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エバクエ専用マシン買うし!!
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


エバクエ専用マシン買うし!!

ドスパラの“EVERQUEST II推奨スペックPC”として売られているPrime Galleria EVERQUEST IIのスタンダードモデル。マイクロタワーシャーシが選べたり、静音パックが選べたり、他の“推奨スペックPC販売店”よりもきめ細かなBTOを行なえるように感じた。ホントはキューブPCでエバクエしたいんですけどネ
 この秋はすっかりエバークエストIIにハマっている俺。その詳細(!?)は本連載バックナンバーにも書いたが、もーこのゲーム、本格的にオモシロ過ぎであり、いろいろな意味で激ヤバなんで、毒を食らわば皿までという精神で、エバークエストII専用パソコンを買うことにした。

 すなわち!! いつでも即ゲーム開始&常時ゲームサーバにログオンも可能な環境としてゆきたい!! 「あのフェイブルドなアイテムは売れたか?」、「ストームホールドのアソコは今の時間ガラガラかも!!」、「サンダリングステップで例のアレがPOPしてそ~」と思った瞬間ログオンできる環境!! これ理想!! これをやってゆきたい!! って後半意味不明でありかつ「仕事兼用PCでもソレできるだろ」というツッコミも入りがちであるが、ぜひ!! ゲーム専用パソコンを購入していきたい!!

 というコトで早速ネット通販で良さげなのを買おうと思ったのだが、アレですな、目的がビシッとひとつに決まってると、今時のパソコン選びはたいそう退屈ですな。汎用的に使える装置としてパソコンを買う場合、近未来までの可能性まで見据えつつ、パーツからシャーシから全体的なパフォーマンスまでをコストと照らし合わせつつジックリと選ぶことになる。下調べが面倒ではあるが、選ぶこと自体が楽しかったりする。

 だが“エバークエストII専用マシン”とした場合、もう必要なスペックは決まっている。エバークエストIIの推奨環境はplayonline.comにも書かれているが、汎用的に使うPCよりも選んだりBTOしたりするのがずっと簡単だ。ぶっちゃけ、推奨環境にプラスして、CPUとビデオカードあたりを奢った構成にすれば、十分快適にプレイできる。

 ゲーム専用パソコンは欲しいけど、そーゆーパソコンの構成考えるの面倒くさ~。何たる怠惰なゲーム野郎の俺なのかと我ながら思ったが、だって単にゲームしたいだけなんだも~ん。

 と、怠惰さを増幅させつつ何となくネットで調べていたら、なーんだ、既に“エバークエストII推奨PC”ってのが多々あった。上記のリンクからは、何となくplayonline.comとPCショップの商業的結束を感じたりするわけだが、ん~、手っ取り早いからソコから選んでみるか、と、あくまで怠惰な俺であった。

 結局、選んだのはドスパラのPrime Galleria EVERQUEST IIのスタンダードモデル。細かな部分が拙者の要望とマッチしていたので選んだ。


14万円でゲーム機購入

 エバークエストII(以下、EQ2)専用PCとしてドスパラのPrime Galleria EVERQUEST II スタンダードモデルを選んだのは、結局、なるべく小さなシャーシのPCが良かったからだ。で、playonline.comで紹介されているショップを端から見ていったら、BTO的にも小型シャーシ的にも充実しているのがドスパラだったというわけだ。

 また、他パーツ類もわりあい細かくBTOできるのもドスパラの強みに見えた。“静音パック”とかいう少々ヒキのある構成も選べて、騒音に対して轟音が如くうるさい拙者にも合いそう、と。てなわけで、ドスパラでBTOし、エバークエストII専用マシンを購入。結果的に購入したのはマイクロタワーシャーシの黒いマシン。


フロントは光学ドライブとUSB端子と音声入出力、それから電源ボタンとリセットボタン程度で、他は何もナシ。地味っ。味も素っ気もない非常にシンプルなゲーム専用PCと言えよう リアも特に変わったところナシ。拡張スロットは4スロットあるが、ビデオカードで1スロット消費されており、さらに後述の理由で1スロットを使っている。拡張性的にも、ま、マイクロタワーシャーシってコトで、地味ですな

