特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】スライドカメラを備えたOPPOの「Find X」が発売された日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 2018年11月9日、オッポジャパン(現オウガ・ジャパン)から「Find X」というスマートフォンが発売されました。

 普段は隠れているカメラが、ボディの一部がスライドすることで現れるというユニークな構造を採用したモデルです。その動く様子は、本誌連載「法林岳之の週刊モバイルCATCH UP」でも紹介されています。

 わずか2年ほど前ですが、カメラでも、特にインカメラの配置をどうするか、各メーカーはさまざまな工夫をこらしてきました。同じOPPOによる「Reno 10 x Zoom」はインカメラがするっと飛び出る形でしたし、ぴょこっと飛び出るポップアップカメラも、中国市場などでは今も採用され続けています。

 あるいは、ASUSが採用するフリップカメラ(背面のメインカメラが利用時だけ回転してインカメラになる)もそうした流れのなかにあります。インカメラの配置を工夫することで、狭額縁と組み合わせて、ボディの隅々までディスプレイとして、高い没入感や広い画面をもたらし、ユーザーから評価を得ようという取り組みです。

 カメラとディスプレイの関係としては、最近では、インカメラを画面内に収め、穴を設けて使えるようにしたパンチホールタイプも珍しくなくなりましたが、最近では次のステップとして、ディスプレイ下に内蔵され、一見するとその存在がわからない形式が登場し、「Rakuten BIG」で採用されています。これからどのような進化を遂げるのか、実は現在のスマートフォンの見どころのひとつかもしれません。