レビュー

「Android One X2」ミニレビュー(編集部石井)

HTCの強みを生かしたオーディオ性能

 「Android One X2」は、Y!mobile(ワイモバイル)が12月8日に発売した、HTC製のAndroid Oneスマートフォン。端末を握って操作する「Edge Sense」、前面・背面の1600万画素カメラ、ハイレゾ対応のオーディオ機能などの特徴を備える。編集部スタッフの視点から、「Android One X2」を紹介する。

編集部・石井

 ワイモバイルのAndroid Oneシリーズの中では、ハイスペックなモデルとなる「Android One X2」。

 最新のAndroidがいち早く配信されるこのシリーズは、プリインストールのホーム画面やアプリが標準化されており、メーカーが手を加えられる余地は少ない。

 しかし、この「Android One X2」は、HTCの強みを十分取り込んでいるように思えた。デザインは、背面~側面にかけて丸みを付けた平べったい形状で持ちやすい。同世代のフラッグシップ「HTC U11」と近いテイストの、玉虫色のコーティングが印象的だ。

Android Oneシリーズ共通のユーザーインターフェイスを搭載。プリインストールアプリも抑えられている
イヤホンジャックはない。付属の有線イヤホンはType-Cポートに接続して利用する

 USB Type-C端子に接続するタイプのイヤホンが付属している。耳の形状にあわせて自動でチューニングを加える機能を備え、アクティブノイズキャンセルも利用可能だ。ハイレゾで音楽を聴いてみると、付属イヤホンとは思えないくらい表現力が高い。

 一方で、3.5mmイヤホンジャックは非搭載で、変換アダプターも付属しない。ここはデメリットと言えるだろう。

付属のイヤホンを耳に合うチューニングに自動設定する「オーディオプロファイル」。ボタンを押すだけ、数秒で完了する。アクティブノイズキャンセルも利用可能だ

 今回は詳しくは述べないが、カメラは暗所に強く、白飛びは抑えられている。HTC U11譲りの「握る」機能も搭載し、シャッターに使える。

 共通の操作性を備えつつも、見どころは多いこの端末。Android Oneシリーズのフラッグシップにふさわしいモデルかもしれない。

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