 ドスパラのPrime Galleria EVERQUEST II スタンダードモデルは、カスタマイズせずにそのまま買うと99,800円となっている。スペック上、そのままでもエバークエストIIはフツーに動作しそうだ。てなわけで、そのまま買ってもいいかナとか思ったが、恐らくいずれはエバークエストIIに飽きるであろー俺。その時、別のMMORPGに乗り継げるように(ってまだヤルつもりかよ>俺)、ちょっとだけハイスペックな感じでBTO注文してみた。

 大雑把にBTO内容を書くと、まずCPUとしてはIntel Pentium D 820(2.8GHz)。デュアルコアプロセッサですな。スレッドが多々動作するEQ2にはデュアルコアがナイスってコトで。でもより高速なのは現時点でまだまだ値頃でないので820を。

 メモリは512MBのDDR2×4で2GBに。EQ2に飽きて他のMMORPGをしないという時のことを考え、重いサウンド系アプリもサクサク動くようにというのは言い訳で、ビミョーに安かったのでついつい大容量に。1GBよりは2GBのほーが、EQ2、サクサク動きそうな気はするのだが、実際のところ、1GBのマシンでも2GBのマシンでもメモリによる動作の差はイマイチわかりません。それよりHDDが高速であるほーが何かと快適になるEQ2だと感じている(後述)。

 そのHDDは、シリアルATAの160GB。HDDが速いほーがイイとか言っておきながら、単純に値頃感のある容量のシリアルATAを選んだだけである。でもきっとデュアルコアだしメモリも多めだしHDDもUltra ATA等パラレルのものより速いから、これまでより多少は快適にあるだろうとか思いつつも。

 EQ2をプレイする上でCPUと同様に肝心となるパーツことビデオカードとしては、気合入れていちばんイイのを!! とか思ったのだが、グラフィックチップによる価格差が激しいので、実は値頃感でテキトーに選んでしまった。nVIDIA GeForce6600GT 128MBを選択。

 つーかですね、nVIDIA GeForce7800GTXだぜ6万円出すゼ!! しかも最速プロセッサだぜぃ!! という場合は違うとは思うが、EQ2って実際のところ、最高画質を求めづらいのが現状だと感じる。

 超っ速のCPUと超っ速のビデオカードを組み合わせれば、おそらく非常に高画質でプレイできると思う。のだが、そこそこ速めのCPUおよびそこそこ的マザーボードのパフォーマンス等の環境に、速めのビデオカードを組み合わせた場合では、実際のプレイ時にある程度画質を落とさないといけなくなると感じる。トータルで最強のマシンにすればEQ2を超高画質でサクサクプレイできると思うのだが、一点豪華主義だと、プレイ時にその一点の豪華さが他のショボめパーツに足を引っ張られて、性能を発揮できない、みたいな。


 また、高画質の設定でプレイしていても、一画面上に多数のプレイヤーやノンプレイヤーキャラクターが登場する場面では、多くの環境で重くなる。結局、速度を優先した設定──やや低画質めでプレイするのが現実的となるので、ビデオカードにお金かけても(現時点では)なぁ~、てなわけで値頃感でビデオカードを選んだわけだ。……でもそのうち最強に強まったビデオカード&CPU&それらに関わるパーツで組んだPCで、EQ2をプレイしてみたいとは思っているんですけどネ。

 他、光学ドライブはDVD-ROMが読めて値頃感のあるものを、電源もテキトーに値頃感で、OSも値頃感っつーか安いほーのXP Home Editionを、てな感じでBTO。でもウルサいマシンはイヤなので、BTO項目内にある“静音パック”の“まんぞくコース”を注文してみた。なお、マザーボードはBTOできないが、ASUS製 Intel 945G マイクロATXマザーボードが実装されていた。

