■ 充実のJava版EZアプリ、無料体験や入会優待のあるゲームをチェック
1X WINの登場もあり、今年、大幅な加入者増を記録しているau。なかでもEZアプリの充実ぶりには目を見張るモノがある。EZアプリというと550xシリーズなどに搭載されるBREWが注目を浴びているが、EZアプリはそれだけではない。EZアプリ(Java)もまだまだ盛り上がっている。auのJavaアプリケーションサービスが始まってから2年余り。ディスプレイやスピーカー、通信速度といったハードウェアの向上に伴って、EZアプリ(Java)の表現力も当時とは比べものにならないくらい進化している。
また、この冬発売のA5403CA、W11H、W11Kからは、Phase3.0のJavaに対応した。プログラムサイズの上限もこれまでの50KBから150KBにアップし、QVGA液晶の表示領域にも対応するなど、さらに強化されている。これまでよりさらにリッチなゲームを楽しめる環境が整っているのだ。
今回はそのJava Phase3.0に対応するEZアプリから、名作ゲームの移植版を中心に駆け足で眺めていこう。
■ 誰もが認めるブロック崩しの定番 「アルカノイド」
さほどゲームに詳しくない人でも、ブロック崩しゲームは何度かプレイしたことがあるのではないだろうか。「アルカノイド」は、タイトーが1986年に発表した「ブロック崩し」の草分けとも言える名作ゲームだ。プレイヤーは、棒状の自機を操作し、跳ね返ってくるボールを受け止めながら、画面上に配置されたブロックの固まりを崩していく。
攻略のコツは、ブロックを崩したときにランダムで現われるアイテムの存在。またケータイ向けゲームだからといって侮ってはいけない。全部で99ものステージが用意されているのだ。合間の時間で手軽に楽しめるうえ、ボリュームもある。長く楽しめそうな一本だ。なお、3ステージ分プレイできる体験版が無料でダウンロードできる。
タイトーのEZアプリ配信サイト「タイトーゲームエキスポ」では、このアルカノイドのほか、「スペースインベーダー」、「エレベーターアクション」「スーパーパズルボブル」など往年の名ゲームが大集合。アクセスは「遊ぶ・楽しむ」→「ゲーム」→「総合」→「タイトーゲームエキスポ」から。情報料は月額315円(税込)でダウンロードし放題の固定料金制になっている。
■ パズルモードも収録! 「スーパーパズルボブル」
「スーパーパズルボブル」は、アーケードゲームなどで人気を博したパズルゲーム「バブルボブル」の移植版。同じ色のバブルを3個以上繋げて消していくゲームだ。画面下部からボブルが発射されたり、壁に当たると跳ね返るなどテトリスのような落ちもの系とはまた違った感覚だ。このJava版では、基本ルールに加え、家庭用ゲーム機で収録されていた「パズルモード」を追加。フィールド内のバブルを全て消すという要素が加わっている。
収録サイトは「タイトーゲームエキスポ」。アクセスは「遊ぶ・楽しむ」→「ゲーム」→「総合」→「タイトーゲームエキスポ」から。情報料は月額315円(税込)だ。
■ 独特の世界観にハマる 「ファンタジーゾーン」
「ファンタジーゾーン」はその名の通り、ファンタジックな色彩が目を惹く横スクロールタイプのシューティングゲーム。アーケードや家庭用ゲーム機でもヒットした往年の名作だ。ポップでカラフルな背景やかわいらしい自機、敵キャラクター、のんびりした音楽が織りなす独特の世界観が大きな特徴だ。プレイするだけでなく、ステージの合間にはそこまでの段階で獲得したポイントを元に、アイテムを購入できる。アイテムには自機の移動速度を上げるものや、発射できる弾を増やすものなどが用意されている。
「遊ぶ・楽しむ」→「ゲーム」→「総合」→「セガエイジズ」からダウンロードできる。「ファンタジーゾーン」のほか、パズルゲーム「コラムス」、レースゲーム「アウトラン」などもプレイできる。情報料は月額315円(税込)。
■ テトリスと並ぶ定番パズルゲーム 「ひとりでぷよぷよ豪華版」
