みんなのケータイ
撮影上手になった気分を「Mate 20 Pro」のAIカメラで味わう
【HUAWEI Mate 20 Pro】
2019年5月2日 06:00
“ライカクォリティ”の写真が撮れるため、もはやわたしの中では「これはカメラだよな」という位置づけの、「HUAWEI Mate 20 Pro」(以下、Mate 20 Pro)。スクエア状のユニットに3つのレンズとLEDフラッシュを搭載するという一風変わったデザインになっている。
カメラアプリを立ち上げた状態では広角レンズが起動するが、切り替えたいならズームバーで、「1X」「3X」「広角」を選んだり、ピンチ操作をしたりすればいい。ちなみに、60cm程度以上被写体から離れていれば、ピンチアウトで3倍以上にした場合でも、自動的に3倍光学レンズに切り替わる。
……などと、仕様ばかり説明していてもつまらないので、ある晴れた4月上旬の日に、あちこち巡って春らしいものを撮影してみた。
もちろん、飯テロもはかどる。
楽だなぁと感じるのは、被写体を自動的に解析して、「ナイスフード」などといったモードを手動で選ばなくても最適な色と絞り、そして明るさで撮影してくれるところ。そして切り替わったモード名を表示してくれること。
面倒くさがりなので、ひと手間でも挟んでしまうと、「やめよう」と思ってしまうこともあり、カメラアプリ任せできれいな写真が撮れるのであれば、ありがたい。また、モード名表示も「ちゃんと切り替わっているんだな」ということがわかり、安心感につながる。
食べ物に向ければ「食事」、人であれば「ポートレート」、集合写真でもそれぞれの顔にピントを合わせた「グループ写真」モードにしてくれる。しかも「標準のままでいいのかい?」と言わんばかりに、広角への切り替えボタンまで表示してくれるのだ。本当にありがたい。
とはいえ、モードの切り替わりは瞬時に行われるわけではない。「ん~、ん~。はっ!」ぐらいのラグがある。まあ、グループで写真を撮るにも、構えてからすぐにシャッターを切る、ということはそうそうないので気にならないレベルではあるが。
Mate 20 Proの公式サイトには、AIによって「1500以上のシナリオと25種類のカテゴリー」を認識できるとあった。通常のデジカメでも「オート」に任せっきりにしているため、撮影時の光の具合や被写体に応じてマニュアルで設定するのは、今の自分では多分無理だろう。そう考えると、自動的に認識し、キレイに“今”を切り取ってくれる本機のカメラ機能は、大変ありがたいなぁと感じるのであった。