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MNP手数料、4キャリアすべて無料へ――無料化時期やこれまでの動きをまとめる
2021年1月13日 06:00
最終更新 2021年3月11日 11:00
初出日時 2021年1月13日 06:00
NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルは、来春から携帯電話番号ポータビリティ(MNP)転出手数料を無料化する。
本記事では、各キャリアの無料化スケジュールや政府の方針などの本誌記事をまとめる。
MNP転出手数料無料化スケジュール
ドコモは、4月1日にMNP手数料を廃止する。オンラインと店頭どちらで手続きしても手数料はかからないが、3月31日までに予約番号を取得した場合、4月1日以降の転出でもMNP手数料が必要。
KDDIと沖縄セルラーは、MNP手数料を4月1日に廃止する。店頭、Web、電話窓口いずれも無料になる。4月以降の転出であれば、3月31日までに予約番号を取得していても手数料はかからない。
ソフトバンクは、2021年3月17日にMNP手数料を廃止する。オンラインでは、これまで9時~20時までの受付だったMNPの手続きを24時間化する(時期未定)。
楽天モバイルは、11月4日9時~MNP手数料を無料化した。同日の発表会で「ZERO宣言」を打ち出し、MNP手数料のほか、契約事務手数料などの各種手数料も無料化対象にしている。
キャリア | 無料化時期 | 条件など |
---|---|---|
NTTドコモ | 2021年4月1日 | オンライン・店頭問わず無料化 3月31日までに予約番号を取得し、4月1日以降に転出する場合は、手数料3000円が必要 |
KDDI | 2021年4月1日 | オンライン・店頭問わず無料化 3月31日までに予約番号を取得しても、4月1日以降の転出であれば無料 |
ソフトバンク | 2021年3月17日 | オンライン・店頭問わず無料化 オンラインでの受付を24時間化(時期未定) |
楽天モバイル | 無料化済み(2020年11月4日9時~) |
これまでの動き
- 8月27日
- 総務省有識者会合、オンラインでのMNP転出手数料の無料化などをすすめるべきと報告
- 10月27日
- 総務省、MNP手数料の原則無料化方針を打ち出す
- 10月28日
- ソフトバンク、MNP手数料無料化を発表
- 11月2日
- 総務省が正式に「MNP」ガイドライン案を公開
- 11月4日
- 楽天モバイル、MNP手数料無料化を発表
- 12月18日
- 総務省、改正MNPガイドラインを発表
- 12月18日
- NTTドコモ、MNP手数料無料化を発表
- 2021年1月12日
- KDDI、MNP手数料無料化を発表
- 2月18日
- ソフトバンク、MNP手数料無料化を3月17日から開始と発表