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「ケータイ Watch 緊急読者ミーティング with Galaxy」開催レポート

 ケータイ Watchは16日、この夏注目のスマートフォン「Galaxy S9」「Galaxy S9+」を語る読者イベント「ケータイ Watch 緊急読者ミーティング with Galaxy」を開催した。

 ゲストとして、本誌コラムでおなじみの法林岳之氏と、サムスン電子ジャパンの猪股裕行氏が登壇。本誌編集長の湯野康隆を交えたトークショーでは、Galaxy S9 | S9+の魅力がざっくばらんに紹介されたほか、記事には書けない取材裏話も披露された。

 参加者はGalaxy S9またはGalaxy S9+が1人1台手渡され、自由に試せるようになっており、発売前の新モデルの機能を試しながらトークに聞き入っていた。

サムスン電子ジャパンの猪股氏
法林氏

法林氏を唸らせたGalaxy S9+発表イベント

 Galaxy S9 | S9+は2月、スペイン・バルセロナのモバイル展示会「Mobile World Congress 2018」にあわせて開催された製品発表イベント「Galaxy UNPACKED 2018」にて発表された。法林氏が紹介した発表会での演出は、新フラッグシップにかけるサムスンの気合いの入れようを示すものだ。

 それは、発表会のために用意されたアプリ「Galaxy UNPACKED 2018」に施されていた仕掛けだ。アプリの「ARモード」に入場パスをかざすと、発表されたばかりのGalaxy S9が手の中にARで表示され、大きさ、形、色合いなどを確かめることができたという。

 長年にわたってのモバイル業界を取材し続ける法林氏を唸らせたステージ演出をもって披露されたGalaxy S9 | S9+。その進化の内容も、演出に負けず劣らず強化されている。

明るいところも暗いところも撮れる“新発想”

 Galaxy S9 | S9+に共通するカメラ機能の大きな進化は、スマートフォンのカメラでは他社に例がない機械式絞りの搭載だ。

 「デュアルアパチャー」と呼ばれるその新機能の搭載により、カメラの絞り値(F値)が、撮影する環境に応じて二段階(F値1.5/2.4)に切り替わる。これにより「暗いところを明るく撮る」を実現しつつ、「明るいところを"明るくなりすぎないように"撮る」という性能も担保される。つまりGalaxy S9 | S9+のカメラは、暗い場所から明るい場所まで、オールマイティに対応できるスマホカメラに仕上がっている。

写真1枚で作れる「AR絵文字」

AR絵文字
本誌湯野

 Galaxy S9 | S9+の「AR絵文字」は、手軽に使える楽しいコミュニケーション手段だ。自分の顔をカメラで1枚撮影するだけで、自分の似顔絵風をスタンプを簡単に作成できる。マイ絵文字スタンプはコミカルな動きをつけてGIFアニメにして、好きなSNSやチャットでシェアできる。

 ただしこのAR絵文字、どうやら似せて作るのにはコツがいるらしい。スライドで映し出された「AR絵文字」が編集長・湯野の顔だと明かされると、会場からは疑問の声が上がった。

 猪股氏は「AR絵文字は今後もチューニングして進化を続けていく」としつつ、「作るときにはちょっと斜め上から撮ると似やすい」というコツも紹介している。

何気ない瞬間を撮るのが楽しい「スーパースローモーション」

スーパースローモーション

 0.2秒の瞬間を6秒まで引き伸ばして撮影する「スーパースローモーション」。編集長・湯野は、しゃぶしゃぶ鍋、タマゴ割りなど、なぜか食べ物ばかりを収めたスローモーション動画を見せ、何気ない瞬間をスローモーションの世界で見てみると面白いというスマホならではの楽しみ方を紹介していた。猪股氏も「スーパースローモーションは準備して撮るのも良いが、日常生活がフォトジェニック、ムービージェニックになるところも面白い」と話している。

 Galaxy S9 | S9+のスーパースローモーションでは、スローモーション撮影に切り替わるタイミングを、被写体の動きを認識し、自動で判別する機能が用意されているのがポイントだ。法林氏は「スーパースローモーション自体は他社にも搭載例があるが、試してみるとスローにするタイミングが難しく、撮れない。Galaxyのいいところはスローになる場所をスマホが判断するところ」と語る。

注目の新アクセサリー「DeX Pad」

端末の発売にあわせて登場したアクセサリー

 Galaxy S9 | S9+の発売にあわせて、モニターにつないで使うためのアクセサリー「DeX Pad」と新しいワイヤレス充電器「Wireless Charger Stand」が発売される。

 中でもGalaxyシリーズのスマートフォンをパソコンのように使える「Dex」シリーズの新製品「DeX Pad」は注目だ。今回は、スマートフォンを平置きする形状になったこと。モニター表示中にスマホをタッチパッドとして使えるようになり、マウスも持ち歩かずに一通りの操作ができるようになっている。

 法林氏はDeX Padを出張先のホテルなどにつないで、手軽に大画面の動画やブラウジングをする使い方を提案。猪股氏はサムスン社内のプレゼンテーションでも活用していると明かしつつ「プレゼンテーションアプリもWindows PCで使っているよりもサクサク動く」と語っている。

Galaxy S9 | S9+はぶっちゃけ買い?

 イベント後半のQ&Aコーナーでは、参加者の質問に法林氏と猪股氏が答える“ぶっちゃけトーク”が繰り広げられた。

 「Galaxy S9とGalaxy S9+、どっちを選べばいい?」という質問に対する法林氏の回答は「前回のGalaxy S8/S8+では日本向けの対応ネットワークに差があったのでS8+をおすすめしていたが、今回はその差がない。メモリ(RAM)の容量は気になるが、使いたいサイズ次第で選ぶのがよいのでは」というもの。

 猪股氏はメモリ容量の差について、「Galaxy S9+はデュアルカメラを搭載しており、追加された機能が多いという理由から6GBメモリを搭載している。一方のGalaxy S9のメモリ容量は4GBだが、決してパフォーマンスが落ちるわけではない」と説明する。

 「実際のところ、Galaxy S9 | S9+は買いなのか」というストレートな質問に対しては、法林氏は「Galaxy S7までのモデルを使っている人には買い替えがおすすめ。S8の人は悩みどころで、非常に難しいが、欲しいタイミングで買うのが買い時」とコメント。猪股氏は、「S8からさらに進化した、全く新しいGalaxyの機能性をぜひ手にとってお試し頂きたいですね」と語っていた。

難問奇問飛び交う「Galaxy検定」に会場困惑

 Q&Aコーナーの後、「Galaxy愛」の深さを確認するクイズ大会、「第1回 Galaxy検定」(ケータイ Watch編集部監修)が実施された。Galaxy提供の豪華景品をかけて実施されたこのクイズ大会、答えはイエスかノーの2択、間違えたらそこで終了というサバイバル方式だ。一部を以下に抜粋しよう。


    Q:Galaxy S9+のディスプレイの画素密度は529ppiである。
    Q:GALAXYがGalaxyになったのはS6/S6 edgeからである。
    Q:OMNIAブランドで発売された930SC、搭載OSはWindows Mobileである。

 検定好きの編集長・湯野が作成したと思われる難問奇問の数々に参加者は困惑。次々と脱落していった。それでも2人の猛者が全問正解。「Galaxy愛」の深さは決勝戦(じゃんけん)で決着することになり、見事優勝した1名には賞品として「DeX Pad」(発売後に発送)をプレゼント。また成績優秀な2名には日本未発売のGalaxy S9およびGalaxy S9+用の純正ケースがプレゼントされた。

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