 で、合計価格は142,300円。これでEQ2専用マシンが買えるんだと思うと、なんか安いように感じる“EQ2漬け”の拙者である。


GPUとしてnVIDIA GeForce6600GT 128MBを搭載したASUS製のバルクなビデオカード。値頃感で選んだとは言っても、今時的3Dゲームを楽しむ上では十分な性能を持っている 電源はこのよーな400W電源が付いてました。実は、今回BTOで買ったエバクエ専用マシン、静音パックしたものの、そんなに静音ではなかった。この電源はそんなにうるさくはない気がするが、そのうちCPU系のファンともども超静音なものに換えちゃおうかしらとか思ったりもする

良さそうに見えるメンテナンス性

 ドスパラPrime Galleria EVERQUEST II スタンダードモデル俺BTOスペシャルゲーミングバージョン(以下、EQ2PC←って何その略!?)の第一印象は、なんかこのPCってメンテナンス性良さそう、というコトであった。

 EQ2PCは、思いの外簡単にその内臓を露呈する。本体背面右側にある手で回せるネジを回し、サイドパネル上のスライドレバー2箇所をクイッとずらすと、シャーシ本体からサイドパネルを取り外せる。で、内部のカードを抜き差しできたりする。


本体背面右側。サイドパネルを止める小さな手回し式ネジと、サイドパネル上のスライドレバーがある。これらをチョチョイといじるとサイドパネルが外れる。


チョチョイといじって外したの図。サイドパネルは扉式とかではなく、完全に本体から外れる。ドライバー不要な感じですな サイドパネルを外した状態で中を見ると、ま、BTO構成が単純ってのもあるが、かなりスッキリした中身である。ケーブル類も少なく、エアフローも良さそう

 そうしてパネルを開いてみると、拙者の自作PCよりもずいぶんと中がスッキリしていた。マイクロタワーシャーシだからけっこー中身がギッシリ!? とか思っていたが、そーでもないですな。一見、手入れがしやすそうである。


古くからBTOでPCを売っているショップらしく、ケーブル類も手際よくまとめられている。テープで固定、という点が残念ではあるが、効率よく組み立ててるという印象だ 5インチ光学ドライブ1台と3.5インチHDDを1台実装しているが、まだ5インチベイ×1、3.5インチベイ×3(だと思う)の空きがある。もーちょっと拡張できちゃいそう

 スッキリした内部だが、ドライブベイを見ると余裕があるので、おっコレは手持ちのパーツ突っ込んじゃうとストレージ的に最強風味のあるEQ2PCになる!? と思った。が、3.5インチベイに何かをインストールするのは面倒そうだ。

 てのは、3.5インチベイの背面には巨大なCPUクーラー(NINJAかナ!?)およびデカいファンがあり、例えばHDDを増設する場合はこのファンやCPUクーラーを一時撤去する必要がありそうだから。ちなみに、フロントから3.5インチベイに何かを入れる場合、上ふたつはFDDやカードスロットをフロント側から入れられそうだが、3.5インチHDDはフロントから入らない構造になっていた。


ふゴっ!! いきなりトラブルかよ!!

 EQ2PC納品後、速攻でEQ2インストールした直後にプレイ開始!! という勢いを完全に否定してくれたのが、このBTOマシンのガッデムオンボードEthernetコネクタでありやがった。どーも初期不良。すなわち、インターネットにマトモにつながらない。

 具体的には、Ethernetコネクタ部分が接触不良を起こしているもよう。ケーブル端コネクタの挿入角度により、ネットワーク接続が認識されたりされなかったりする。ケーブルを換えてみたり、ケーブル側およびマザーボード側の接点を掃除してみたりしたが、症状変わらず。つながったり途切れたりする。MMORPGにおいて、まさに命綱であるネットワーク接続がアルティメット不安定!!

 糞ったれアッタマ来たドスパラ!! とか思ったが、たぶんコレ、マザーボード上の問題なんでしょうな。コネクタ部の、恐らくマザーボードとの接合部が、何らかの問題で接触不良になってるんでしょうな。先日拙者の愛車に起きたアレと同じ──ブレーキ踏んでもギアがパーキング位置から他へ入らなくて困ってディーラー持ってったら電装品の接触不良だっんですけど、まあそんな話は置いといて。

 マザーボード上で、ネットワークアダプタとしては“生きている”という状態。コネクタ部分のみおかしい。けど、アルコールで拭くとか接点復活剤でどーのとかは効かない。コネクタとマザーボードを接合する部分がオカシくなってるもよう。恐らくこういった初期不良、ドスパラに電話すれば速攻で対処してくれるんだと思う。

 が!! しかし!! 俺は今すぐEQ2やりたいんだよーん!! サンダリングステップ行なってあのクエスト終わらせたい!! 何しろ凄い斧が!! あとヒロイックな骨軍団にお礼参りをしてゆく!! そしてカボチャ頭のアイテムを得るべくエピックなカカシをブッ倒していきたい!!

