山根康宏の「言っチャイナよ」

世界初の水冷搭載スマホや、リコー「GR」カメラ・BOSEスピーカーコラボ製品が登場

世界最大のスマートフォン市場、かつ最大の5G加入者数を誇る中国で毎月発売された5Gスマートフォンを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏が紹介する。

 2025年10月に発表・発売された5Gスマートフォンは19機種。内訳はシャオミ2機種、ファーウェイ2機種、OPPO 2機種、HONOR 2機種、vivo 4機種、realme 2機種、その他5機種。

 今月はHONOR、OPPO、vivoのフラッグシップカメラフォンが2機種ずつ出そろった。またrealmeの最上位モデルとして登場した「GT8」シリーズはリコーのGRカメラと協業、シャオミのREDMI上位機種はBOSEのスピーカーを搭載するなど、技術コラボモデルも目立った。nubiaのゲーミングモデル「REDMAGIC 11 Pro+」は世界初の液体冷却機構を搭載している。

1000元を切る格安モデル、vivo「Y37t」

 899元という超低価格の5Gスマートフォン、vivo「Y37t」は前年発売された「Y37」のマイナーチェンジモデルとして登場。基本スペックはほぼ同等だがカメラ周りのデザインを変更、LEDライトはリングライト型とした。バッテリー容量も1000mAh増量、一方で価格は100元引き下げている。

vivo Y37t
発表日2025年10月7日
価格899元(約2万円)~
チップセットMediaTek Dimensity 6300
ディスプレイ6.74インチ 1600×720ピクセル 90Hz
リアカメラ画素数1300万広角+サブカメラ
インカメラ画素数500万(水滴型ノッチ)
メモリー/ストレージ8GB/128GB、8GB/256GB、12GB/256GB
バッテリー6000mAh 44W充電
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n28A / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
大きさ167.3×76.95×8.19mm
重さ204g

コンパクトボディーのハイエンドカメラフォン、vivo「X300」

 ツァイスカメラ搭載のカメラフォン、vivo「X」シリーズの最新モデル「X300」シリーズが登場。「X300」は6.31インチディスプレイ搭載の小型モデル。前モデル「X200 Pro mini」の実質後継機となる。チップセットとカメラ性能を高めたが、広角を2億画素とすることで上位モデル「X300 Pro」と性能を分けた。カメラは歴代モデル同様、ツァイスとの協業を行っている。

vivo X300
発表日2025年10月13日
価格4399元(約9万7000円)~
チップセットMediaTek Dimensity 9500
ディスプレイ6.31インチ 2640×1216ピクセル 120Hz
リアカメラ画素数2億広角+5000万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー6040mAh 90W充電(有線)/40W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28A / n34 / n38 / n39 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
大きさ150.57×71.92×7.95mm
重さ190g

テレコンレンズも装着可能な高性能カメラモデル、vivo「X300 Pro」

 vivoのカメラフォン上位モデルとなる「X300 Pro」は、前世代モデルとなる「X200 Pro」のボディーに「X200 Ultra」のカメラを組み合わせた製品と言える。チップセットはDimensity 9500を搭載、X200 Ultra向けに登場した2.35倍のテレコンバーターレンズの利用が可能になった。なおレンズは前モデルがブラック、本モデルでは新たにシルバーカラーが登場している。5G NR対応周波数はn79も加わった。

vivo X300 Pro
発表日2025年10月13日
価格5199元(約11万7000円)~
チップセットMediaTek Dimensity 9500
ディスプレイ6.78インチ 2800×1260ピクセル 120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+2億3.7倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー6510mAh 90W充電(有線)/40W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28A / n34 / n38 / n39 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
大きさ161.98×75.48×7.99mm
重さ226g

手ごろなサイズのカメラ強化モデル、HONOR「Magic8」

 HONORのカメラフォン「Magic」シリーズの2025年下半期モデルが「Magic8」だ。前モデル「Magic7」シリーズにはなかったディスプレイサイズを一回り小さくした6.58インチとして登場。望遠カメラ性能を高めることで、高倍率望遠撮影にもより強くなった。

HONOR Magic8
発表日2025年10月15日
価格4499元(約9万9000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.58インチ 2760×1256ピクセル 120Hz 6000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+6400万3倍望遠
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7000mAh 90W充電(有線)/80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ157.12×74.03×7.95mm
重さ205g

2億画素の3.7望遠搭載、HONOR最上位カメラフォン「Magic8 Pro」

 HONORの最上位モデル「Magic8 Pro」は高性能カメラを搭載する同社のフラッグシップモデル。前モデル「Magic7 Pro」とカメラ構成は同等だが、2億画素の望遠カメラは3.7倍に倍率を引き上げている。

