みんなのケータイ
Mate 10 Proのアップデートよ、早く来て!
【HUAWEI Mate 10 Pro】
2018年7月20日 06:00
HUAWEI P20シリーズが続々登場し、貸出端末をいくつか使わせていただいて、いずれもすごいなと感心していたのですが、Mate 10 Proがアップデートで夜間撮影モードが強化されると知り、久しぶりにMate 10 Proを使っています。三脚を使わず、手持ちで夜間の撮影ができるようになるとのことで、P20 Proのようにきれいな夜景が撮れるのではと非常に期待して待っていたのですが、この原稿の、延長してもらった〆切までにアップデートが降りて来ず、更新の確認ボタンを何度押してもダメ。iPhoneのように、能動的にアップデートできないのですね。降りてくるのを気長に待とうと思います。
ドコモが独占してしまったP20 Pro。カメラは文句なしですし、おサイフケータイに対応しているし、もちろん購入したいのですが、資金面の関係で見送ることにしました。なので、Mate 10 Proでも十分という部分を改めて確認しながら、自分にドコモ版P20 Proは不要なのだと納得させたいと思います。
Mate 10 Pro(154.2×74.5×7.9mm)は当初、Mateシリーズだし大型のスマホだなと思っていたのですが、サイズはP20 Pro(155×74×7.9mm)とほとんど変わりませんでした。付属の透明カバーをかけていたせいで、より大きく感じていたようです。ディスプレイはノッチありのP20 Proがやや大きい6.1インチですが、6インチのMate 10 Proを使っていて狭いとか、見にくいとか感じることはまったくありません。防水防塵機能は同じ。おサイフケータイはありませんが、指紋認証が背面にあってサクッとロック解除できますし、今回のアップデートで顔認証でもロック解除をできるようになります。
デザインは甲乙つけがたい。シンメトリーでドコモのロゴがない分、Mate 10 Proの方がシンプルといえるでしょうか。ただ、ドコモ版P20 ProにTwilightカラーがあったら、P20 Proの方が好きだと言っていたかもしれません。
カメラ自体は確かにP20 Proの方が3眼で、画素数も大幅に高く、光学3倍のカメラが載っていて高機能です。パリで撮った夜景は信じられないほどきれいでした。でも、Mate 10 Proだって2倍のハイブリッドズームは十分使えますし、ライカっぽい色合いで美しい写真が撮れます。夜間モードが期待通りアップしてくれたら、もっと差を感じなくなるでしょう。
Mate 10 Proの最大の優位点は、デュアルSIMデュアルスタンバイのSIMフリーモデルということです。最近は海外に行く予定がなくて活かされていませんが、MWC(Mobile World Congress)のときには非常に重宝します。P20 ProはもちろんシングルSIMですし、ドコモの仕様に対応したことで、ホーム画面スタイルのカスタマイズなど省かれた機能もあるようですね。
こうして考えてみると、カメラ以外の普段使いに、P20 ProとMate 10 Proで、それほど差はないのです。やはりカメラ、それも夜間撮影の性能が私にとっては重要だということがはっきり分かりました。アップデートよ、早く来い! そして、どうかP20 Proを脅かすくらいの夜間撮影モードになりますように。