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2000年

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日本のストラップ文化を世界に!
ストラップ販売サイト「StraPya!」
平地レイ 平地レイ
1976年9月4日生まれ。乙女座。AB型。元東京パフォーマンスドール研修生。1997年には東芝EMIより「コスプレックス」としてデビュー。現在はデジタル系やゲーム系に強いタレントとして、コラムの執筆やゲームショーなどのイベントの司会で活躍中。ただいま日立のオフィシャルサイト内にて、「ひらちれのひたちれトーク2001」を連載中。著書インプレス刊「できるIモード」も絶賛発売中。ダンスとパソコンと猫が好きな天然電脳娘。


 こんにちは、ひらちれです。今やケータイといったら、やっぱり切っても切り離せないのがストラップ。ケータイWatchでも毎日いろんなストラップが紹介されてますが、よくネタがつきないなーってくらいの種類がありますよね。そんなわけで、今回はいつもとちょこっと趣向を変えて、ストラップ販売サイト「StraPya!」を運営するマクロウェルの樋口さんにお話を伺いました!


サイト名、なんて読むの?

 「StraPya!」は楽天市場で出店しているストラップ販売サイト。取り扱い商品は常時1000種類以上とのこと。すべての商品を画像で見ることができます。今まで「携帯アクセ市場」というサイト名で運営してましたが、この6月からリニューアルして「StraPya!」に改名。同時に海外向けに英文のサイトもオープンされました。

 日本語では「ストラップ屋」と発音し、「ストラップ Ya!」と元気なイメージにしたかったという樋口さん。気合いが入っております。ポイントとしては、「Ya!」は手をグーにして「ヤァ!」というカンジ。しかし海外向けサイトでは「ストラッピャ!」と発音するらしいです。なんじゃそりゃ(笑)。いやいや、そのほうがインパクトあっていいかも?


マクロウェルの樋口さん(左)と

 ひらちれ自身、もともとあんまりストラップは付けない方なんです。ケータイでしゃべってる時にカチャカチャあたって音がしたり、傷が付くのが気になるの。でも最近は、この間の取材で風水の先生に「運を呼ぶにはケータイにストラップを付けるのは必須」と言われ、付けるようになったので、ちょうどうってつけな取材♪。


流行りはどんなの?

 そんなこんなで、まずは気になる売れ筋や流行を聞いてみました。常に商品の傾向を観察している樋口さん曰く、去年に比べると近頃ではキャラクターものが少なくなってきている傾向で、それに代わりギャグ系・ネタ系のものが多くなってきているとか。

 中でも売れ筋は「段ボールストラップ」。ミニチュアのダンボール箱を開けると、中にリンゴちゃんが隠れているというもの(みかん箱バージョンもあり)。ユニークなアイデアの「芽出しストラップ タコ」は触って楽しい、オモチャ感覚。キャラクターものではキティちゃんがいまだに根強く売れているそう。あと、地域限定品も取り扱っているので、その辺も売れ筋とのこと。確かにひらちれも限定品には弱い。


「段ボールストラップ」 ミニチュア物ってなぜか心くすぐられるよね。 箱だったらとりあえず開けたくなるし

「芽出しストラップ タコ」

これはクセになる! うにょ~ってタコの目が出てくるのだ(強烈) だからなんだってワケじゃないけど、なんかずっと取材中触ってました

「箱根大湧谷限定 はろうきてぃ」 黒いキティちゃん! これはびっくりレアものじゃない? 温泉たまごをイメージしたらしいけど、ガングロのキティちゃんはスゴイわ……

「体重行き先案内 携帯ストラップ」 スイッチを入れると看板が光ります。話のネタにいいかも。ここから会話が弾むカモ?

購入層とストラップバブル

「StraPya!」iモード版サイト
 このサイトでストラップを買っていく人達というのは、半分が顧客でマニアな常連さんたちなんだそう。毎週チェックして新しいものが入っていたら買ってしまうみたいな、もはやコレクターの領域ですね。一度に何本もたくさん買っていく人も多いそうです。わかる気がするー、フィギュアの収集みたいな感覚かな。

 でも、ケータイにストラップを何本もたくさん付けるような「ストラップバブル」の時代は終わりつつあり、これからはアイデア勝負のユニークな商品に淘汰されるのではないか、とは樋口さんの談。そうか、ストラップにもバブル期があるのねー(笑)。

 ちなみに「StraPya!」ではメールマガジンも発行していて、毎週新着商品がチェックできます。マニアな方は読み逃せませんね。そしてもちろん! ケータイ向けのサイト(iモード対応)もあります。こちらでも各商品を画像で見ることができます。