 なお、前モデルよりディスプレイと本体サイズをわずかにコンパクトにしており、また前モデルにあったポルシェデザインとのコラボモデルも今回は登場していない。このことから、これまでHONORでは展開していなかったカメラフォンのさらに上のモデルとして「Magic8 Ultra」が今後登場するのではないかと推測されている。

HONOR Magic8 Pro
発表日2025年10月15日
価格5699元(約12万6000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.71インチ 2808×1256ピクセル 120Hz 6000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+2億3.7倍望遠
インカメラ画素数5000万+TOF(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7200mAh 120W充電(有線)/80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ161.15×75.0×8.32mm
重さ219g

ハッセルブラッドカメラ搭載、デザイン一新のOPPOのカメラモデル「Find X9」

 OPPOもフラッグシップカメラフォンの「Find」シリーズを一新し、「Find X9」を発表した。背面のカメラデザインは流行りの円形を改め、左上に3つのカメラをまとめた。リングライトの中にハッセルブラッドのロゴをワンポイントで入れている。バッテリーも7000mAh超えの大容量化を図り、急速充電速度も高めている。

OPPO Find X9
発表日2025年10月16日
価格4399元(約9万7000円)~
チップセットMediaTek Dimensity 9500
ディスプレイ6.59インチ 2760×1256ピクセル 120Hz 1800nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7025mAh 80W充電(有線)/50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n18 / n25 / n26 / n28 / n34 / n38 / n39 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
大きさ156.98×73.93×7.99mm
重さ203g

OPPOもテレコンレンズを採用、最上位機種の「Find X9 Pro」

 OPPOの現時点で最上位モデルとなる「Find X9 Pro」はハッセルブラッドの高性能カメラを搭載するだけではなく、vivoと類似のテレコンバーターレンズの装着を可能にしたモデル。3.2倍と高倍率のレンズを取り付けることで、最大200倍の望遠撮影が可能だ。「Find X9」の上位モデルでもあり、5G NR周波数はn12、n20、n79を追加。衛星通信対応モデルも提供する。

OPPO Find X9 Pro
発表日2025年10月16日
価格5299元(約11万7000円)~
チップセットMediaTek Dimensity 9500
ディスプレイ6.78インチ 2772×1272ピクセル 120Hz 1800nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7500mAh 80W充電(有線)/50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n34 / n38 / n39 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
大きさ161.26×76.46×8.25mm
重さ224g

カジュアルなフリップスタイル、ファーウェイ「nova Flip S」

 2024年8月に発売したファーウェイnovaブランド初のフリップ型スマートフォン「nova Flip」のマイナーチェンジ版として「nova Flip S」が登場した。なおファーウェイは過去にもフリップフォンの後継機に「S」の名前を付与したことがある(2022年11月発表の「Pocket S」)。nova Flipからの変更点はチップセットと価格でその他はカラバリが変わった以外に変更はない。価格は約35%引き下げられた。

HUAWEI nova Flip S
発表日2025年10月17日
価格3488元(約7万7000円)~
チップセットHiSilicon Kirin 8030(非公式情報)
ディスプレイ6.94インチ 2690×1136ピクセル、2.16インチ 480×480ピクセル(折り畳み時) 120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB
バッテリー4400mAh 66W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ169.77×75.4×15.08mm/15.12mm(ガラス仕上げ) 展開時87.76×75.4×6.88mm/6.9mm(ガラス仕上げ)
重さ195g/199g(ガラス仕上げ)

価格を下げたセルフィースマホ、ファーウェイ「nova 14 活力版」

 高画質フロントカメラの搭載でセルフィーを美しく撮れる女性向けのモデル「nova」シリーズの低価格モデルとして「nova 14 活力版」が登場した。フロントカメラは5000万画素、リアカメラをこれまでの下位モデル「nova 14」より1つ減らしてデュアルカメラとすることで、価格をさらに引き下げた。背面は模様のある美しいボディーを採用している。

HUAWEI nova 14 活力版
発表日2025年10月17日
価格2199元(約4万9000円)~
チップセット非公開
ディスプレイ6.7インチ 2412×1084ピクセル 120Hz
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数5000万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB
バッテリー5500mAh 66W充電
5G NR対応バンド非公開
大きさ161.75×75.49×7.15mm
重さ191g