 この、健全なる生活をお送り中の方には全然よくわからねえゲーム野郎ならではの目的を達する前に、ドスパラに連絡したりして、EQ2PC送り返したりして、数日待ったりして……なんてなこたァできるわけがねえ!! だって今はEQ2経験値ボーナスキャンペーン期間中だし!! ギルドの人もPOPしまくり千代子だし!! 今すぐEQ2するしか!! という勢いの俺なのであった。

 というコトで、単純に、PCIのネットワークカード挿しましたヨ。オンボードネットワークアダプタはdisableってコトで、問題は見て見ぬ振りとしてゲーム開始ッ!! 修理出して数日待って健全なオンボードネットワークアダプタを使うか、980円のネットワークカード使って今すぐゲームするかと言えば、確実に後者を選ぶことが絶対に決まっているゲーム漬け野郎なのだ。


問題のEthernetコネクタ。オンボードのネットワークアダプタとしては“生きている状態で認識”されているが、接続部が接触不良のようで、コネクタ部のLEDが点いたり消えたり。コネクタの接続口ではなく、マザーボードとコネクタ部のトラブルのようだ というわけで、980円とかのネットワークカードを挿した。拡張スロットが1スロット埋まってしまったが、しかし、EQ2はすぐに楽しめるようになった。わーい!! って喜ぶトコロじゃないですよ>俺

 ちなみに、EQ2PCに関してのイマイチ点をもうひとつ挙げると、BTO時に“静音パック”の“まんぞくコース”を注文してみたものの、ハッキリ言って大して静かじゃないですな。電源ファンおよびビデオカードファンを含めて4つのファンで冷却されているEQ2PCだが、俺のファン9個入り自作PCよりずっと騒音PCと言える。


12センチ(!?)のファンと巨大なCPUクーラーが実装される“静音パック”の“まんぞくコース”。このCPUクーラーおよびファンの価格に手数料が加わって7000円弱なら、(クーラー交換とかマジ面倒なので)まあ安い感じだが、超静音!! みたいな効果はなかった

 まあ、俺の自作PCの場合、ファンコンを使ったりファンをかなり吟味したり水冷化までしているので、手数料込みで7000円弱でできるお手軽静音化と比較するのもナンである。また“静音パック”の“まんぞくコース”の場合、CPUクーラー・ファンをリテイルのものから静音のものに換え、さらにシャーシファンを静音ファンに換えている。ので、静穏対策ナンにもナシのものと比べたら、きっと静かにはなっているのだろう。……でも、このレベルの静音処置で“まんぞく”とか“こだわり”を謳うのはどーかと思ったりもした。


HDDのファイル読み込み速度で快適化

 さてさて、EQ2PCを使ってのEQ2プレイだが、結論から言えば多くの面で非常に快適だと感じられる。実は前述でプチ問題視した“イマイチ静音じゃない”という点も、ゲーム始めちゃうとそんなに気にならなくなる(EQ2って戦闘時とかの音けっこーハデなので)。

 快適なのは、とにもかくにもデータの読み込み速度である。EQ2の場合、例えば起動時にはHDD上の多量のファイルをスキャンする。ゲーム内である場所からある場所へ(ゾーンの)移動をする場合も、HDD上のデータをけっこー読み込むっぽい。で、このEQ2PCの場合、これらの処理が非常に速い。

 例えば起動とかメチャっ速。EQ2PCを使う前にEQ2用マシンとなっていたPCは、HDDもCPUも決して遅くはなかった。パラレルATAのHDDだが転送速度等は高速で、CPUはPentium4の3.2GHz。EQ2を十分快適にプレイできるパフォーマンスがある。しかし、そんなマシンと、このEQ2PCを比べると、もー明らかにEQ2PCの方が速いのだ。

