レビュー
ホームボタンのない「iPhone」、どんな風に操作する?
2018年9月15日 10:00
13日に発表された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」は、いずれもホームボタンを搭載していない。
2017年の「iPhone X」から採用された形式で、その分、ディスプレイ面積を広くしている。新モデルの発売前に、「iPhone X」での使い方を通じて、ホームボタンなしでの操作方法を振り返ってみよう。
代わりになるのは「バー」
「iPhone X」で、ホームボタンの代わりとなる操作は、画面最下部に表示されるバーをスワイプする、というものだ。このバーの表示エリアは小さく、場合によっては背後にコンテンツが表示されたりもする。
バーはタップしても反応せず、誤操作も少ない。上方向に払うようにスワイプすればホーム画面に戻る。この操作、一度慣れてしまうと他の機種でも使いたくなるくらい快適だ。
Appスイッチャーの出し方
払うようにスワイプするのではなく、ドラッグするように画面中央あたりで指を止めると、Appスイッチャー画面が表示される(ホームボタンの2回押しと同じ)。ちなみに「iPhone X」のAppスイッチャーは、アプリサムネイルを長押ししてからスワイプしないと削除できない。
Appスイッチャーを表示させずとも、バーを左右にスワイプして、直前に使っていたアプリに切り替えることもできる。これは「ホームボタン」の操作にはないオリジナルの機能だ。
簡易アクセスをオンにする
画面の上半分を下にずらし、片手操作をしやすくする「簡易アクセス」の機能は、「設定」アプリの「一般」「アクセシビリティ」でオンにしておくと、このバーを下にスワイプするように操作することで切り替わる(ホームボタンのダブルタップと同じ)。この機能はバーが表示されていないホーム画面でも使える。
コントロールパネルの呼び出し
コントロールパネル呼び出しの操作は、ホームボタン搭載モデルだと、画面下部から上にスワイプする操作だったが、「iPhone X」では、ホーム画面の呼び出しとかぶるため、右上から下へのスワイプに変更されている。
ちょうどノッチの右側からスワイプダウン、と覚えておけば良い。ノッチおよびノッチ左側からのスワイプダウンは通知表示となっている。
文字入力で感じる余白の意味
「iPhone X」で文字入力するときは、キーボードの下にちょっと広めの余白があり、そこにキーボード切り替えボタンと音声入力ボタンが表示される。この余白、一見するとなんだか無駄なスペースにも見えるのだが、キーボードの位置が下過ぎると指が届きにくく、日本語フリックで「ん」の入力時などにホーム画面操作をしてしまいかねないので、けっこう意味のある余白だったりする。少なくとも筆者は「ん」を入力しようとしてホーム画面を表示させたことはない。
サイドボタンの使い方
ホームボタンがなくなった影響で、右側面のボタンは「電源ボタン」ではなく「サイドボタン」という呼称に変わり、長押しはSiriの呼び出しになった。電源オフはサイドボタンと音量ボタン上の長押し。
また、スクリーンショット撮影もサイドボタンと音量ボタン上の短押しになっている。