ケータイ新製品SHOW CASE au W31CA

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ケータイ新製品SHOW CASE

W31CA（クリムゾンレッド）
2005年7月29日

■ 写真で見るW31CA


テンキー側ボディ	サイドキーは右側に集中する


左側にはクレードル用端子とminiSDスロット	3.2メガピクセルのカメラを搭載


2軸ヒンジを採用	クレードルに収めた状態でデータのやりとりも可能


W21CA（右）との比較	W31CA（奥）のロゴはメッキが施され、LEDを内蔵する。背面のデザインも若干変更されている


待受画面	ジャズレコードのジャケットのような画像を多く収録	待受は開くたびに違うものが現れる


12分割のアイコンメニュー画面	Flashによる動きのあるメニュー画面も用意	メニュー第2階層からはテキストメニュー


メール本文表示。9字×11行	11字×14行	18.5字×22行


PCドキュメントビューアーはアプリメニューからも起動可能	PCドキュメントビューアーでPDFファイルを拡大表示しているところ	mHTML形式のファイルを表示。拡大・縮小も自由


PCサイトビューアーはW21CAと同等。画面に合わせたスモールスクリーン表示のようす	カメラモードの撮影サイズメニュー。QXGAまでサポートする


撮影サンプル。2048×1536ドット（QXGA）、画質ファイン。リンク先は無加工（1.18MB）	撮影サンプル。2048×1536ドット（QXGA）、画質ファイン、マクロモード。ピントがずれてしまったが、自然な色合い。リンク先は無加工（0.98MB）

■ 仕様で見るW31CA

　カシオ計算機製のCDMA 1X WIN端末。2.6インチのワイド液晶、2軸ヒンジ、PCサイトビューアーなどW21CAの機能を踏襲し、新たに3.2メガピクセルのカメラ、PCドキュメントビューアーを搭載する。

　新機能のPCドキュメントビューアーは、本体フォルダに保存されたオフィス文書を閲覧できる。Picsel Technologies社の「Picsel File Viewer」を採用しており、データフォルダの中の「PCドキュメント」フォルダに格納されたPDF、Excel、PowerPoint、Word、HTML、mHTML（画像とHTMLを合わせた単一ファイル）のファイルを閲覧可能。拡大や縮小、回転、移動といった操作ができる。miniSDカードに保存されたオフィス文書は、本体の「PCドキュメント」フォルダにコピーして閲覧する。

　Eメールに添付可能な容量が500KBに拡大されており、比較的容量の大きいオフィス文書を添付ファイルとして受信可能。撮影画像なら、画質がノーマルモードでUXGAサイズ（1600×1200ドット）の画像や、ファインモードでSXGAサイズ（1280×960ドット）の画像などをリサイズすることなく送信できる。

　「SD-Video」（ASF形式）の再生機能を備え、パソコン向けオーサリングソフト「MediaStage体験版 for CASIO」がパッケージに同梱される。

【おもな仕様】

サイズ
（高×幅×厚）約103×51×28mm

重量約144g

連続通話時間約190分

連続待受時間約240時間

充電時間約120分

ディスプレイ 2.6型 26万色TFTカラー液晶
240×400ドット

表示文字数全角9字×11行、11字×14行、18.5字×22行

メモリダイヤル 500件

リダイヤル・着信履歴各50件

データ通信速度最大下り2.4Mbps、上り144kbps（EZwebおよびEメール使用時）

ボディカラークリムゾンレッド、ディープシルバー

【インターネットメール】

サービス名 eメール

利用料 EZ WINに含まれ315円

メール受信機能最大全角5,000文字

メール送信機能最大全角5,000文字

メール保存件数受信メール:1,250KBまたは最大500件
送信メール:500KBまたは最大200件

添付制限受信時:5データ、合計最大685KB
送信時:5データ、合計最大500KB

【着信メロディ】

和音数 64和音（ステレオ対応）、着うた対応

着信音・登録済みパターン10種類
・登録済みメロディ6曲

登録メロディ曲名 Electrical Parade
Collage
Morning Sun
Good News
Flower Dance
Restful Breeze

和音着メロダウンロード「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量約24MB、BREWフォルダ約5.8MB

保存/閲覧が可能な
ファイルの種類・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PCドキュメントファイル
・PIM情報など

