|
ケータイ新製品SHOW CASE
|
|
A5403CA(スパークオレンジ)
2003年12月発売
|
|
|
■ 写真で見るA5403CA
|
|
カメラ部
|
miniSDカードスロットを搭載。カードは印字面を下にして挿入する
|
|
|
サイドキー
|
コネクタ部
|
|
キー配列
|
|
|
ヒンジ部にauのロゴ
|
アンテナは短め
|
|
|
充電台を兼ねたUSBクレードル。USB端子部には購入時、ドライバソフトを先にインストールするよう促すシールで封がされている
|
横に寝かせるタイプだ
|
|
|
|
待受画面
|
メニュー画面
|
メニューをカスタマイズできる
|
|
|
こんなユニークなメニューも
|
第2階層はテキストメニュー
|
|
|
配色の変更も可能。これはオレンジ
|
ブラック
|
|
|
グリーン
|
ホワイト。グリーンとは微妙な違いしかない
|
|
|
|
待受画面にカレンダーを表示。この状態から上を押すと、スケジューラの閲覧画面に移れる
|
スケジュール入力画面
|
デスクトップによく使う機能を登録できるアイコン機能
|
|
|
9字×9行表示
|
11字×11行表示
|
|
|
18字×17行表示
|
APOTでは、文の切れ目からでもフレーズ予測してくれる
|
|
|
|
カメラ撮影画面。miniSDの残り容量がグラフィカルに表示される
|
状況に合わせてカメラの撮影特性を手軽に切替えられるベストショット機能
|
ホワイトバランスも変更可能
|
|
|
|
撮影モード一覧
|
日付スタンプやオートフォーカスのオン・オフを設定できる
|
撮影画面にいるときに0キーを押すと、操作一覧が表示される
|
|
|
|
動画撮影画面
|
フレーム入りの動画撮影も可能
|
録画モード一覧
|
|
|
|
静止画のサムネイル表示
|
画像編集メニュー
|
特殊効果一覧
|
|
|
フレームで装飾
|
特殊効果「アート パレットナイフ」で装飾
|
|
|
|
プリセットのEZアプリ(Java)「フォトきゃら工房」
|
フォトきゃら工房で3Dキャラを作成
|
地図情報アプリ「まっぷるガイド」
|
|
|
2メガピクセルモード。ベストショット設定「風景」で撮影。画質ファイン
|
2メガピクセルモード。ベストショット設定なしで撮影。画質ファイン
|
|
A5301CAを撮影。2メガピクセルモード。ベストショット設定なし。画質ファイン
|
|
|
|
2メガピクセルモード。ベストショット設定なしで撮影。画質ファイン
|
2メガピクセルモード。ベストショット設定なしで撮影。画質ファイン
|
2メガピクセルモード。ベストショット設定「クローズアップ」で撮影。画質ファイン
|
|
|
「アップダウンショット」で撮影
|
フレーム撮影
|
|
パノラマモードで撮影
|
|
製品に添付する「MySync Photo2 体験版 for A5403CA」
|
■ 仕様で見るA5403CA
A5403CAは、200万画素1/2.7インチのCCDカメラを搭載したカシオ計算機製のEZアプリ(Java)対応端末。コントラスト方式のオートフォーカスを搭載した200万画素CCDカメラが大きな特徴。シャッターボタンに半押しはなく、シャッターを切った時点でフォーカスされる。UXGA(1,600×1,200)までの撮影に対応し、豊富な撮影モードで夜間や夕暮れ時の撮影も可能な「ベストショット」機能も利用できる。
また、A5401CAに搭載された「カップリングショット」や、上下に分けて撮影できる機能なども用意。画像の切り出しなども行なえる。Lサイズ(176×144ドット)のムービーも最大10分間撮影できる。
このほか、パソコンとの連携を容易にするUSBクレードル充電器も提供される。携帯電話を充電器に置くだけで自動的に画像転送が行なわれる。「パステルメール」やQVGA対応の「フォトミキサー」もサポートする。
データフォルダ容量は12.8MBで、文字入力には「ATOK for au」と予測変換機能「APOT」を採用。アプリケーションチップ「SH-Mobile V」も搭載される。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
約52×102×26(高×幅×厚)mm |
重量 |
約121g |
連続通話時間 |
約160分 |
連続待受時間 |
約200時間 |
充電時間 |
約130分 |
ディスプレイ |