上から落ちてくる物体を回転させて消していくといういわゆる「落ちゲー」と呼ばれるジャンルは、ケータイゲームの中でも非常に人気が高い。取っつきやすい間口の広さと、ルールの簡単さからは想像もできないほどの奥深さがウケているのだろう。「ぷよぷよ」もやはり、同色のぷよぷよした物体を4つ繋げて消していく落ちゲーの代表的なタイトルだ。
この「ひとりでぷよぷよ豪華版」は、通常の「ぷよぷよ」をベースに、個性豊かな敵キャラクター15体との対戦をクローズアップしたバージョン。敵キャラクターは戦況に応じてさまざまなセリフを喋る。ゲーム以外の演出の部分も見所だ。
ファンタジーゾーンと同じ「セガエイジズ」でダウンロード可能。アクセスは「遊ぶ・楽しむ」→「ゲーム」→「総合」→「セガエイジズ」から。情報料は月額315円(税込)だ。
■ RPG黎明期の古典 「ハイドライド」
「ハイドライド」は、パソコンや家庭用ゲーム機で絶大な支持を受けたアクションRPGで、このジャンルでは古典と言える作品。プレイヤーは主人公ジムを操って、大悪魔バラリスに支配されてしまった妖精の住むフェアリーランドに平和をもたらすべく、モンスターを倒しながら冒険を進めていく。王国に散らばる宝石を集め、3人の妖精を探し出すのが目的だ。過去にプレイしたことのある人は、ケータイで再度、懐かしみながらプレイするも良し、初めての人でも名作の折り紙付きなので安心してプレイできるだろう。
アクセスは「遊ぶ・楽しむ」→「ゲーム」→「RPG・アドベンチャー」→「ハイドライド」から。情報料は1ダウンロード315円(税込)だ。
このように、家庭用ゲームの傑作タイトルがいまや片手に収まる携帯電話で気軽にプレイできるようになった。ちょっとした待ち時間や暇つぶしに最適なケータイゲーム、しかも月額300円程度で楽しめるとあってはゲームファンならずともぜひプレイしたいところ。今回はJava版を中心にご紹介したが、今後はBREW版のゲームも一気に増えてくるだろう。ますますEZアプリから目が離せなくなりそうだ。
■ Java(Phase3.0)ゲーム、遊ぶならこの端末!
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A5403CA
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・カシオ「A5403CA」
この12月に発売されたばかりの200万画素オートフォーカスカメラを搭載したカシオ計算機製EZアプリ(Java)対応端末。メインディスプレイに2.2インチのQVGA液晶を採用し、ゲームの表現力もバッチリ。さらにデータフォルダが12.8MBと大容量なため、ダウンロードしたゲームを数多く格納しておけるのも好印象だ。また、カメラ画像の保存用にデータフォルダ容量を確保したい人も、miniSDカードスロットとUSBを使ったパソコンへの画像自動転送機能が用意されているので安心だ。
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・日立「W11H」
この2つはデザインこそ違えど、中身の基本設計はほぼ同一の兄弟機。auの新サービスである「CDMA 1X WIN(CDMA2000 1xEV-DO方式)」に対応し、定額パケット通信サービス「EZフラット」が利用できるのが大きな強みだ。大量にJavaゲームをダウンロードするにはもってこいと言えそうだ。
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W11K
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W11H
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・ W11H(ブルーラグーン)
・ au、CDMA 1X WIN対応の3モデルを発表
■ URL
タイトー
http://www.taito.co.jp/
セガ
http://www.sega.jp/
ボーステック
http://www.bothtec.co.jp/
(伊藤 大地)
2003/12/24 13:31
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