空冷ファン搭載で防水対応のゲーミングモデル、nubia「REDMAGIC 11 Pro」

 nubiaのゲーミング対応スマートフォンの最新シリーズとして登場した「REDMAGIC 11 Pro」。歴代モデル同様に内蔵ファンによる空冷システムを搭載しているが、本体側面に吸気・排気口がありながらもREDMAGICシリーズとして初のIPX8の防水に対応した。またバッテリー容量は8000mAhとさらに大容量化を実現している。タッチエフェクトやライティングを制御する自社開発チップ「RedCore R4」も搭載する。

nubia REDMAGIC 11 Pro
発表日2025年10月17日
価格4999元(約11万円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.85インチ 2688×1216ピクセル 144Hz 2000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+補助カメラ
インカメラ画素数1600万(アンダーディスプレイ)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、16GB/512GB
バッテリー8000mAh 80W充電(有線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.82×76.54×8.9mm
重さ230g

世界初の液冷システム搭載、nubia「REDMAGIC 11 Pro+」

 nubia「REDMAGIC 11 Pro」に世界初となる液体冷却機構を追加し冷却効率をさらに高めたモデルが「REDMAGIC 11 Pro+」である。薄層フィルム内に液体を封入し微細モーターで循環させることで本体の放熱性能を高めた。液体の動きが背面パネルから見える視覚効果も与えている。なおグローバルでは本製品の急速充電を80Wに抑え「REDMAGIC 11 Pro」として販売。中国版の「REDMAGIC 11 Pro」とは異なるモデルとなる。

nubia REDMAGIC 11 Pro+
発表日2025年10月17日
価格5699元(約12万6000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.85インチ 2688×1216ピクセル 144Hz 2000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+補助カメラ
インカメラ画素数1600万(アンダーディスプレイ)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB、24GB/1TB
バッテリー7500mAh 120W充電(有線)/80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ163.82×76.54×8.9mm
重さ230g

色変ボディーと高性能カメラ搭載のゲーミング機、vivo「iQOO 15」

 vivoのゲーミングモデル「iQOO」シリーズ最上位モデルが1年ぶりにアップデート、「iQOO 15」が発表された。代表カラーの「凌雲」色は、背面を見る向きによってグレイの中に夕日のようにオレンジ色が見える凝ったデザインを採用。

 人気ゲーム「Honor of Kings」とコラボしたモデルもあり、iQOO 15のハイパフォーマンスなスペックで思う存分プレイを楽しめる。一方で歴代モデルで出ていたBMW M Motorsportとのコラボ製品はなくなり、スポーツエディションとしてイメージだけを採用したボディーカラーを用意した。

vivo iQOO 15
発表日2025年10月20日
価格4199元(約9万3000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.9インチ 2608×1200ピクセル 120Hz 3500nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7000mAh 100W充電(有線)/40W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n75 / n77 / n78 / n80 / n81 / n83 / n84 / n89 / n91 / n92 / n93 / n94
大きさ163.65×76.8×8.17mm/8.10mm(モータースポーツ版)/8.28mm(凌雲色)
重さ220g/215g(モータースポーツ版)/221g(凌雲色)

リコーのカメラとコラボしたrealme「GT8」

 realmeの最上位モデルが日本のカメラメーカーと協業、リコーの「GR」のロゴをまとったモデルとして登場した。「GT8」のカメラはGRと同様に28mmと40mmをワンタッチで切り替え可能なGRモードを搭載。ストリートスナップに適した画角で撮影が可能だ。

realme GT8
発表日2025年10月21日
価格2899元(約6万4000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.79インチ 3136×1440ピクセル 144Hz 7000nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万3.5倍望遠
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7000mAh 100W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n18 / n20 / n26 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
大きさ161.8×76.87×8.2mm/8.3mm(緑)
重さ214g/209g(緑)

カメラバンプ交換システム採用、リコーGRカメラ搭載のrealme「GT8 Pro」

 realme「GT8」の上位モデルとなる「GT8 Pro」はリコーGRコラボカメラを搭載するだけではなく、背面のカメラバンプ部分を円形と角形、交換可能な着せ替えシステムを採用している。ネジ止めされたカメラバンプはサイズが公開されており、3Dプリンターで自作もできる。望遠カメラは2億画素で、GT8同様にGRモードを備えている。アストンマーティンとのコラボモデルも登場する。

realme GT8 Pro
発表日2025年10月21日
価格3999元(約8万8000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.79インチ 3136×1440ピクセル 144Hz 7000nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+2億3倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7000mAh 120W充電(有線)/50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n18 / n20 / n26 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 / n80 / n81 / n83 / n84 / n89
大きさ161.8×76.87×8.2mm/8.3mm(緑)
重さ214g/218g(緑)