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット JPEG

撮影可能解像度 2048×1232、2048×1536、1600×1200、1280×960、640×480、240×400、240×320、120×160

撮影可能容量データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ（動画）】

撮影可能画質標準S（96×80）、標準M（128×96）、高品質S（96×80）、高品質M（128×96）、ビデオモードQVGA （320×240）

■ スタッフが見たW31CA

	コメント
湯野	W21CAからの正常進化したW31CA。外観もW21CAのテイストを踏襲しており、使い勝手を含め大きな変化はない。しかし、カメラは2メガピクセルから3メガピクセルに進化し、新たにPCドキュメントビューアーを搭載するなど、また一歩着実にステップアップしている感じがする。　以前よりUSBクレードルでパソコンとデータシンクロできるようにしたり、PCサイトビューアーを搭載してパソコン向けサイトを閲覧できるおうにしたりと、本誌を読んでいるようなネット＆パソコンユーザーの心をくすぐる機能を進んで搭載してきたカシオ。今回新たに搭載されたPCドキュメントビューアーも、その延長線上にあり、ビジネス文書を頻繁にやりとりするようなユーザーにとっては大変便利な機能と言える。　もっとも、その使い勝手には多少回りくどいところがあるのも事実。添付ファイルを受信し、メールソフト内からそれを確認しようと思っても開けない。PCドキュメントビューアーを起動し、その中からファイルを開かなければならない。同じ添付ファイルでも画像データなどとは開き方が異なる。また、受信できるが、送信や転送は行なえないというところを不満に思うユーザーもいるかもしれない。この辺りにはまだ改善の余地があるだろう。　それでも、メールに添付されたビジネス文書をその場で閲覧できるのはありがたい。ちょっとした文書の確認のために残業することの多い管理職も早く帰宅できる。きっと家族も喜んでくれることだろう。
太田	1X端末ではカメラ機能を追求してきた感のあるカシオ端末だが、同社初のWIN端末「W21CA」では2軸ヒンジと240×400ドットのワイド液晶を搭載し、新たなトレンド作りを試みた。横位置でのワイドビューもさることながら、通常の縦位置では、メールやWeb、フルブラウザの閲覧をすると、縦に長い液晶は思っていた以上に快適だ。項目が多くなりがちで項目数の全体が把握しにくい場合も多いサブメニューなども、多くの場合一画面で表示され、地味ながら確実に快適性に貢献している。そういったW21CAのハードウェア的、ソフトウェア的特徴を継承しながらさらに機能向上を図ったのがW31CAとなる。3メガピクセルのカメラはノイズも抑えられ、発色もよりデジカメに近い自然な仕上がりになっている。保存される画像の容量は最大で1MBを超えるサイズとなるが、保存、閲覧、編集などの動作も機敏でストレスなく使うことができる。　新たに搭載されたPCドキュメントビューアーはSH900iなどにも搭載されていたピクセル社のもの。メールのファイル添付容量の上限が500KBまで拡大されているので、大きな画像のほか、比較的大きなサイズのオフィス文書を添付ファイルとして受信し、閲覧できる。ただ、PCドキュメントビューアーで閲覧できるファイル（PCドキュメントファイル）は、メール添付では受信のみに対応し、端末からの送信時には添付できない仕様。また、取説にも明記されているが、容量が大きかったりページ数が多いファイルはPCドキュメントビューアーで正しく表示できない場合があるので、ビジネスなど本格的に利用するユーザーはあらかじめ動作をチェックし、利用しやすいファイル形式を選択するなどの工夫が必要かもしれない。　安心ナビやケータイアップデートなどのサービスに対応しないのは残念であるが、充実したカメラ機能や動画再生機能、フルブラウザ、充電台を兼ねたUSBクレードルによるパソコンとのデータ連携など、ハイエンド端末にふさわしいスペックを備えている。WINの定額制サービスを幅広く使いこなしたいユーザーにはオススメの端末だ。

■ ＵＲＬ
　ニュースリリース（KDDI）
　 http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0728a/
　ニュースリリース（カシオ）
　 http://www.casio.co.jp/release/2005/w31ca.html
　製品情報（KDDI）
　 http://www.au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/w31ca/
　製品情報（カシオ）
　 http://www.casio.co.jp/k-tai/w31ca/

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