ウケ狙い派にお勧め! 実用面もマルのスマホ・スタンド「i-Duck」


iDuckはスマートフォン用のファニーなスタンドだ

 現在スマートフォンは、一時のパソコンと同じように、機能を拡大強化しながら毎年のように出荷数量を増加している。はじめは単に音声電話とメールのクライアントだったが、ウェブをはじめとした情報ビューワー端末になったり、カメラやビデオ機器になったり、お財布になったり、IDになったり、どんどん社会システムの一翼を担う、なくてはならないモノに変貌を遂げている。

 そんなスマホを持ち歩く環境と使う目的に特化させて、ストレスなく楽しく便利に使えるように多くの周辺機器が登場してきている。今回は、難しい周辺機器は放っておいて、スマホを楽しく使う周辺機器の最大の市場を形成しているケースやスタンドに絞ってみたい。

 筆者がスマホのケースやスタンドを選ぶ時の基準は、機能拡張やデュラビリティ(耐久性)、モビリティなどの実用性ではまったくなく、まず100%、話題性と希少性のある「ウケ狙い」という、1点集中主義だ。

 今回ご紹介する商品は、実は、発売当初に買ったのだが、あいにく白くてソフトな雰囲気の似合うスマホの持ち合わせがなく、ご紹介が遅れてしまった。

 韓国の“KON DESIGN”のプロデュースした「iDuck」は、名前からiPhone専用のアクセサリーのような印象を受けるが、実際に使ってみるとiPhoneより同じ韓国のサムソン社の白いGALAXYスマホがピッタリだ。筆者はかなり長い間ブラック系のスマホを使っていたが、どうもこのiDuckが似合わない。

 今回、SIM FREEの白いGALAXY NOTE 2に機種替えしたのを機会に、念願のiDuckを使ってみた。iDuckのパッケージの中には、アヒルの大きな黄色いくちばしと、それと一緒にアレンジする目のシールが3種類、そして似合うかどうかは別にして「口髭」のシールが入っている。

 大きなくちばしは吸盤でスマホの背面に吸着させる。そしてお好みの両目を選んでスマホの背面の適当な位置に貼り付ければ、どことなくファニーなiDuckの出来上がりだ。取り付けた後のくちばしは自由に回転するので、スマホ画面を縦位置にして電子ブックを読んだり、くちばしを90度回転させてスマホを横位置にしてHD動画を見たりすることが簡単にできる。

 そして、ムービーを見たり音楽を聴いたりするときにイヤフォンは必須アイテムだ。iDuckの大きなくちばしはイヤフォンの収納スペースにもなっており、ごく普通のイヤフォンなら、ケーブルも含めほぼ100%収納可能だ。

 イヤフォンのミニプラグを吸盤の裏のジャックに挿入し、ケーブルを丸めてくちばしの中に収納、最後にくちばしを吸盤側にねじって取り付ければ収納作業は終わりだ。取り出しはその逆を行うだけ。想定外の収納力もあり、ウケ狙いも完璧なiDuckだ。ただひとつ最悪なのは、そのモビリティだ。インパクトを求める「ウケ狙い」とひたすら邪魔にならない「モビリティ」の両者は、やはりなかなか両立しがたいモノのようだ。

くちばしをつけて、目をレイアウトすればできあがる吸着力は比較的弱いので落下などに注意してデスク上で使うようにしたほうが良い
縦位置で使うならこういう感じくちばしは90度以上回転できるので横位置でも使えるが、貼り付けたオメメが追随しないのが残念だ
くちばしの中は結構なスペースがありイヤフォンをまるごと収納できるプラグ部分を吸盤の裏側のジャックに挿入してケーブルを丸めて輪っかを作ってくちばしに押し込み、最後にイヤフォンの本体部分を収納すれば完璧だ

商品名実売価格購入場所
iDuck1980円amazon.co.jp



(ゼロ・ハリ)

2012/11/13 06:00