3.3インチの液晶を搭載するボディは、開くと少し縦に長いかも? というのが正直な感想だ。重量バランスが液晶側に偏っているのも、慣れるまで気になるかもしれない。シンプルで上品にまとめられた外観デザインは色次第でどんなシーンでも利用できる。高解像度で鮮やかな発色の液晶は、ワンセグにはオーバースペックとも思える内容。写真や動画、Webブラウザで本領を発揮する。テンキー側は余裕のある配置で、「辞書」「地図」など個別のキーで独自機能に簡単にアクセスできるのは、覚えきれないほど機能が搭載される昨今では嬉しいポイント。歩数計機能は、地図やGPSと連動させるような、もう少し踏み込んだ提案も期待したい。ソフトウェアは画面切替のエフェクトも含めてキビキビと動作する。さまざまな最新機能を使いこなしたいユーザーに向けた、ハイエンドモデルの名にふさわしい端末だ。