ウィルコムが展開するスマートフォンの正当進化形といえる端末。ワンセグ対応など機能が拡充され、鮮やかな外観とあわせて、従来モデルよりも個人向けという印象が強くなった。最も変化したテンキー部分「イルミネーションキー」は、バイブレーションによるフィードバックもあり、思ったよりもテンキーとして普通に使える。基本的なソフトウェアはWindows Mobile 6.1に準拠する形だが、テンキーに用意された「MENU」ボタンからアクセスできるオリジナルメニュー画面からは基本的な機能や設定にアクセスでき、Windows Mobileに慣れていないユーザーも端末の機能を一通り扱える。ユーザーインターフェイスは、イルミネーションキーがテンキーモードになった時に、画面内に現れるカーソルキー表示が大きくやや戸惑うかもしれない。画面の縦横表示の切り替え、イルミネーションキーのモード切り替えなど、右側面には切り替えのためのハードキーが用意されているが、端末操作をスムースに扱うにはこのあたりのキーの使いこなしもポイントになるだろう。