メイン:1,568万色表示2.2型 QVGA Crystal Fine液晶 サブ:1,568万色表示1.1型 72×96ドット Crystral Fine液晶 |
表示文字数 |
・9字×9行表示 ・11字×11行表示 ・18字×17行表示 |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各50件 |
データ通信速度 |
最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時) |
ボディカラー |
スパークオレンジ、シルバーミスト |
【インターネットメール】
サービス名 |
eメール |
利用料 |
EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時) |
メール受信機能 |
最大全角5,000文字 |
メール送信機能 |
最大全角5,000文字 |
メール保存件数 |
受信:約5.8MBまたは500件 送信:約1.6MBまたは200件 |
添付制限 |
1通のメールにつき5データ(最大100KB)まで。ファイルはデータフォルダに保存 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大64和音。着うた対応 |
登録メロディ曲名 |
黒電話 Message It’s a Small World Flower Dance Good News promise of acorn spiral staircase StreamStreeeo! |
和音着メロダウンロード |
64和音対応。データフォルダまたはminiSDカードに保存 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
約12.8MB(または800件) |
【カメラ(静止画)】
撮影可能解像度 |
1,600×1,200ドット、1,280×960ドット、1,280×320ドット、640×480ドット、240×320ドット、120×160ドット |
撮影可能容量 |
データフォルダ、miniSDカードに保存 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
MP4(MPEG-4+QCELP) |
撮影可能画質 |
96×80ドット、128×96ドット、176×144ドット 最大約10分 |
撮影可能容量 |
データフォルダ、miniSDカードに保存 |
【ezplus】
保存件数 |
データフォルダ、miniSDカードに保存 |
登録済みのアプリケーション |
まっぷるガイド フォトきゃら工房 PhotoEffector アイコンメーカー EZ@NAVI 超サーチ |
■スタッフが見たA5403CA
|
コメント |
湯野 |
各社から200万画素のカメラを搭載した端末が発売される中、auからも2メガピクセルケータイが登場した。200万画素のオートフォーカス機能付きカメラに加え、QVGA液晶やminiSDカードスロットを搭載したこともあり、前モデルのA5401CAと比べると一回り大きくなった印象を受ける。A3012CA以降、左右対称のシンメトリーなデザインが続いていたカシオ製端末だが、A5403CAではガラリと雰囲気が変わったように感じられる。閉じたときの面持ちやメニューの作りなどを見る限り、今回は「丸」をテーマにしたデザインになっているようだ。
この端末を使ってみて感じるのは、他の端末を使っていて「ここでこういうことができるといいな」と思うような機能を積極的にサポートしているということだ。細かいところで言えば、最近の端末ではディスプレイの高解像度化が進んだこともあり、メールやウェブ機能を利用しているときに画面上部に常に時計が表示されるようになっているが、A5403CAでは日付と曜日も分かるようになっている。
また、カメラまわりの機能では、最近の端末は数字ボタンにショートカットとして各種機能を割り振るようになっているが、どこを押したらどうなるのか、なかなか覚えられない。A5403CAでは「0」ボタンを押すことで、どのボタンにどの機能が割り当てられているのか、撮影画面の上にボタン配列のレイヤーを表示しながら操作できるようになっている。
