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【第2話】「家族でIIJmioの『ギガプラン』にまとめれば、節約できるよ」

あいあいじぇい家の人々

 最近、何かと話題になることが多い携帯電話料金。ニュースでも取り上げられることが増え、「見直しをしなくちゃ」と考えている人も多いはず。でも、家族それぞれに使い方があって、なかなか踏み出せないという声も。

 そんな中、モバイルのサービスをいつもスマートに使いこなしている「あいあいじぇい家」の人々。ご近所さんやママ友をはじめ、仕事の同僚やお友だち、取引先など、いろいろな人にいつも的確なアドバイスをしてくれるというウワサ。さて、今回は誰にどんなアドバイスをしてくれるのだろう?

登場人物
あいあいじぇい家お父さん「飯田橋 富士雄」(左)、同僚(釣り仲間)「玉川 一夫」(右)

乗り換えで安くなるとは言われたけど……

 あいあいじぇい家のお父さん。今日は久しぶりに趣味の釣りへ。

 いつもの釣り場に行くと、同僚の玉川さんがやってきた。最近はリモートワーク中心なので、同僚と会社などで顔を合わせることが減ったが、玉川さんとは釣り仲間なので、以前からいっしょに釣りを楽しんでいる。

お父さん:おっ、玉川さん。しばらくだね。元気にしてる?

一夫:あ、飯田橋さん、久しぶりですな。同じ会社なのに、久しぶりというのもヘンだけど(笑)。

お父さん:こういうご時世だから、しかたないよ。画面越しだけじゃなくて、こうやって、いっしょに釣りができるのはいいことじゃないですか。

一夫:そうですね。以前だったら、週末は家でゆっくりしたいと思ってましたが、今は在宅ばっかりなんで、週末くらいは出かけたいって思うようになりましたよ。

お父さん:ウチもそうだよ。家内に「掃除の邪魔だから、たまには出かけろ」って言われる始末で(笑)。

一夫:そうですか。ウチも元気に飛び回ってるのは息子くらいですよ。授業はオンラインが多いらしいんですけど、たまに学校に行ったり、アルバイトだったりと、結構、出かけてることが多くて……。

お父さん:息子さん、大学生でしたっけ? いろいろとたいへんな時期だね。

一夫:そうなんですよ。アルバイトで自分の小遣いを稼いでくれるのは助かるんですけどね。この前も「おトクになる」って、スマートフォンの料金を乗り換えたい、って言い出して。料金の支払いは、本人じゃなくてこっち持ちなんですけど……。

お父さん:偉いじゃないですか。自分から負担を減らそうと提案するなんて。

一夫:なんか、月額3000円くらいとか言ってましたけど、最近はそんなに安いプランがあるんですね。

お父さん:きっと、それは最近、はじまったばかりの新しい料金プランですね。月額3000円前後で、20GBまで使えるとか。

一夫:そうそう。そんなこと、言ってました。で、家族まとめて乗り換えようって、勧められたんですけど、安くなるって言っても月額3000円で、家族3人だと、9000円でしょ。今より安くはなるけど、家族全員で考えると、それほどでもないかなって……。それに、私らは外出しないから、そんなに大容量、使わないですし……。

[MEMO]「本当に使っているデータ通信量は?」

 スマートフォンを使っていると、増えるデータ通信量。何となく、安心だからと、大容量や使い放題のプランが選ばれる傾向にあるが、実は使われていないケースが多い。

 たとえば、総務省の「携帯電話ポータルサイト」では、大手携帯電話会社4社の契約者のうち、約40%が20GB以上のプランを契約しているが、実際に20GB以上、使っているユーザーは約10%しかいないことが示されている。

 自分がその月にどれくらいのデータ通信を利用したのかは、各社のマイページで確認できる。データ通信量は、仕事や生活の環境によって、変わってくるものなので、数カ月分を確認して、自分の生活スタイルと照らし合わせてみよう。

家族でデータ通信量をいっしょに使える「データ容量シェア」

お父さん:確かに、在宅が続くと、出かけないし、データ通信量は増えないもんね。でも、それだったら、家族でデータ通信量をまとめる料金プランにするのがいいんじゃない?

一夫:あ、聞いたことありますよ。でも、それって、大手の携帯電話会社がやってて、今はなくなったんじゃ……?

