レビュー

トーンモバイル「TONE e22」ハンズオンレポート

 ドリーム・トレイン・インターネットとトーンライフスタイルは、5G対応スマートフォン「TONE e22」を6月1日に発売する。

 5G SA(Stand Alone)対応などハード面の新機能だけでなく、トーンモバイルの実証プロジェクト「TONE Labo」では、健康サービス「TONE Care」や暗号コイン「TONE Coin」、アンチフィルターバブルなどトーンモバイルが今後リリースを目指すサービスをいち早く利用できる。

 本稿では、「TONE e22」の実機を写真でレポ―トする。

本体デザイン

 本体の大きさは164.7×76.5×8.9mm、重さは約191g。全体が少し丸みを帯びた形状で、カメラ部の出っ張りもなめらかに加工されている。

 背面は「特殊な塗装」(トーンモバイル代表石田氏)が施されており、背面の中央と縁で光の反射が異なり立体感が出るようになっている。手触りは、さらりとしたマット感を感じられ、長期間の利用でもストレスを感じにくい印象を受けた。

サイズ感
女性の手でも持ちやすいサイズ感

健康サービス「TONE Care」

 「TONE Care」は、オンラインで医師に健康相談できるサービス。端末のセンサー情報やアプリの利用時間などを分析し、たとえば「子どものゲーム時間が基準を超えた」場合などにユーザーとその保護者に通知し「スマホ依存症」の相談を促す機能を備えている。

TONE Care
ゲーム利用時間が基準を超えた通知
健康相談を促す画面
健康相談とネット使いすぎ相談が利用できる
面談希望の医師と予約枠を選択
ユーザー情報を確認
予約時間になれば、予約画面からオンラインで面談できる

暗号コイン「TONE Coin」

 「TONE Coin」は、ブロックチェーン技術を活用した暗号コインシステム。暗号通貨「Ethereum」(イーサリアム)互換のネットワークを利用したもので、対応端末と通信を繰り返し行うことで発掘できるという。

 通信により発掘する仕組みだが、「TONE Labo」のモニター参加中、発掘作業に関わるパケット通信量はカウントフリーで利用できる。

暗号コイン「TONE Coin」

ダッシュボードとフィルターバブル

 ダッシュボードでは、ユーザーの行動履歴やアプリの利用状況などを確認できる。また、ユーザーの好みを分析し、新たなジャンルの発掘や好みのジャンルを深掘りできる「フィルターバブル機能」を備えている。

ダッシュボード
フィルターバブル
「You」はユーザーが好みのジャンル。ジャンルは500以上をラインアップし、バブルの大きさはユーザー全体に対する割合を表している。深掘りしていくことで、そのジャンルのGoogle検索画面に誘導する

主な仕様

機種名
TONE e22
サイズ
164.7×76.5×8.9mm
重さ
約191g
チップセット
MediaTek Dimensity 700
メモリー
6GB
ストレージ
128GB
ディスプレイ
6.67インチ液晶ディスプレイ
解像度
FHD+(2400×1080)
アウトカメラ
4800万画素+広角800万画素+深度200万画素
インカメラ
1300万画素
バッテリー容量
4000mAh
ワイヤレス充電
対応(Qi)
Wi-Fi
IEEE802.11 b/g/n/ac
Bluetooth
Bluetooth 5.2
5G対応バンド
n77、n78、n79
LTE対応バンド
B1、B2、B3、B4、B5、B8、B18、B19、B41
SIM
nanoSIM+eSIM
生体認証
指紋、顔