ハイビスカスの造花をつけてみたら……

どんなストラップが受けるのか、街に出てリサーチしたという樋口さん
 このサイトの立ち上げのきっかけを伺ってみました。サイト自体は1999年から立ち上がっていたそうですが、そこに至るまでの経緯がオモロイ。ある時沖縄に遊びに行った樋口さんは、露天で石を売っているオジイちゃんに出会いました。天然石ってよく雑誌の通販広告なんかで「これを付けると幸運が手に入る!」みたいなのが結構いい値段で売られてるものだと思っていたけど、そのオジイちゃんは300円くらいで売っていたのだそう。それを観光客の若い女性がいっぱい買っていったそうです。かわいくて安いものには若い子は弱いからね☆。

 それを見た樋口さんは、「これなら僕にもできそう……」と思い至り、まずは天然石を売るサイトを開設。そこでまずは天然石のストラップも売り出してみたんだそうです。他にも若い子向けにと、その頃コギャルなお姉さん達がハイビスカスの造花を頭に付けていたのを見て、渋谷でコギャルな皆さんに「ハイビスカスのストラップがあったら欲しい?」と聞いて回ってみたところ、10人中9人の割合で欲し~欲し~と大反響。足を使って渋谷でリサーチした反響を信じて販売してみたところ、なかなかの人気となったそうです。これを機に、本格的にストラップの販売サイトを運営されたとのお話。

 現在の取り扱い商品(おもにストラップ)は常時1000種類以上で、これまでに入荷した全商品の種類は数え切れない数になるそう。これに伴ない決済処理も追いつかない状況となり、2001年1月から楽天市場に出店。楽天のECシステムを利用する形となり、現在マクロウェルさんのサイトへアクセスすると、自動的に楽天市場のURLへジャンプするようになってます。


そもそもストラップの用途って……

 ネット上でストラップを専門に販売してるサイトって、実はあんまり多くはないみたいなんですが、「StraPya!」ではケータイを立てるホルダーとかアンテナとか、ケータイ周辺商品も取り扱ってはいるものの、販売商品の主役はやはりストラップ。

 もともとストラップって、その名の通り携帯電話を手から落とさないためのホルダー的な役割のものだと思うのですが、今じゃでっかいぬいぐるみとか奇天烈なアクセサリーとか、こんな実用的(?!)なものまでついてて、ほとんどストラップにケータイが付属かっ?! ってなくらいにストラップもメジャーな商品として定着してきましたよね。でもそれって日本だけなのかな?


海外にもストラップ文化

 最初にも書いた通り、英文サイトも用意されたということなんですが、伺うところによると、海外では日本ほどストラップに流行はないんだとか。でも、日本のキャラクターはアジアでも人気があり、フランスなんかでも今、日本のアニメが結構ブレイクしてたりするようなので、需要はあると樋口さん。

 しかし、現状では海外で販売されている日本のキャラクター商品には違法な物も多く(汗)、それだったら直接日本のサイトで買っていただこう、ということで樋口さんは「日本のストラップ文化を世界に広めたい!」とのこと。おお(笑)。


海外で販売されている日本のキャラクター商品には違法な物も多いという

 ストラップを販売する側として、樋口さん自身はストラップというものについてどう考えているのか伺うと、「たかがストラップ。でも、若い人たちにとっては、個性的なストラップでデコレートして、自分だけのケータイ電話にカスタマイズするといったような、一種の自己表現でもあると思うので、ストラップで演出することで少しでもケータイの用途を楽しんでいただけたら」とのこと。う~ん、深いです。


と、いうことで

 ストラップは今やものすごい数で飽和状態かもしれない。でも、樋口さんの言うように、その中から“自分だけの一品”を見つけて付けることで個性をアピールできるようなアイテムとして、またアクセサリーとして、これからも増えていって欲しいなと思うよ。付けっぱなしは飽きるしね。

 ひらちれはケータイ本体と合うスッキリシンプルな物を望みます。あんまりプラスチックな飾りとかがなくて、長すぎないやつ。と、最後はひらちれの要望を述べてみたり(笑)。

 ではでは、また来週。ひらちれでした~☆


・ StraPya!(パソコン版)
  http://www.macrowill.com/
・ StraPya!(iモード版)
  http://www.macrowill.com/i.htm
・ ひらちれのお部屋
  http://www.hirachi.com/
・ ひらちれのお部屋(iモード用)
  http://www.hirachi.com/i/
・ ・インプレスTV
 


(平地レイ)
2001/06/14 00:00

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