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ケース物色中の俺「エクストリームリミットのPDAケース」




■ハダカで持ちたいけどケースに入れたい


 俺の場合、携帯電話とかデジタルカメラとかPDAとか、あるいはフィルム式カメラとかポケットナイフとかハンディライトとか、持ち歩く頻度がすげー高いツール類を、ケースとかに入れずハダカでそのまま持っていきたいとか思う。

 それにはいくつか理由があって、まず、ハダカで持ち歩いていると、使う時にすぐ使い始められるからだ。ケースに入れていると、ケースから出すという手間がある。それから、ハダカで持ち歩いていると、何というか、ツールの使い込み感が高まる??例えば金属製のツールなら、微妙に塗装が剥げたりして、常用しているモノとしての味わいが深くなるのだ。あと、ナイスなケースを見つけるのもけっこう大変で、イイなぁとか思って実際使ってみてもそーんなに良くなかったりして、結局ケース自体を探し出すのが大変だったりする。だから、ケースなんかに入れなくてもいいや、と。

 だがしかし、そう思うと同時に、やっぱりケースに入れたいなぁなどと矛盾したことを考える。ハダカで持ち歩いて使っていて、特にトラブルがなければいい。が、実際そうでもなく、あららっと落としたり、ゴリッと擦っちゃったり、各種液体とか各種埃が付いたりする。と、使い込んだ感じとは全然違う、すげー気になる傷とか汚~い感じの汚れが付いたりする。多少の汚れは拭いたりすればいいのだが、不意かつ好ましくない傷などは拭い去れない。だから、ケースに入れて持ち歩きたいなぁ、と。

 でまあ、現実的な方向で考えると、ツール使用時のステップの多さや使い込み感の出にくさがあるにしても、ガリガリッてな悲しい傷を防ぐために、やっぱり一応はケースを使ったりしたいなぁ、と。

 プラス、ジャストフィットなケースはなかなか見つからないものの、実際にケース探しを始めてみると、売られているケース類を見るたびにちょっとしたトキメキというか物欲というか好奇心が生まれたりして、これはこれで楽しい。

 そんなわけで、非ケース派であると同時にケース使用肯定派である俺は、わりといつも、良さそうなケースを物色中なのだ。

 ところで、こないだ、ちょっとイイかもしんないと思えるケースを見つけたので、今回はそれをご紹介。モバイラーの人なら既におなじみかもしれないが、エクストリームリミットというブランドのケースである。



■けっこー凝ってるかもしんない!!

MI-E1用ケース
ザウルスMI-E1用本皮ボディースーツをMI-E1に装着した状態。MI-E1各インターフェイスは問題なく使える。非常にフィット感が高い専用ケースなのだ
MI-E1用ケース
ザウルスMI-E1用本皮ボディースーツの左側。このようにインターフェイス部がボディースーツに覆われないようになっている

 エクストリームリミットって何なのか、あまりよく知らない俺だが、そのウェブサイトを見る限り、ケースやバッグを独自に生産している会社らしい。すげー多くの機種用のケースを作っており、バッグも多く、ウェブサイトを見ているだけで自然と購入モードに入ってしまうような印象。非常にイイ感じの専門メーカーだ。

 ともあれ、俺はまず最初、このメーカーのザウルス(MI-E1)用本革ボディースーツというのを発見。ページ上で見たところ、もしかしたらちょっと高いかな~とは思ったが、ものは試し、買ってみた。

 最新型ザウルスのMI-E1のイマイチな点と言えば、(サイドライトを使ったり通信したりすると)バッテリーがけっこう素早く消耗しがちという点と、携帯時には画面を保護するための取り外し式カバーを装着する必要がある点。いやカバーを装着しなくてもイイんですけど、液晶面を何かでゴリッてヤッちゃいそうな気がしてならないので、やはりカバーを装着した方が無難だと言えよう。


 バッテリーの件は予備バッテリーやACアダプタの常備でどーにかなるが、カバーの件はどーもこーもうまい方法がない。結局のところ、カバーは邪魔なのだ。で、このカバー問題をサクッと回避しつつ、MI-E1本体の保護の役にも立つのが、前述のボディースーツだ。

