寒い冬の強い味方 電動式灯油ポンプ
電動式灯油ポンプ ママオート EP-303 |
筆者の住む地域もだいぶ寒くなってきて、そろそろ朝晩は暖房をつけたほうがいいなと思うようになってきた。暖房器具はいろいろあるが、定番は灯油を使ったストーブやファンヒーターなどだろうか。灯油を買ってくる手間や保管する場所は必要になるが、暖かさやコストパフォーマンスはトップクラスなのではないだろうか。筆者宅でもメイン暖房器具として石油ファンヒーターを使っている。唯一つらいのは、ポリタンクからヒーターのタンクに灯油を移す作業だ。近頃のファンヒーターは給油回数を減らすためにタンクを大きく作る傾向にあるようで、寒い中いつまでたってもタンクがいっぱいにならないのはなかなかつらい。ここは一つテクノロジーと電気の恩恵に預かろうと考えて電動式ポンプを導入したのだった。
ホームセンターの灯油タンクやポンプの売り場を見ると、単純に手で行っていた灯油のくみ上げを電動ポンプにしたものから、オートストップ機能付き、ブザー付きなど、さまざまなタイプが販売されていた。その中で筆者が選んだのは、単純な電動ポンプの一つ上のランクとなる、オートストップ機能付きのものだ。
オートストップ機能は、ファンヒーターのタンクに入れる方のホースの先にセンサーが付いており、油面がセンサーに届くと自動で汲み上げが止まる機能のことだ。筆者が買ったタイプではブザーが付いていないので、止まったらそれっきりなのだが、上位機種のブザー付きタイプでは、汲み上げが止まると同時にブザーが鳴って知らせしてくれるようだ。筆者はいっぱいになったら止まってくれればそれでいいと考えて、安い方を選んでみた。
筆者宅のファンヒーターでは問題なかったのだが、センサーの位置の都合なのかホースの先にクリップのようなものが付いているので、これがぶつかってタンクの適正な位置にセンサーを持っていけないことがあるかもしれない。本体のパッケージの写真も掲載したが、事前にタンクの口や内部の形状を確認しておくとよいだろう。
電池はアルカリまたは充電池の単三2本を使用ということで、単三のエネループ2本を用意した。経済的な充電池が使えることをメーカーが勧めてくれるのはとてもありがたい。
初めて使った時は、本当に自動で止まるのか心配でじっと見ていたのだが、問題なく給油が止まることが分かり、次からは寒い思いをせずに給油できるようになって大変楽になった。価格も手ごろだし、これからの季節に大変おすすめの一品だ。
電池は単三2本。充電池も使うことができる | 製品のラベル。重要なことも書かれているので、よく読んでおきたい |
ホースの先にセンサーが取り付けられており、ここに油面が届くと給油が止まるしくみになっている | スイッチは大きく使いやすい。スイッチを切ってからホースを抜くという順番を守る必要がある |
ホース先端の形状詳細。タンクの形状によっては使えないものもあるようだ |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
ママオート EP-303 | 工進 | 980円 |
2012/11/12 06:00