特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日?】ウィルコムが誕生した日
PHSサービスは昨日終了
2021年2月1日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
今から16年前の2005年2月1日、DDIポケットが「WILLCOM(ウィルコム)」に社名を変更しました。
KDDIグループでPHS通信事業を行っていたDDIポケットでしたが、2004年6月に米投資会社カーライル・グループと京セラの買収によってグループから離れることが発表され、10月に社名をウィルコムとして再出発を行いました。
社名の由来は、同社が目指すPHSネットワーク「Wireless IP Local Loop」、そして強い意志や未来を意味する「WILL」など複数の意味を持ち、これに無線コミュニケーションの「Communication」の頭の文字を組み合わせてものでした。
その後、紆余曲折ありワイモバイルの一事業としてサービスを行っておりましたが、本記事掲載日の前日(2021年1月31日)に、一部を除きサービスを終了しました。
社名に残るウィルコムの文字
余談ですが、沖縄地区ではウィルコム本体ではなく「ウィルコム沖縄」という別会社でPHS通信事業を展開していました。
ウィルコム沖縄は、ウィルコムの社名変更よりも6日早い2005年1月25日に設立されており、現在もソフトバンクの完全子会社として業務を続けています。
PHSが終了しても、しばらくはウィルコムという名前は残り続けるものと思われます。