デジカメライクなカメラ搭載のnubia「Z80 Ultra」

 nubiaのカメラフォン「Z」シリーズ最新モデル「Z80 Ultra」は、歴代製品同様広角レンズに35mmを採用し、カメラに近い感覚で撮影のできるモデルだ。超広角カメラも焦点距離を従来の13mmから18mmに変更することで、よりカメラとしての撮影体験を高めている。本体デザインは側面のエッジにカーブを持たせ、シャッターボタンも大型化した。歴代モデル同様にゴッホの名画「Starry Night」デザインモデルも展開している。

nubia Z80 Ultra
発表日2025年10月22日
価格4999元(約11万円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.85インチ 2688×1216ピクセル 144Hz 2000nits
リアカメラ画素数5000万広角(35mm)+5000万超広角(18mm)+6400万2.7倍望遠
インカメラ画素数1600万(アンダーディスプレイ)
メモリー/ストレージ12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7200mAh 90W充電(有線)/80W充電(無線)
5G NR対応バンド非公開
大きさ164.5×77.2×8.6mm
重さ227g

音楽にフォーカスしたBOSEコラボモデル、シャオミ「REDMI K90」

 シャオミがスピーカーメーカーのBOSEとコラボ、共同開発したデュアルステレオスピーカーを搭載した「K90」を発表した。これまでの「K」シリーズはゲーミングにややフォーカスしたハイスペック・高コスパモデルだったが、本製品は音楽再生を強化しており、AV再生モデルとしても高い性能を誇る。

Xiaomi REDMI K90
発表日2025年10月23日
価格2599元(約5万7000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.59インチ 2510×1156ピクセル 120Hz 3500nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角+5000万2.5倍望遠
インカメラ画素数2000万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7100mAh 100W充電(有線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
大きさ157.49×75.25×8.0mm
重さ206g

BOSEサブウーファースピーカーを搭載、シャオミ「REDMI K90 Pro Max」

 BOSEコラボモデルの上位機種、シャオミ「REDMI K90 Pro Max」はスマートフォンで初というBOSE共同開発の2.1chオーディオシステムを搭載している。背面のBOSEロゴ部分はサブウーファースピーカーで迫力ある重低音再生をサポート。BOSEのクラシックとバランスというサウンドプロファイルも選択可能だ。またランボルギーニとのコラボデザインモデルもある。

Xiaomi REDMI K90 Pro Max
発表日2025年10月23日
価格3999元(約8万8000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.9インチ 2608×1200ピクセル 120Hz 3500nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万5倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7560mAh 100W充電(有線)/50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n18 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n80 / n81 / n83 / n84 / n89
大きさ163.33×77.82×7.9mm/8.3mm(ブルー)
重さ218g/220g(ブルー)

コスパの高いゲーミングフォン、OnePlus「OnePlus Ace 6」

 高性能なチップセットを搭載しながらも2000元台の価格で販売されるOnePlusの「Ace 6」はコスパを考えたゲーミングモデル。シルバーモデルの背面はサイバーデザインを特徴とする。カメラ性能は実用性を考えた最小限の構成としつつ、バッテリー周りの性能はフラッグシップクラスの製品と変わらない。

OnePlus Ace 6
発表日2025年10月27日
価格2599元(約5万7000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite
ディスプレイ6.83インチ 2800×1272ピクセル 165Hz 1800nits
リアカメラ画素数5000万広角+800万超広角
インカメラ画素数1600万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7800mAh 120W充電
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n8 / n18 / n26 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78
大きさ163.41×77.04×8.3mm
重さ213g

165Hzの高性能ディスプレイを搭載、OnePlus「OnePlus 15」

 OnePlusの最上位モデル「OnePlus 15」はパフォーマンスにフォーカスしたモデルである。高性能チップセット搭載に加え、165Hzディスプレイを採用しゲーミング用途も楽にカバー。バッテリー容量も7650mAhと余裕ある設計だ。

 カメラは5000万画素トリプルと高性能だが、前モデルまでのハッセルブラッドとの協業は終了。OnePlusは現在OPPOのハイエンドブランドという位置づけになっており、カメラについてはOPPOの製品でカバーするという考えだ。

OnePlus 15
発表日2025年10月27日
価格3999元(約8万8000円)~
チップセットQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
ディスプレイ6.78インチ 2772×1272ピクセル 165Hz 1800nits
リアカメラ画素数5000万広角+5000万超広角+5000万3.5倍望遠
インカメラ画素数3200万(パンチホール)
メモリー/ストレージ12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/256GB、16GB/512GB、16GB/1TB
バッテリー7560mAh 100W充電(有線)/50W充電(無線)
5G NR対応バンドn1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n26 / n28A / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 / n80 / n81 / n83A / n84 / n89
大きさ161.42×76.67×8.1mm(茶)/8.2mm
重さ211g(茶)/215g
山根 康宏

 香港在住。中国をはじめ世界中のモバイル関連イベントを毎月のように取材し、海外の最新情報を各メディアで発信している。渡航先で買い集めた携帯電話は1000台以上、プリペイドSIMカードは500枚以上というコレクターでもある。