 上記のPentium3.2GHz・パラレルATAマシンが既に起動・安定した状態とする。で、EQ2を起動する。と同時に、EQ2PCの電源を入れ、Windowsにログオンし、EQ2を起動し……というふうに追いかけてEQ2を始める。と、後から電源入れてEQ2を起動したのに、EQ2PCのほーが先にゲームが始まる計算になる。一概には言えないが、だいたい30秒以上、EQ2PCの方が早くゲームが始まるという感じ。後から電源入れてるのに、ですヨ。

 どーしてここまで違うのか、と見ていると、EQ2PCの場合、やはりファイルのスキャンがメチャっ速なのである。EQ2の場合、例えば起動時にファイル類のアップデートを確認するために、既にHDD上にあるファイルをスキャンするわけですな。恐らく、最近デスクトップパソコン買ったヨ、ってな人でなければ、このスキャンに数十秒~数分待たされていると思う。のだが、EQ2PCの場合、このスキャンが十数秒って感じで終わっちゃうのだ(全てのファイルをスキャンする設定で)。

 この速度はEQ2プレイ中にも“効く”。例えばEQ2でグループプレイ等をしていて、ゾーンからゾーンへと移動する時。他のプレイヤーよりやや遅めに扉等(←ゾーン移動のためのクリッカブルオブジェクト)をクリックしても、いつも速攻で次のゾーンに現れている俺のキャラクターだったりする。逆に、EQ2PCではなく、以前紹介したDELLのノートでの場合、(ノート用HDDの多くは読み書き速度が遅いので)ゾーン移動に時間がかかったりする。

 ただ、ゾーン移動の速さに関しては、HDDのみ高速なら速い、という印象でもない。HDDが速いほうがゾーン移動も快適な印象があるが、同時にCPUパフォーマンスやゾーンの混雑具合等も関連してくるようで、起動時の体感速度ほど“HDDが速い方が快適”とは言い切れない。

 ともあれ、EQ2PCに搭載したシリアルATA HDDの読み込み速度の速さと、CPUの処理速度、それからHDDとCPUを結ぶ経路となるマザーボードのバス速度が速いこと。これらのバランスが取れているからEQ2上での“目に見える速度の違い”となっているんでしょうな。


ふーん、今時のPCはシリアルATAなんだなぁ……という程度に考えていたが、シリアルATAにしたEQ2的メリットはヒジョーに大きかった。EQ2野郎はシリアルATAにすれ!!

 にしても、HDD回りのパフォーマンスがゲームプレイの快適さにつながるってのはちょいと嬉しい。アレと似てますよ、読み込みが遅いCD-ROMドライブを最新の高速CD-ROMドライブにした時の、ソフトウェアのインストール時間の差、みたいなのに。

 ただ、それ以外は、前述の自作PCや、前に紹介したDELLのハイエンドノートと比べ、EQ2における体感速度・快適さのメリットはあまり感じられない。結局混んでるゾーンとか行って近くにプレイヤー多いとゲーム上のタイムラグ出ますしね(時間によりサーバー側の負荷が高くなったり、画面上に多くのプレイヤーが登場するとそれだけでも描画の負荷になったりする)。

 てなわけで、EQ2専用マシンとしてBTOしたPrime Galleria EVERQUEST II スタンダードモデルは、MMORPG専用マシンとして十分ナイスである以上に、EQ2においてはHDDの読み込み速度がゲームプレ以上の快適さを大きく左右するんだなぁと実感した。あるいは、EQ2プレイヤーの場合、ビデオカードやCPUをアップグレードする前に、速いHDDを導入するのが幸福への近道なのかもしれない。



URL
  エバークエストII
  http://www.playonline.com/eq2/
  エバークエストIIの推奨環境
  http://www.playonline.com/eq2/partners/pc.html
  ドスパラのPrime Galleria EVERQUEST II
  http://www.dospara.co.jp/galleria/?b10=80

2005/11/14 15:57

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