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2000年

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“ゲームのコンビニ”ジー・モードの
iアプリゲーム集「ゲームで遊ぼ!」
平地レイ 平地レイ
1976年9月4日生まれ。乙女座。AB型。元東京パフォーマンスドール研修生。1997年には東芝EMIより「コスプレックス」としてデビュー。現在はデジタル系やゲーム系に強いタレントとして、コラムの執筆やゲームショーなどのイベントの司会で活躍中。ただいま日立のオフィシャルサイト内にて、「ひらちれのひたちれトーク2001」を連載中。著書インプレス刊「できるIモード」も絶賛発売中。ダンスとパソコンと猫が好きな天然電脳娘。


 みなさん、こんにちは~。ひらちれです~。みなさんは小さい頃に一番よくやったゲームってなんですか? TVゲームじゃなくてカードゲームとかボードゲームとかで。ひらちれはトランプ・花札・水道管ゲームをよくやりましたが、一番やったのは百人一首。幼稚園のころからやってましたね。オセロとかはチョー苦手だった。その時点で文系というのが決定していたカンジ……。今回はそんなトランプやオセロなど懐かしいゲームをネットワークゲームとして遊ぶことのできるiアプリコンテンツのお話です。


コンセプトは「ゲームのコンビニ」

 今回はジー・モード副社長の宮路武さんにお話を伺いました。宮路さんはもう15年以上ゲーム業界に携わっていらっしゃる方で、セガサターンの「グランディア」、PS2の「シルフィード」「ガングリフォン・ブレイズ」、DCの「グランディア2」をプロデュースなさった方です。ゲームファンにはたまらない御仁。ファミコンが出る前からゲーム業界に携わっているお方です。


ジー・モード副社長、宮路武さん(右)と

 こちらの会社はJavaケータイ用ゲームコンテンツを専門で制作しています。コンセプトは「ケータイゲームのコンビニ」。iアプリ総合サイト「ゲームで遊ぼ!」内に、「対戦ぐるじゃむ」(月額300円)、「Get!!プチアプリ」(月額100円で3本まで)、「ペンシルパズルだよ。」(月額300円)の3つが用意されている形です。コンテンツ内容は、ケータイWatchのニュース(ここやここ)を参照して下さい。ゲームコンテンツに特化したサイトなので、これは何かコダワリがいっぱい見えそうな予感。公式メニューの「iアプリメニュー」からアクセスできます。


対戦ぐるじゃむ

 こちらは、ネットワーク型対戦ゲームサイト。まずひらちれはこれに興味が湧きました。パソコン用のオンラインゲームには慣れてるけど、ケータイの対人ゲームって不思議な感覚。「オセロ」や「テトリス」「大富豪」なんかは、ネットワークゲーム初心者でも簡単にできるのでいいですね。「麻雀」は何がスゴイってグラフィックがキレイで、牌の細かい模様も見やすいです。臨場感アリ。


「オセロ」(左)/「テトリス」(中央)/「大富豪」(右)

ネットワークゲームに大事なマナー

 ちょうど麻雀を覚えたかったひらちれにうってつけ! ということでやってみました。が、しかし対戦相手を募集していざ打とうとするといきなり反応がなくなっちゃう。どうして?……それは相手が強制終了しちゃったということらしい。んまあ。


「麻雀」

 これってマナーの問題になってくるワケで、そのあたりは今後の課題になってくると、宮路さんはおっしゃっていました。それはそうだよね、相手は見えないとはいえ人間なんだから、ちゃんと考えないとダメです。いきなり対戦止めちゃったらそれまでの通信費がもったいない……。


1回のプレイ時間

 でもね、やっぱり相手がコンピューターじゃなくて、どこかで同じようにケータイ持って遊んでる人間なんだと思うとわくわくする。サーバー介してやりとりするので、ダウンロード型のiアプリよりはスピードは遅いけど(時間帯にもよる)、だいたい1つのゲームが15分~20分で終わるように作られているとのこと。

 やっぱり、一定のテンションを保って楽しめるのはそのくらいの時間だと想定さてれいるみたいです。想定パケット代は麻雀1プレイでだいたい150円。通勤時間なんかにちょうどいいのではないかと。


Get!!プチアプリ

 そして単独で遊べるiアプリゲームの宝庫「Get!!プチアプリ」は好きなプチアプリを3つまで選べて月額100円。トランプゲームやパズルなどが豊富なのですが、ひらちれが気になったのは「平安京エイリアン」と「デジタルインベーダー」。名前だけは聞いた事あるけれど、やったことないのよ、これ。昔のゲームだよね……?


「平安京エイリアン」

「デジタルインベーダー」

輝きを失わないゲーム

 「平安京エイリアン」はファミコンが出るずっと前にあったビデオゲームで、往年の名作。「デジタルインベーダー」は電卓で遊べるゲームで、これまた単純なんだけど名作なのだそうです。宮路さん曰く、「良いゲームは輝きを失わないままずっと面白い」とのこと! うう、この言葉に宮路さんの熱い何かを感じました!

 いま、世の中にあるゲームというのは、何か元祖となるゲームに要素を加えて進化してきたものであるけれど、やはりその元祖はいつまでもパワーを失わないのだそうです。そういうゲームを、知らない世代に知ってもらいたい。または、知っている世代に、もう一度やってもらいたい、そんな思いを込めて、この「平安京エイリアン」「デジタルインベーダー」は「Get!!プチアプリ」に入っています。


これが「デジタルインベーダー」の元ネタ。実は、カシオ計算機の電卓のオマケ機能なんです

今後は……?

 iアプリはどんどん進化していますが、宮路さん的にはどう考えてらっしゃるのが気になるところ。前も書いたけど、FOMAになったからと言ってものすごいiアプリゲームが変わる訳ではないんだよね。だけど可能性は広がるワケで、例えば会話しながらゲームできるとか、そんな事も考えていらっしゃるようです。昔はゲームをやってて、分からない所が出てきたら友達に電話して聞くとか、そういうことをして、コミュニケーションが生まれてきたので、やはりケータイでも、ゲーム中でも会話できるようになるのは画期的かも。


と、いうことで

 今回のお話は宮路さんの熱い魂と人柄がとても伝わってきました。ゲームに対するコダワリがあるってステキ。この一言につきます。

 ではでは、今週はこのへんで、ひらちれでしたー!


・ ジー・モード
  http://www.g-mode.co.jp/
・ ひらちれのお部屋
  http://www.hirachi.com/
・ ひらちれのお部屋(iモード用)
  http://www.hirachi.com/i/
・ インプレスTV
 


(平地レイ)
2001/06/07 00:00

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