 品物が届いた直後の印象は、「高くはないなぁ」ということ。ウェブサイトの写真で見るよりも高級感があってシックな皮は手触りがよく、縫製などの作りもしっかりしている感じ。ヘタなビニールレザーのケースや、なーんか糊付け面が多い皮ケースなんかを買うよりもずっと満足感がある。

 実際にザウルスを入れてみると、なるほど、これはケースというよりも、確かにボディースーツという感じだ。ザウルスが着る皮の防具というかウェアというか、そんな印象。というのは、ボディースーツを着せた状態でも、ザウルスの各部インターフェースを覆ってしまわないからだ。例えば、赤外線通信ポート、SDメモリカードスロット、CFカードスロット、スタイラス装着部、ボタン類、ランプ部などは、即アクセスできるように露出した状態になっている。MI-E1専用ならではの、細部まで考えられたケースじゃなくてボディスーツである。けっこー凝ってますね、コレ。

 使用感は上々で、前述のMI-E1カバー問題を完全に解決してくれると同時に、よりラフにMI-E1を携帯できるようになった。液晶面を保護するフタ部分は、なんか、ヤケに堅くて実に安心。また、このボディースーツを装着したままMI-E1の内蔵キーボードを使えるのだが、この時のホールド感がかなりイイ。ボディースーツ装着時は、フタの役割をする面を本体裏側に回す感じになるのだが、この(横から見ると)U字型の隙間に両手の人差し指を通してキー入力をするスタイルが非常にシックリ来る。

 この他、P-in comp@ctを装着したままでもカバー部を閉じることができたり、バッテリー交換時以外はボディースーツからザウルスを取り出す必要がないなど、全体的によくできた製品だ。ていうかコレで5100円って安いかもしんないっていうか安ッ!! とか思った。



■jornada用もあった!!

jornada 548用ケース
シンプルでフィット感が高いジョルナダ548用本皮ボディースーツ。jornada548のカバーを取り外してから装着する。ボディースーツ装着時はクレイドルに置くことができない

 MI-E1用のボディースーツの印象がかなり良かったので、その後もエクストリームリミットのバッグとかケースをいくつか買った俺、最近ではhpラヴ!! なjornada野郎なので、jornada用のボディースーツとかもあるかナ~と思って調べたら、あらま当然のようにありましたよ売ってましたよけっこー安い感じですよ!! で、購入。まずはジョルナダ548用本革ボディースーツという製品を買った。

 ボタンやインターフェイス類が比較的に単純なjornada 548ってコトで、そのボディースーツもわりとシンプル。だが、jornada 548は最初から液晶保護用の金属+プラスチックのカバーが付いている。そして、このカバーを付けた状態だと、ボディスーツに入れることはできないのだ。あのけっこうキレイなカバーを常用しなくなるってのは残念な感じだが、でも、jornada 548本体全体を保護してくれるので、ボディースーツを使いましょう!! と。

 で、548用のボディースーツも、その作りとか手触りがかなりイイのだが、実際の使用感に関しては、ちょいと残念な点がある。それは、まず、jornada 548をボディースーツを着せた状態だと、クレイドルに載せられないのでありやがった。ボディースーツはあくまでも外出用って感じ、家の中では外しておく感じになる。ん~なんか残念チック。

 それから、前述のように、標準装備のカバーを外す必要があるので、スタイラスをカバー裏に収納するあのギミックが使えなくなる。その代わりに、ボディースーツ右側にスタイラスを収納する。のだが、このスタイラス収納部分、あんまり使いやすくないのであった。ん~hpのギミックは優秀だったんだなぁ、という残念感。

 でもこれらの残念感、ボディースーツのせいでもjornada 548のせいでもなく、jornada 548にボディースーツを着せたい!! という欲求のせいだと言えよう。でも、ボディースーツを着せると、jornada 548は当然、外部からの衝撃に少々強くなり、ボディースーツ外側にあるリングを利用してストラップを取り付けることができるようになるのダ!! なーんだ外出時の利便が高まるじゃん!!

 と思いきや、jornada 548にP-in comp@ctを接続するためのナイスガジェットであるCF-Pocketが使えなくなるのであった!! ガーン!! なんか俺には向いてないボディースーツかもしんない……。

 まあ、ユーザー次第、用途次第、考え方次第のボディースーツだと言えよう。

jornada 548用ケース jornada 548&MI-E1用ケース
ボディースーツのフタ部分を閉じた状態。フタ部分は非常に硬く、液晶面をしっかり保護してくれる。ボディースーツ右側には548のスタイラスを挿すギミックが見える MI-E1用と548用のボディースーツのフタ部分内側には、カード類を入れられるスリットがある。MI-E1用と548用とではスリットの数が違う(写真はそれぞれの全スリットにカードを入れた状態)



■ 720用のボディスーツは……

jornada 720用ケース
jornada 720用本皮ボディースーツ。720をしっかり保護してくれるが、本文にあるように、720をボディースーツに固定するギミックがベルクロテープという点に不便さを感じるユーザーがあるかもしれない
jornada 720用ケース
ボディースーツを着たjornada 720は高級感がある。なお、スーツ内部にはカード入れのようなスリットなどはない

 jornada 548用のボディースーツに少々の残念感を残した俺は、実はジョルナダ720用本革ボディースーツという製品も買っていたのであった!! ガーン!! 使ってみる前から何となく不安かもっ!!

 とにかく実際に使ってみたら、お、けっこうイイかもしんないっていうかjornada 720の高級感がよりいっそうアップしましたヨ!! わりとナイスですヨ!! ボディースーツに頑丈そうなストラップリングがあり、そこに付属の革製ストラップを付けられるので、む!! 720の携帯性が高まったかも!!

 そうなのだ、jornada 720はコンパクトで、サイズ的な携帯性は高いのだが、なーんかツルッと落としそう(このあたりはjornada 548や他のPDAと同様)なモノでもあった。この危うさが、ボディースーツにより消えた感じ。

 だが、jornada 720をこのボディースーツに装着するとき、ボディースーツ付属のベルクロテープ(マジックテープですな)を、720本体裏面に貼り付けると、ちょっとマズいということがわかった。


 テープを貼り付けると、720とボディースーツがピタッと一体化する。だが、このテープの微妙な厚さにより、今度は720がクレイドルにピシッと収まらなくなるのであった。テープを付ける場合には、jornada 720のバッテリー部分にうまく貼るようにしないとイカンのであった。でもバッテリー部分にテープを貼った場合は720とボディースーツの一体感がイマイチなのであった。

 クレイドルに収まらなくてもイイってケースもある。720を単体で(パソコンとシンクロナイズさせないで)使うなら、クレイドルは不要(充電はACアダプタから直接ですな)になる。また、シンクロナイズを720のシリアルポートで行なうってテもある。

 でも、どうなんでしょーか。多くの人はUSBでシンクロしたいだろうし、せっかくあるクレイドルは、一応って感じでも、やっぱり使うんではなかろうか。そんな方向性で考えると、このボディースーツもやはり、外出時だけ着せて役立てるモノだと言えよう。

 んーやはりケース類は難しいですな。ノープロブレムでジャストフィットでバッチシなケースってのはなかなか……。ふたつのjornadaにすっげぇマッチするケースはあるんだろーか!? クレイドルに置くって時点で既になさそうではあるが、でもまだまだ俺のケース探求は続いたりするのであった。

アクセサリーケース アクセサリーケース
各種ボディースーツとセットでないと購入できない、アクセサリーケース。革製名刺入れのような感じでシンプルな作りだが、高級感がある アクセサリーケースはPCカードやバッテリーなどを収納する程度の容量がある。写真に見える程度の小物なら十分に収納できる





URL
  エクストリームリミット
  http://www.extreme-limit.co.jp/J_index.htm

2001/03/19 00:00

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