レビュー
「ZenFone 4 Pro」ミニレビュー(編集部石井)
安心して使えるハイスペックだが、“もう一押し”が欲しい
2017年11月17日 18:11
「ZenFone 4 Pro(ZS551KL)」は、ASUS製のAndroid 7.1.1搭載スマートフォン。光学2倍ズームのデュアルカメラやハイレゾ再生機能などを搭載、国内3キャリアのネットワークをサポートする。ケータイ Watch 編集部スタッフの視点から「ZenFone 4 Pro」を紹介する。
編集部・石井
クアルコムの最新チップセット「Snapdragon」に、6GBとかなり余裕のあるメモリーを搭載した「ZenFone 4 Pro」。SIMフリースマホでもトップクラスのハイスペックだ。
実際に使ったときの動作も余裕を感じる。画面遷移のアニメーションなども最適化されているらしく、どの画面もキビキビ表示されるし、ブラウザーでWebサイトを開いてもサクサクさを感じる。3Dをゴリゴリ動かすゲームやベンチマークで試しても、背面がほんのり暖かいかなと感じる程度で、安定感は随一と言えそう。
“光学2倍”のデュアルカメラによるズームや、3キャリア対応のデュアルSIMも便利だ。バージョン4.0になった「ZenUI」はいい意味で主張しすぎず、洗練されている。プリインストールアプリも多くを削減し、必要十分のものだけを揃えた印象だ。他のスマートフォンから乗り換えても、違和感なく使うことができるだろう。
一方で、税抜で9万円弱という価格を考えると、積極的に「使ってみたい」と思わせる差別化要素が不足しているように思ったのも事実。いい意味でオールマイティに使えそうな「ZenFone 4 Pro」だが、“もう一押し”が欲しいところだ。
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