もちろんカメラそのものにもこだわりを感じるのだが、それよりも撮った画像の活用にこれほど意欲的な携帯電話は他に見あたらない。A5401CAにも搭載されていた「再生ズーム」機能は、メモ用にカメラ付き携帯電話を使うのに便利だし、「エンジョイツール」として搭載されている「壁紙エディター」や「フォトミキサー」などのツールも楽しい。さらにはUSBクレードル機能付きの充電台でパソコンにデータを簡単に転送できるようになっていたり、撮った後の機能がとにかく豊富なのだ。
これで後はCDMA 1X WINやBREW、EZナビウォークなんかに対応するとかなりすごいことになる。ちなみに、このうちEZナビウォークについては、プリセットされている「まっぷるガイド」というEZアプリ(Java)を利用することで、ほとんど遜色ない使い方ができる。カーナビでよく見かける「バードアイ表示」ができたり、Javaアプリなのでナビ機能のレジュームができたりと、これが実に侮れない内容となっている。
auの冬モデルについては毎回同じことを書いているような気もするが、今回は本当にどれにしようか迷ってしまうラインナップだ。そんな中でA5403CAは「とにかくカメラ重視」という人に迷うことなくオススメできる端末だろう。
|
伊藤 |
目下絶好調のauが200万画素機を投入してきた。auの攻勢は今から振り返ると、この機種から3世代前に当たるA3012CAから始まった。A5302CA、A5401CAと最近のカシオ端末は「定番」とも言っていいほど、カメラ機能とケータイとしての機能のバランスが取れており、安心して買える端末だったが、今回もその流れに沿ったもので、QVGA液晶やminiSDカードスロットを搭載し、さらに完成度を高めている。
特筆すべきはUSBクレードルでのパソコン連携と、SH-Mobileが実現したであろうカメラ周りの動作の速さ。まず、前者は撮影画像の管理がパソコンで簡単にできるようになり、ぐっと楽になった。2メガピクセルあたりまでくると、メモリーカードだけでも管理しきれなくなり、より大きな保存場所つまりパソコンとの連携手段が不可欠と判断したのだろうが、いや、これは便利だ。ただクレードルとUSBケーブルを同梱しただけではなく、クレードルに置いただけで画像転送する仕組みを用意するなど丁寧な作りを高く評価したい。写真の転送以外にも、MySync Bizを使えば、OutlookとスケジュールやToDo、アドレス帳の同期も可能になる。今後、ますます使い道が増えそうな機能だ。
カメラ周りのレスポンスも驚くほどよい。特に2メガピクセルで撮った写真を撮影するときに大きな威力を発揮する。保存先が本体であろうが、miniSDであろうが、保存を決定してからの待ち時間がほとんどない。動画でも同じ感覚だ。大容量のminiSDを差して、デジカメ代わりにぱしゃぱしゃ撮っていく、という使い方も十分可能だ。ただ、オートフォーカスの合焦精度やカメラの画質に関して言うと、SH505iS、V601SHのほうが一歩リードしている印象を受ける。また、オートフォーカスはシャッターボタンを押してから、実際にシャッターが切れるまでの感覚が長く、なかなか把握しづらいので慣れが必要だろう。
もうひとつ気になったのがフォントだ。QVGA化に当たって新しくフォントが作り直されたようだが、どうもジャギーが目立ってあまり美しく感じない。最近の携帯電話では、サイズだけではなく、フォント自体の種類を複数用意しているものもあるが、A5403CAでは丸みを帯びたゴシック調のフォント1種類のみ。フォントは、ユーザーがもっとも目にする部分のひとつ。改良を望みたい。
総合すると、期待と実績を裏切らない、誰にでも勧められる端末だと言える。2メガピクセルサイズで撮影しておけば、すべてのサイズに一発で変換可能だし、「撮った後」の楽しみ方もきちんとフォローされている。BREWやEZナビウォークが入っていないが、カメラにこだわりたいユーザー、使いやすい端末を求めるユーザーにはお勧めしたい。
|
■ URL
製品情報(au)
http://au.kddi.com/seihin/kinobetsu/seihin/a5403ca/index.html
製品情報(カシオ)
http://www.casio.co.jp/k-tai/a5403ca/
■ 関連記事
・ au、200万画素CCD搭載の「A5403CA」とビデオ再生対応の「A5404S」
2003/12/19 16:43
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2003 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|