みんなのケータイ
世紀末の空を夏の青空に変えてきました
【EveryPhone PR】
2018年6月28日 06:00
これを書いている今は梅雨真っ盛りだが、もうすぐ青い海、青い空がキレイな夏がくる……が、既報の通り、筆者が約3カ月前に購入したヤマダ電機のオリジナルスマホ「EveryPhone PR」では、青い空は撮れない。紫の空になってしまうからだ。世紀末である。間違いなく世界の黄昏、滅びが迫っている感じに撮れる。そういう写真を撮りたい人にはオススメのスマホだ。だが、私は普通に青い空を撮りたい。
というわけで各種カメラアプリをインストールしながら、なんとかならんかと調整を始めたのだが、久しぶりの(まだ梅雨なのでね)青い空を眺めながらカメラアプリをいじっていると馬鹿らしくなってくるのだ。
そりゃそうだろう。青い空、青い海を見たいのに、なんでいつまでも顔を下に向けてスマホの画面を見続けながら「あーでもない、こーでもない」と設定を調整しなきゃならんのだ。本末転倒も甚だしい。青空をバシッと一発撮ってあとは空を眺めていたいのだ。
だからいじるのをやめた。その代わり各カメラアプリのオート任せにガンガン撮ってみた。たくさんあるカメラアプリ、いずれはオートでもキレイな青空が撮れるアプリがあるだろう。
……無かった。ことごとく紫の空になる。多少紫色が薄まることはあるが、所詮は紫。パープルだ。心に闇がある感じの画像だ。あまりにも紫の世界ばかりを見ているので、なんだかこれも味があっていいな、と思えてくる。いかん、危険な兆候だ。
となるとシーンやフィルターの設定くらいはしないといけないようだ。風景や空を撮るのに最適なシーンが用意されていれば、それを選択するだけでいい。ただ意外とシーン設定が少ない。最近はSIMフリーのスマホが増えたからか、オート任せで十分だからか、手動のシーン設定が減っている。
インストールしていたアプリのなかにLINE系の「Foodie」があり、これは結構な数のフィルター設定を用意している。いくつか選択してみるとようやく青空が戻ってきた。これでとりあえずEveryPhone PRの弱点はだいぶカバーできたと思う。あとは梅雨明けの夏らしい青空を待つだけである。