みんなのケータイ
お空の上から、こんにちは!
【Galaxy S9+ SCV39】
2018年9月11日 06:00
8月はGalaxy Note9が発表されたGalaxy UNPACKED 2018に続き、IFA 2018の取材でドイツ・ベルリンに出かけることになった。
海外の渡航先での通信環境については、本コーナーで何度も取り上げきたように、ドイツのMVNOである「FONIC」や「Congstar」などのプリペイドSIMカードをキープし続けているし、タイのAIS(携帯電話会社)が発行する「SIM2FLY」やアイルランドの「Vodafoneアイルランド」の国際ローミングSIMカード、クラウドSIM対応ルーターの「GlocalMe」も持っているため、まったく事欠かない状況。
これに加え、NTTドコモとauの24時間980円の国際ローミングサービスも利用できるので、もう飽和状態というか、そろそろ整理を考えないといけない状況になりつつある。他のライター諸氏とも話題になるけど、今後は渡航先の現地SIMカードをキープし続けるより、SIM2FLYのような国際ローミングSIMやクラウドSIMサービスなどに集約していくことになるかもしれない。
旅行や出張で渡航したときの通信環境はこれでいいとして、最近、気にしているのが航空機で移動中の機内Wi-Fiサービス。国内線ではご存知の通り、JALとANAが無料Wi-Fiサービスを提供中だけど、国際線は基本的に有料サービスで、料金も高い上に、データ通信量もかなり少なめ。長時間のフライトの間に、バリバリ仕事を片付けるというのはちょっと無理かな(そんなに仕事したくないし……)。でも、フライト中に家族や友だちにメッセンジャーなどで「お空の上から、こんにちは!」なんてメッセージを送ると、「わ! どうした?」なんて感じで驚かれることも。
筆者は普段、欧州への渡航にANAやルフトハンザを利用している。今回のドイツ・ベルリン往復では、お得感のあるチケットをいろいろ探した結果、タイ国際航空で羽田~バンコク~フランクフルト~ベルリンという少し遠回りのルートで渡航することになった。羽田からバンコク、バンコクからフランクフルトの区間はタイ国際航空の機材で、往復共にフライト中に「THAI SKY CONNECT」というWi-Fiサービスが提供されていて、搭乗時にクーポン券をいただいたので、フライト中にWi-Fiサービスを試してみた。
基本的な接続までの流れはANAなどで体験済みだけど、指定されたWi-Fiネットワークに接続し、表示されたメニューでクーポン券に書かれているコードを入力するだけ。あとはサービスのホームページが表示されて、Facebookを表示したり、メッセンジャーなどでやり取りができた。搭乗する区間や機材によって、配られるクーポン券のデータ量が違うようで、今回は5MBと20MBのクーポン券が配られた。5MBのクーポンはさすがに一瞬でおしまいという感じで、ケータイ Watchのトップページなどはちょっと無理な感じ。20MBのクーポンなら、何とか表示できるかな。いずれにせよ、利用できるデータ通信量は限られているので、LINEやTwitter、Facebookメッセンジャーなどの用途に限定するのが確実。
こうした国際線のWi-Fiサービスでは、飛行するエリアによって、利用できないケースがある。以前、何度か利用したANAなどでは、中国上空で使えなかったけど、今回のタイ国際航空では「インド、バングラディッシュ、ミャンマー、ベトナム、韓国、北朝鮮などの上空」でWi-Fi通信が中断されるとのこと。実際に、インド上空では接続ができず、公海上に出てから接続ができるようになった。
今回は無料で配布されたクーポン券で接続してみたけど、できれば、もうちょっと料金が低廉化して、通信速度も速くなると、もっと使う機会が増えるかも……。ルフトハンザでは接続に必要な料金を貯めたマイルで払うなんていうサービスも提供しているそうなので、そういう使い方も拡がっていくことに期待しましょう。
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