外へ出かけたくなる」ところ。育成のためには、クエストに挑戦する必要がある中で、その「クエストの目的地」を“どこか”に設定しなければいけません。つまり移動しなきゃいけないというわけです。

 同じような要素は、ナイアンティックが提供する「Ingress」「Pokémon GO」でも採り入れられていましたが、位置情報ゲームの開拓者といっても過言ではないであろうコロプラさんが関わっているとのことで、「ドラゴンクエストウォーク」は「移動したくなる」要素がきちんと組み込まれているのでしょう。

 特に嬉しかったのが「WALKモード」と呼ばれる機能。これをONにしていると、歩きながらでもスマートフォンを操作することなく、自動的に敵と戦ってくれるんです。

 それってゲームをプレイしているの? という根本的な疑問はきっと開発側も考えられたとは思うのですが、位置情報系のゲームに限らず、スマートフォンは「歩きスマホ」「ながらスマホ」への強い懸念がついてまわります。そうした中で実装された「WALKモード」はゲームそのものの快適さに直接繋がっていて、手軽にプレイできる環境にもなっています。似た形は、「Pokémon GO」でも周辺機器を組み合わせることで実現していましたが、スマホひとつで快適にプレイできるのはやはり大きなアドバンテージ。筆者は、どこかへお出かけする際、欠かさず「ドラゴンクエストウォーク」をプレイするようになりました。

 クエストの目的地は、ユーザー自身の手で設定します。駅と自宅の間だけプレイしたいと思えば、その道中のどこかに目的地を定めるだけ。

 ここでひとつオススメしたいのがジョギング(あるいはウォーキング)との組み合わせ。ちょっと離れた場所を目的地にしておけば、そこまで運動するモチベーションのひとつになる仕掛け。もちろんそのあたりは人によって楽しめるかどうか異なるところですが、運動してもすぐ挫けがちな筆者にとってはてきめんの効果。どうしてもたどり着けない場合は、目的地をリセットすることもできるのですが、どうせならとつい頑張ってしまう。しかも移動中は「WALKモード」のおかげで操作する必要がないので、ますますジョギングにピッタリです。

 「Pixel 3 XL」でジョギング用のアプリとドラゴンクエストウォークを同時に起動して(さらにPokémon GOの周辺機器も手にしたりして)運動してみると、特に不都合なく利用できます。画面を見る必要もないので、小さなウェストポーチに収納しておこうかと計画中。ゲーム開始からまだ2週間ちょっとですが、夏が過ぎ、運動の秋が来た今だからこそ、継続的に「ドラゴンクエストウォーク」で体を動かしていきたいところです。