お父さん:いや、いいのがあるんですよ。IIJmioがデータ通信量をシェアできる「データ容量シェア」っていう機能を提供しているんです。IIJmioは「ギガプラン」っていうのを提供していて、同じ契約、同じ支払いのギガプラン回線のデータ通信量を合算して、分け合うことができる。

 たとえば、玉川さんのところだったら、玉川さんの回線、奥さんの回線、息子さんの回線の合計3回線分のデータ通信量をいっしょに使えるわけ。これなら、多少の増減があっても吸収できるでしょ。

一夫:へー。そういうのがあるんですね。でも、それって、息子が合算した分を使い切っちゃって、いざというときに、私らのデータ通信が制限されてしまうんじゃ……。

お父さん:そこはちょっと工夫できるワザがあるんですよ。実は、IIJmioのデータシェアは単純にデータ通信量を合算して、シェアするだけじゃなくて、シェアグループを複数、作ることができるんですよ。

 だから、玉川さんと奥さんはデータシェアのグループにしておいて、息子さんはグループに入れず、データ通信量が20GBのプランにする、なんて使い方ができる。

一夫:なるほど。ウチだと、私と家内が使っても3GBくらいなんですよ。息子がその20GBのプランと同じくらいを契約すると、いくらくらいになるんでしょう?

お父さん:ちょっと待って。今、スマホでチェックしてみるから……。えーっと、玉川さんと奥さんが4GBのプランで、月額1078円ずつ。息子さんは20GBのプランだとして、月額2068円。だから、家族3人で……、月額4224円かな。まあ、通話料は別に掛かりますけどね。

一夫:おー、それは安いですね。さっきの月額3000円の3人分で9000円と比べても半額じゃないですか!

[MEMO]「フレキシブルに使えるデータ容量シェア」

 複数の回線のデータ通信量をシェアするという契約方法は、IIJmioだけでなく、いくつかの携帯電話会社やMVNO各社が提供してきたことがある。ただ、その多くはデータ通信量を単純に合算するだけで、「いつの間にか、家族の誰かが使ってしまった!」なんていうことも起きている。

 これに対し、「IIJmioのデータ容量シェア」は同一の契約内で複数の回線を契約し、複数のグループを作ることができるため、フレキシブルに使うことができる。たとえば、家族4人のうち、保護者2人で1グループ、子ども2人で1グループにしておき、それぞれ個別にシェアするといった使い方ができる。

 また携帯大手3社のオンライン新料金プランと比べ、 「ギガプラン」ならではの要素として「データ通信量を翌月末まで繰り越せる」 点、そしてデータを追加するときの料金も大手は1GB550円に対して、 「ギガプラン」では1GB220円 という点も挙げておきたい。

データ通信量を家族にプレゼントできる「データ容量プレゼント」

お父さん:携帯電話料金って、一人の料金ばかりが注目されているけど、家族全体でどれくらいの負担になるのかが重要。それにデータ通信量なんて、普段の生活の忙しさで変わるので、こういうしくみって大事だと思うんですよ。

一夫:そういうことなんですね。ちなみに、息子の回線はデータ通信量の20GBを使い切ったら、追加料金がかかるんですよね? 節約してくれるとは思うけど、学校だけじゃなくて、そのうち就職活動で忙しくなるかもしれないし……。

お父さん:そうですね。IIJmioの場合、使い切ったら、最大300kbpsなので、LINEやTwitterなら、何とか見られるレベル。でも、ここにもちょっと知恵があるんですよ。

一夫:なんすか、その知恵って(笑)。

お父さん:IIJmioはさっき説明した「データ容量シェア」に加えて、「データ容量プレゼント」っていう機能も提供しているんですよ。これも同じ契約内、同じmioIDのギガプラン回線の間なんですが、データ通信量をプレゼントできるんですよ。

 だから、息子さんのデータ通信量が足りなくなったら、玉川さんと奥さんのシェアグループから、データ通信量をプレゼントすればいいわけです。

一夫:へー。そんなことができるんですか。でも、毎月、月末近くになったら、息子がデータ通信量を無心してきそうな……(笑)。

お父さん:はははは。確かに、そうかもしれませんね。玉川さんとしては、足りないからって、すぐに渡すのはつまらないと(笑)。

一夫:まあ、何と言うか、そうですね(笑)。

お父さん:じゃあ、せっかくだから、家の用事とか、何か手伝いをしてもらえばいいじゃないですか。たとえば、この釣り具の手入れをしてもらうとか。

一夫:ははは。それはいいかもしれません。意外に僕じゃなくて、家内が自分の仕事の手伝いをさせるかもしれません。PowerPointの資料作りを手伝いなさいよ、とか(笑)

お父さん:そういう手もありますね。ウチもなんか手伝ってもらおうかなぁ。

一夫:あ、飯田橋さん! 竿、引いてますよ!

お父さん:あー、やられたぁ。また、魚にエサをプレゼントしちゃいました(笑)。

監修:法林 岳之
イラスト:橘 梓乃(shino tachibana)