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ノートPCのようにも使える、10インチタブレット「Xperia Z4 Tablet SOT31」

 ソニー製「Xperia Z4 Tablet SOT31」は、10.1インチディスプレイを搭載するAndroid 5.0タブレット。NTTドコモに続き、auの2015年夏モデルとして発売される。発売は7月中旬の予定。価格は未定。

「Xperia Z4 Tablet SOT31」

 外観は、Xperia Zシリーズでお馴染みのオムニバランスデザインを踏襲し、同じくauの夏モデルとなる「Xperia Z4」に似たデザインに仕上げられた。ただし、いくつか異なる仕上げになっている部分もある。たとえば背面がガラスの「Xperia Z4」に対して、「Xperia Z4 Tablet」では樹脂素材を採用。「Xperia Z4 Tablet」の側面もアルミフレームではなく樹脂素材。角の部分はメタルパーツ(Xperia Z4では透明樹脂と金属調に塗装した樹脂の組み合わせ)になっている。過去のモデルである「Xperia Z2 Tablet」と比べ、額縁は左右が約25%、上下で約17%、小さくなった。

「Xperia Z4 Tablet SOT31」ホワイト
ブラック

 チップセットも「Xperia Z4」と同様で、MSM8994(2GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコアのオクタコア構成)、32GBのストレージ、3GBのメモリとなる。Android 5.0搭載で64bit対応となり、これまでのAndroidより高速な動作が可能になった。

 別売りのBluetoothキーボードに「Xperia Z4 Tablet SOT31」を装着すると、ノートパソコンのように折りたためる。Windowsのスタートメニューのような画面、あるいはタスクバーのアプリランチャーといった機能が用意されるほか、日本語入力時にはファンクションキーを使った変換もできる。たとえばF7を押せば全角カナ、F10は半角アルファベットといった形だ。タッチパッドも備え、画面に触れずとも操作できる。一方でホームキーも用意されており、Androidならではの操作感に対応した。またマイクロソフトのOfficeアプリがプリセットされる。

 今回より提供されることになった、auの新機能「auシェアリンク」により、2015年夏以降に登場するタブレットとスマートフォンの連携が深まった。この機能は、Bluetoothでペアリングしておけば、Miracastの仕組みを使って、タブレットからスマートフォンを操作できるというもの。一般的なMiracastではスマートフォン側から操作を開始しなければならないところ、auシェアリンクではタブレット側から利用できる。タブレットの画面の一部にスマートフォン画面が表示される。電話がかかってきたり、メールが届いたりすると、タブレット側にも通知が出る。

 大きさは約254×167×6.1mm、重さは約393g(暫定値)。バッテリー容量は6000mAhで、脱着はできない。約810万画素のメインカメラ。約510万画素のサブカメラを装備し、テレビ機能(フルセグ/ワンセグ)、Bluetooth 4.1、NFC、防水・防塵をサポート。おサイフケータイ(FeliCa)や通話は非対応。LTEとWiMAX 2+に対応し、どちらの通信方式でもキャリアアグリゲーションによる高速通信が可能となっている。

関口 聖