レビュー

ソニー「Xperia PRO」、クイックフォトレビュー

一眼レフのレンズでライブストリーミングできる5Gミリ波対応端末

 ソニーとソニーモバイルは、5G対応Androidスマートフォン「Xperia PRO」を、2月10日に発売する。「Xperia 1 II」をベースに、映像制作などを行うプロフェッショナル向けの機能の拡充や、5Gのミリ波に対応した。

 今回は、「Xperia PRO」の外観や主な機能を写真で紹介する。

本体デザイン

 「Xperia PRO」本体の大きさは約171×75×10.4mm、重さは約225g。

 下側面には、左側にUSB Type-C端子、中央にmicro HDMI入力端子を備える。防水対応のため、micro HDMI端子はキャップが取り付けられている。本体とはつながっているため無くす心配はなさそう。

 左側面には、SIMカードとmicroSDカードスロットを配置。デュアルSIM対応で、うち1つはSIMカードとmicroSDカードの共用となっている。

 上側面左側には3.5mmイヤホンジャック、右側面には上から「音量調整ボタン」「電源スイッチ」「ショートカットキー」「シャッターボタン」を配置している。「ショートカットキー」は、アプリを設定しておくと、そのアプリをボタン1つで立ち上げられる。

下側面
上側面
左側面
右側面
microHDMI入力端子とカバー
SIMカードスロット

 本体背面には、アウトカメラを搭載。上から12MP広角(16mm)カメラ、12MP望遠(70mm)カメラ、3D iTOFセンサー、12MP(24mm)メインカメラの3眼構成。レンズはドイツの光学機器メーカーであるカール・ツァイスの「ZEISS T*(ツァイス ティースター)コーティング」が施されている。カメラ部分は、Xperia 1 IIと変わらないが、Xperia 1 IIではカメラ部分が本体から少し浮き出ていたが、Xperia PROでは少しくぼんでおりフラットな背面に仕上がっている。

 背面パネルは樹脂製となっているが、高級感がありしっかりしている。ソニーモバイル担当者によると、プロフェッショナルが現場で使用することを想定し、グリップ感があり手に馴染む素材を選んだという。

本体背面
レンズ

一眼レフカメラと接続

 Xperia PRO最大のポイントとなる、一眼レフと接続する「HDMI入力機能」と「USBテザリング機能」。

 「HDMI入力機能」では、一眼レフのモニターをXperia PROの画面で確認できる機能。モニターの画をピンチイン/アウトで拡大縮小できるため、ピント調節時に細かい部分を拡大して確認できる。

 また、HDMIで受像した映像をストリーミング配信できる。

 「USBテザリング機能」では、一眼レフカメラで撮影した写真や動画データを、FTP転送などで転送できる機能。5G通信エリアであれば、大容量のデータもすぐに送信できる。

HDMI入力機能-カメラのモニター
設定画面
方眼を切り替えられる
Xperia Proとα1
同日発表されたソニーの最新一眼レフカメラα1と接続
HDMI入力機能-ストリーミング配信
StreamYard(ストリームヤード)でライブ配信している様子

電波の強度を視覚化できる「Network Visualizer」

 Xperia PROでは、ミリ波による5G通信をサポートしている。

 ライブ配信時など、電波の強度を気にするユーザーに安心感を与えるために電波の強度を視覚化できるアプリ「Network Visualizer(ネットワークビジュアライザー)」を搭載する。

 同アプリでは、4GLTE、5G Sub-6、5G ミリ波の3種類の通信の通信速度を確認できる。また、ミリ波の場合は端末のどの方向から電波を拾っているのかを確認できる。

「Network Visualizer(ネットワークビジュアライザー)」アプリ
縮小表示もできるため、ライブ配信しながら電波状況を確認できる
主な仕様「Xperia PRO」
項目内容
サイズ約171×75×10.4mm
重さ約225g
チップセットSnapdragon 865
メモリー12GB
ストレージ512GB
ディスプレイ約6.5インチ21:9有機ELディスプレイ
解像度3840×1644
アウトカメラ12MPメインカメラ
12MP広角カメラ
12MP素望遠カメラ
インカメラ8MP
バッテリー容量4000mAh
ワイヤレス充電-
おサイフケータイ-