スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」
アノ形の切る工具、BOSCHの新型がイカス!
2019年9月18日 06:00

欧米でよくあるタイプの切る工具
日本で「切るための工具」と言えばまず思い浮かぶのが「カッターナイフ」ですね。オルファやNT(エヌティー)というメーカーの「折る刃式カッターナイフ」。切れなくなったら刃先をペキペキ折って使うアレです。便利で経済的なことから定番中の定番となっています。
一方、欧米でわりと定番となっている切る工具として、折りたたみの替刃式カッターがあります。ユーティリティーナイフとかユニバーサルナイフとか呼ばれているそうですが、↓こんなのです。
日本ではちょっと珍しいタイプ。力を込めて使うのに適しているんですが、正直なところ、利便性やコストパフォーマンスではオルファやNTのカッターの方が優れていると感じます。例えばオルファ製品なら、折る刃式でも力を込めて使える「特大H型刃」タイプ(公式ページ)や、折る刃式でない「ナイフ」タイプ(公式ページ)など、秀逸な製品が多々あります。
でも、上の写真のような欧米タイプ、なーんか好きなんですよね。折り畳めるとか、刃を交換できるとか、頑丈だとか、ミョーにソソる魅力がある。なので、ちょっとカッコイイのを見つけるとついつい買っちゃう筆者です。
そんな欧米タイプのカッターに新型登場。家電 Watchの記事「都内に電動工具好きの楽園があった!! ボッシュの「ひみつ基地」へ潜入♪」にも書いたんですが、BOSCH(ボッシュ)から欧米でよく見るアノ形の切る工具が発売されたんです。
この工具、BOSCHの研修施設「PTトレーニングルーム」で存在を知ったんですが、もちろん速攻で購入。使ってみたら、このタイプの切る工具としては、頭ひとつ抜けた利便がありました。なるほど、BOSCHが作るとこうなるか! みたいな。
欧米スタイルのものもイロイロある
BOSCHの新型の話に行く前に、欧米スタイルの切る工具のバリエーションを少々。メーカーによってちょっと機能性が異なったりして、なかなか興味深い分野です。手持ちの製品について、写真と説明文でご紹介しましょう。
それぞれ個性があって筆者的にはいちいちソソられつつ、使ってみても悪くない。切り出し小刀のような実用性があります。刃の交換もシンプルでわかりやすい。と、まあどれもフツーに使える切る工具なんですが、しかし、なんか進化が止まっている感じがします。「ココもっと便利にできるだろ!」的なツッコミどころがけっこうある感じ。
なお、このタイプのものは、ほぼどの製品でも刃がグラつきます。前後にグラつくもの、左右にグラつくもの、前後左右にグラつくものなどイロイロ。上下にグラついたりもします。でもまあ対象に押し付けて使う道具なので、多少のグラつきは気にならないでしょう。刃をホールドする箇所にアルミテープを貼ってグラつきを抑えるカスタマイズをしているユーザーもいるようです。
余談ですが、こういった切る工具はAmazonなどから購入できます。「カッター SK5」あたりをキーワードにして検索すればた〜くさん見つかります。SK5は刃の材質で、炭素工具鋼を使った刃の一種。
なお、これらの切る工具の刃は、露出している部分の長さが長くて3.5cm程度です。銃刀法に抵触するのは刃の長さが6cmを超えるものですので、これなら銃刀法違反にはなりません。ただし、実際に携帯した場合は、軽犯罪法違反になる可能性があります。後述のBOSCH製品も含め、仕事などでこういった切る工具を常用・携帯する必要がない場合、取締の対象になってしまいますので絶対に携帯しないでください。
BOSCH製はどうなのか?
で、BOSCH製。機能性や使用感について結論から言えば、前述のとおり「頭ひとつ抜けた利便性」がありました。具体的に、写真と説明文で見ていきましょう。
なお、刃のグラつき具合については、左右にごく僅かに、前後に1〜2mmくらいという感じ。予備替刃の収納スペースは使いやすく、何と言うかサバイバル魂を揺さぶります。実勢価格は3500円くらいと少々高いんですけど、機能性も使用感も非常に良好。さすがBOSCHって感じで、このタイプのツールを買うならコレがオススメです♪
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