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NuAns NEOユーザー目線で[Reloaded]をチェックしてみた

【NuAns NEO [Reloaded]】

 Windows 10 Mobile搭載の「NuAns NEO」と、見た目そっくりのAndroidスマートフォン「NuAns NEO [Reloaded]」が発売になりました。NuAns NEOユーザーとしては大変気になると思っていたら運良くメーカーから借用できたので、NuAns NEOユーザーの目線でNuAns NEO [Reloaded]をチェックしてみました。

左がNuAns NEO [Reloaded]で右がNuAns NEO(以下、すべて同じ)。画面サイズと解像度、指紋センサーの搭載に加え、インカメラの画素数もアップ。正面から見ると最もよく両者の違いがわかります

 まずは見た目ですが、同じ筐体をベースにしているだけあって、パッと見は本当にNuAns NEOにそっくりです。どちらも同じカバーが使えるように仕様が揃えられていて、「TWOTONEカバー」という上下2種類のカバーで好きな組み合わせが選べるのも同じ。もし同じカバーを付けていたらどっちがどっちかわからなくなりそうですが、よく見ると外観にもいろいろと細かい相違点があります。

 正面は画面が消えているとちょっとわかりにくいですが、そもそもの画面サイズが違います。NuAns NEOは5インチでしたが、NuAns NEO [Reloaded]は5.2インチ。ディスプレイが縦に少し長いだけでなく、左右のベゼル幅も狭くなっています。解像度も1280×720から1920×1080にアップしていますが、この違いはWindows 10 MobileとAndroidのフォントの違いもあって、高精細な写真や映像でしっかり比較しない限り、私の目には明らかに違うとは感じられないレベル。画面下には指紋センサーが追加されているほか、セルフィー用のインカメラのF値が2.4から2.2に、画素数が500万画素から800万画素になっていて、レンズの大きさも違っています。

NuAns NEO(右)ではWindows 10 Mobileのフォントそのものが細めだったり、Microsoft EdgeとChromeのブラウザーの仕様の違いもあって、解像度の違いによる一画面の情報量の違いはあまり感じられません。ただし高精細な映像を表示すると、さすがに違いがわかります
コネクターがUSB Type-Cなのは同じですが、NuAns NEO(右)はUSB 2.0対応なのに対し、NuAns NEO [Reloaded](左)はUSB 3.0対応。またコネクターを含む上下面の素材の質感も違っていて、NuAns NEO [Reloaded](左)の方にはメッシュのような滑り止めの加工がされています
背面はよく見ないとわからないほどそっくり。なお「TWOTONEカバー」にはNuAns NEO [Reloaded](左)のリリースにあわせて、写真のデニムやコルクのほか、パンチングスエード、ストーンといった新素材が追加されています

 一方の背面は、レンズとフラッシュの形状が少し違っています。どちらも数値的には同じF値2.0の1300万画素CMOSカメラを搭載していますが、NuAns NEO [Reloaded]の方はソニー製でかつ像面位相差オートフォーカスを搭載していて、実際に使ってみるとピント合わせからシャッターを切るスピードまで全然使い勝手が違います。NuAns NEOのシャッターを押した感じが「カッシャ」だとすれば、NuAns NEO [Reloaded]は「シャ」くらいの感じ。OSが違うので当然ながらUIもまったく違いますが、消音時にシャッター音が鳴らない仕様はどちらも同じです。

実際に撮影した写真の仕上がりも違います。まったく同じ条件下で撮影しましたが、NuAns NEO [Reloaded](左)の方が、よりその場の暖色系の照明に近いイメージです
NuAns NEO [Reloaded](左)のmicroSIMカード、microSDカードスロットにはカバーが付けられていて、どうやらこれがNuAns NEO(右)にはなかった防塵・防滴仕様の実現に一役買っているようです

 カバーを取り外したらmicroSIMカード、microSDカードスロットのほか、プラスチックカードが入れられるようになっているのも同じなのですが、NuAns NEO [Reloaded]にはFeliCa機能が搭載されていてモバイルSuicaが使えるので、Suicaのプラスチックカードを入れる必要もなく、ここをどう使うかは考えどころ。付属のカード型クロスを入れっぱなしというのが正解かもしれません。なお、最近はnanoSIMを使用するスマホが多いので、NuAns NEO [Reloaded]にもNuAns NEO同様、nanoSIMアダプターが同梱されています。

 スペック的にはこのほかにも、CPUやメモリー、対応バンドやバッテリー容量など諸々アップグレードされていて、もちろんOSも違うので、見た目はそっくりでも端末としてはもはや完全に別モノ。Windows 10 Mobileのアプリもなかなか増えない中、NuAns NEOのユーザーとしてはいっそ、今使っているカバーがそのまま流用できる、Android版のNuAns NEO [Reloaded]に乗り換えるべきか、非常に悩ましいところです。私も借用中の端末をあれこれ試しながら、もう少しじっくり検討してみたいと思います。