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水冷システム搭載ゲーミングスマホ「REDMAGIC 11 Pro」、1月8日発売 おサイフケータイ対応

 Fastlane Japanは、nubia傘下のゲーミングブランド「REDMAGIC」から、新型スマートフォン「REDMAGIC 11 Pro」の日本国内向けモデルを発表した。発売日は2026年1月8日。

水冷×空冷のハイブリッド冷却とIPX8防水

 「REDMAGIC 11 Pro」の最大の特徴は、筐体内に本格的な水冷システムを搭載している点。ミクロン単位のレーザー加工による流路と、厚さ0.85mmの圧電セラミック製マイクロポンプを備える。冷媒には絶縁性の高いフッ化系液体を採用し、熱を高速で循環させる。

 これに従来の空冷ファンを組み合わせた「AquaCore冷却システム」により、プロセッサーの熱を効率よく排出する。ベイパーチェンバーや液体金属も併用することで、放熱効率は従来比で120%向上し、端末温度を最大6度低下させるとしている。

 また、空冷ファンを搭載しながらIPX8等級の防水性能を実現した点も特徴だ。吸排気口となる風路と内部基板を分離する「独立風路設計」により、内部への浸水を防ぐ構造となっている。

最新Snapdragonと7500mAhバッテリー

 チップセットにはクアルコムの「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を採用する。前世代と比べてCPU性能は20%、GPU性能は23%向上した。これに自社開発のゲーミングチップ「Red Core 4」を組み合わせることで、映像処理やタッチ感度を最適化している。ストレージはUFS 4.1 Pro、メモリはLPDDR5Tを搭載する。

 バッテリー容量はシリーズ最大級となる7500mAh。最大80Wの急速充電に対応するほか、システムへ直接給電することでバッテリーの発熱や劣化を抑える「充電分離(バイパス充電)」機能も引き続き搭載する。

フルスクリーンとゲーミング機能

 ディスプレイは6.85インチ。インカメラを画面下に配置するUDC(アンダーディスプレイカメラ)を採用し、ノッチやパンチホールのない完全なフルスクリーンを引き続き実現している。解像度は1.5K、リフレッシュレートは最大144Hzで、画面占有率は95.3%。

 ゲーミング機能として、本体側面に520Hzのショルダートリガーを2基搭載する。AIアシスタント機能も強化され、ゲームの攻略情報をリアルタイムで回答するほか、画面上の情報を検索できる「かこって検索」に対応する。

 このほか、日常使いの機能としておサイフケータイ(FeliCa)に対応し、交通系ICカードや電子マネー決済が利用可能。生体認証にはシリーズ初となる3D超音波指紋認証センサーを搭載し、濡れた手でもロック解除が行える。USB Type-C端子からの映像出力に加え、低遅延のワイヤレスミラーリング機能も備える。

ラインアップと価格

 メモリとストレージは、12GB+256GB、16GB+512GB、24GB+1TBの3構成。価格は256GBモデルが12万9800円、512GBモデルが15万7800円、1TBモデルが19万2800円。

 カラーは、256GBモデルがブラックの「Cryo(クライオ)」、512GBおよび1TBモデルが黒スケルトンの「Nightfreeze(ナイトフリーズ)」とシルバースケルトンの「Subzero(サブゼロ)」をラインアップする。

Cryo(クライオ)
Nightfreeze(ナイトフリーズ)
Subzero(サブゼロ)

 12月24日12時~2026年1月8日11時59分まで先行予約期間で、1月8日12時に発売される。12月24日11時59分までにメール登録を行うと、先行予約時に利用できる1000円クーポンが配布される。先行予約販売期間中は、このクーポンと併用することで最大5000円引きで購入できる。

 販売チャネルは、REDMAGIC日本公式サイトのほか、Amazon.co.jp、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキ。