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歯磨きにハマった俺「ブラウン プラックコントロール3D」
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。



■ハマると抜けられない歯磨き


 俺の場合、歯を磨くのなんて面倒臭ぇゼやってらんねえよフザケンじゃねえよチョコ食ってそのまま寝ちゃうもんねーという生活を送ったため、学生時代は虫歯に悩まされた。虫歯はほっとくと痛いし、痛いのを通り越すと今度は口臭や出血があったりして、もちろん虫歯の穴には食べかすが入り込んだりして、口内が尻の穴よりキタナイという状況になってしまう。いや虫歯にならずとも口内は雑菌の温床らしくて実際に肛門とかよりずーっと菌が多いそうなんですけど、さておき、とにかく俺は虫歯と決別するため歯の治療をした。

 かつてあった虫歯をほぼ全部根治し、どの歯でも食物を噛めるってのがこーんなに気持ちよく旨いことなのか!! というのを数年ぶりに知った俺は、それをきっかけに、もう虫歯になるまいと、虫歯に対してヒジョーに神経質になった。というか、この気持ちよさを持続させるには、虫歯になんなきゃイイんだと自然に思ったわけだ。

 で、徹底して始めたのが、歯磨き。当たり前なのだが、食後などに歯磨きすれば、虫歯になる可能性が激減する。実は現在小さな虫歯が2本あるのだが、歯磨きをビシビシやり始めたら、その虫歯の進行も止まった。専門家によれば、ていうか歯医者さんによれば、食後即歯磨きするのが超ナイスだそうな。ゆっくりじっくり歯を侵食するイメージのある虫歯だが、実は食後即歯を蝕み始めるのだそうだ。

 ところで、起き抜けと寝る前の歯磨きに加え、食後即の歯磨きを始めると、意外や意外、面倒臭いどころか、やらずにはいられなくなってしまう。特に食後の歯磨きをしないと、1時間しないうちに歯の表面がザラついたりベタついたりする。なーんか歯の表面がツルツルしてないなー、というその状況が許せなくなるのであった。逆に、食後の歯磨きをすると、まあ例えば美味なる食物の余韻はそこで終了となるものの、歯の表面はいつもツルツルでフレッシュ!! すげー気持ちイイ。

 前述の磨かないときの気持ち悪さと、磨いたときの爽快感、ここには本当に大きなギャップがある。気持ち悪いと仕事する気が起きない上にイライラしてきて集中力さえなくなる。が、磨くとやる気と集中力が出てストレス激減。一度この気分を味わうと、もう歯磨きというコトを止められなくなってしまう。歯磨きにハマるというのも妙な話だが、実際ハマってしまうのであった。



■電動歯ブラシは便利だが……


 歯磨きにハマった俺は、家には当然歯ブラシがあり、バッグの中にマイ歯ブラシがあり、クルマの中にもマイフェイバリット歯ブラシがあり、仕事場にも歯ブラシを用意するようになった。で、いつでもどこでもシャコシャコ歯磨き。うーん気持ちイー、というわけだ。

 だが、歯ブラシに、なんと言うか、少々問題あり。これは自分のせいでもあるが、歯ブラシで歯を磨くというのは、意外に効率が悪い。正しいブラッシング方法を修得していないと、いや、していても、たいてい必ず磨き残しがある。また、自分の手や口や歯や歯ぐきに合わせて歯ブラシのカタチとか硬さを見極めるのはすげー難しいと思われる。歯ブラシで完璧に歯を磨くことは、努力してもけっこう難しいと思われる。

 実際、歯磨きにハマった俺はいろんな歯ブラシを試したのだが、どの歯ブラシでもそーとー集中して真剣に歯を磨かないと、納得のいく歯磨きはできない。3分、いや5分、いやいや10分かけて丹念に磨いたつもりが、後で磨き残しがあることに気づいたりする。ビシッと歯磨きできた時は、数十分や数時間後でも、歯の表面はどこもツルツルなのだ。舌で歯に触れてみればわかる。が、磨き残しがあると、歯磨き直後はツルツル感があるものの、時間が経つとすぐにザラザラ感が出てくる。このザラザラがいわゆる歯垢というやつだ。

 磨き残しによる不快感を味わうのは、朝であることが多い。就寝前に歯磨きをした。完璧にした。と思って寝て、朝起きてみると、なーんか歯の表面のツルツル感が失われている。しかも多少の口臭も。こんな時は確実に磨き残しがあったのだ。逆に、就寝前にビシッと歯磨きがキマった時は、朝起きても歯はツルツルのまま。体調が悪くなければ口臭もないのだ。

 歯を磨くと磨かないとで大きなギャップがあり、さらに歯をビシッと磨けたか磨けなかったかによるギャップもある。これを知ってしまった俺は、さらに歯磨きにハマってしまったのだが、ここでひとつ問題が。前述のように、歯ブラシを使っているとなかなかビシッと歯磨きをキメられないということ。

 それで結局使い始めたのが電動歯ブラシ。まだ現在のように多種多様な電動歯ブラシが売られていない頃から、いろんな電動歯ブラシを使った。で、まあ、だいたいの電動歯ブラシは、フツーの歯ブラシなんかよりもずーっと効率的に磨け、しかもヒジョーにラクに歯磨きできるのだが、「これだ!!」という製品にはなかなか巡り会えなかった。電動歯ブラシでしっかり歯を磨いたつもりでも、やはり磨き残し=翌朝の歯のザラザラ感があったりすることが、少なくなかった。



■これしかない!! の逸品

プラックコントロール 3D
ブラウン プラックコントロール 3D
 2万回/分の上下方向の超振動と、7600回/分の左右方向の高速反転運動により歯垢が除去されるのダ!

 すっげぇ完璧に磨ける電動歯ブラシはねえのかよまったく~、と感じていた俺は、5年ほど前だろうか、何となく眉唾っぽいけど良さそうでもある電動歯ブラシを発見。ブラウンのプラックコントロールとかいう製品だ。この製品は良かった。

 これは少々特殊なブラシ機構を持つ電動歯ブラシで、ブラシ部分が高速に回転する。歯ブラシってのは上下左右に動かすモンだと思っていたし、日本歯科医師会でもそーゆーよーなブラッシングを推奨していたのに、いきなり回転式。で、使ってみたら、これが非常に良い。今までのどの電動歯ブラシよりも短時間でビシッと歯を磨けるのだ。磨くパワーも凄いらしく、例えばタバコのヤニ取り用の歯磨き粉を使ったりすると、歯の表面や裏のヤニが驚くほどよく取れる。具体的には、わりと“真っ黒”なヤニつき状態でも、1週間から10日くらいでほぼ真っ白に。歯の表面にうっすら付いたヤニなら、1回の歯磨きで取れちゃうことも!! こりゃすげえ!! コレ最高!! これしかない!! ということで、すぐに俺はブラウンのプラックコントロール電動歯ブラシ野郎になった。

 そんなわけでこれまで数年、ブラウンのプラックコントロール電動歯ブラシを使ってきたのだが、最近、新製品が登場。同社プラックコントロール3Dという製品だ。製品の特徴は製品紹介サイトを見ていただくとして、プラックコントロール3D、結論から言って、俺としては「これしかない!!」と言える逸品だと感じた。



■凄いぞ!! プラックコントロール3D!!


 まずこの電動歯ブラシ、同社の旧製品に比べても、他社製品に比べても、パワーがあるのに比較的うるさくない。

 何でも、ブラシ部分が毎分2万回も前後運動すると同時に毎分7600回も回転するそうな。そんなに激しく振動・回転しているようには見えないが、コレで歯を磨いてみると実にイイ感じ。以前使っていた同社の製品よりもさらに歯の汚れが落ちる、のに、振動・騒音が少ない。まあ、“少ない”と言っても、それなりの振動・騒音はある。特に騒音の方は「これじゃあやかましいじゃん!!」と感じる人もあるかと思うが、でも、パワーのある電動歯ブラシの中ではわりと静かなんじゃないだろうかと思う。

 その歯磨きパワーに関しては、磨いた後、吐いた歯磨き粉を見て驚く。げぇッ、俺の歯ってこーんなにいろんなモン付いてたのォ~って思わず引いてしまうほど、汚物感の高い液体が出てくるのだ。前のモデルもそうだったが、プラックコントロール3Dになってからなおさらという感じ。食後なんかは食べかすがいっぱい出てくるので食欲が減退するというかなんか自分が動物であったことを思い知るというか、そんな感じ。歯を磨いてから、何も食べずタバコ吸ったりお茶飲んだりしつつ原稿を書いてまた歯磨き、という場合も、意外なほど汚れが出てくる。なんつーか、これはヤニと茶渋であろうか、というような黄色~やや茶色っぽい液体が出てくる。

 何だか気色の悪い話で済まないが、それほど歯の汚れを落としまくってくれる電動歯ブラシなのだ。前述のように歯磨きのたびに汚れた歯磨き粉を見て驚くし、さらに、この電動歯ブラシを使い始めてからというもの、朝起きた時の歯のザラザラ感がほとんどない。やはり、確実に“より良く”磨けているのだと思う。


 それから、この歯ブラシを使うと、なんか、ヤニ取り用歯磨き粉を使わなくても、ヤニが落ちるような気がする。ていうか落ちた。歯の表面にうっすらとヤニが付いていたのだが、プラックコントロール3Dを使い始めてから3~4日したら、それが消えた。ここまで落ちちゃって……歯そのものが削れたりしないんですかぁ、なんて心配にもなるが、まあ、歯の表面は水晶並みに硬いらしいからプラスチックブラシに負けることはなかろう。

 あと、この電動歯ブラシ、全体的に(以前の同社製品より)使いやすくなっている。例えばグリップ部には、やや柔らかめの滑り止めゴム(?)がついていて、濡れた手でも滑らない。グリップ自体も細め(前の製品はわりと太かった)なので、微妙なコントロール(←なんか大袈裟な言い方ですな)が利きやすい。力を入れすぎるとブラシの振動が止まって歯ぐきを痛めないという“プレッシャーセンサーや、ブラッシングに適当な時間(2分だそうです)が来たらブラシの回転が弱まる“メモリータイマー”が装備されているなど、ある意味かなりインテリジェントな電動歯ブラシであり、使っていてもかなり便利である。

 それと、旧製品も含め、プラックコントロールシリーズは専用のブラシを使うのだが、このブラシ、ブラシ交換時期がわかる。具体的には、緑色のブラシの毛が、摩耗というか消耗というかつまり弱まってくると、白っぽくなるのだ。ブラシの交換時期がしっかりわかるというこの機能、歯磨きマニアとしては非常に有り難い。

 ところで、どーして“ケータイWatch”なのに電動歯ブラシなのかと言うと、それは、俺の密かなマイブームが電動歯ブラシだからではなくてプラックコントロール3Dは電気モノだし携帯可能だからなのである!! ってことにしといてください。





URL
  プラックコントロール3Dの製品情報
  http://www.braun.co.jp/products/oral/index.html

2000/07/31 00:00

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